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『ドイツ路面電車ルネサンス――思想史と交通政策』(論創社、2024年)の刊行

 

 20247月に、『ドイツ路面電車ルネサンス――思想史と交通政策』(論創社)を上梓します。

 本書の内容は次のようになっています。

 本書は、近代における交通と移動性の普遍的意義に関する考察から始め、前世紀初頭における路面電車の隆盛、前世紀中葉におけるその没落、そして前世紀末におけるそのルネサンスに至る過程を再検討しています。ドイツ路面電車ルネサンスの意義が、都市交通政策及び近代思想史のコンテキストにおいて解明されています。とりわけ、公共交通手段である路面電車を思想史的観点から討究するという研究方法は、本邦の読書界において人口に膾炙されていません。しかし、この交通政策史における画期的事象は、近代の時代精神によって必然的に産出されたと考えています。同時に、このルネサンスがほとんどの都市において生じなかった不可避的理由もあります。その論拠を解明したと考えています。

 もちろん、この意図が成功するか、否かは、本書の内容に依存しています。400字詰め原稿用紙で600枚程度の分量があります。当初の想定では、1,000枚を越えていましたが、この事象の事例研究、ハレ及びベルリンの路面電車の延伸過程に関する具体的な研究部分を削除して、その理論編だけを先行出版することになりました。本書の刊行後、『ドイツ路面電車ルネサンスの現実態――栄光と挫折(仮題)』として出版する予定です。

論創社

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