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【5.理想的人間像への精進 5.6 他者との関係、その二、清濁を併せ呑む】

「珈琲時間」7 【地底国教授の憂鬱と矜持】

「珈琲時間」7.2 【地底国教授の勤務状況

 

 国立大学教授である限り、東京大学教授であろうと、地底国教授であろうと、若干の給与の差異を除けば、大差ない。もっとも、その微妙な差異が気になることもある。地底国教授は、おそらく東京大学教授の約半分ほどの給与しかない。海外研修を受ける機会も、東京大学教授に比較するとかなり困難である。人員削減の影響で、日常業務に差し障りが生じるからだ。知人が東京の有名大学において教授をしているが、彼が講義を免除され、半年間、海外研修を実施している。このような挨拶状を受け取ると、羨ましいと心底思う。地底国では、予算の関係もあり、数年に一度、数週間の海外研修ができるだけだ。もっとも、コロナヴィールス-19( Coronavirus SARS-CoV-2)の影響で、2021年度、2022年には、海外に出張する機会、さらには国内での出張も皆無である。大学行政、学会に関しては言えば、すべての会議は、オンラインで開催することが、通例化している。東京大学教授であろうと、地底国教授であろうと、この疫病は平等に作用している。

  地底国教授であれば、その勤務形態は社会的標準からすれば、かなり緩やかである。朝、8時集合ということは、1年間でほんの数日である。フレックスタイム制が採用されているからだ。近所の八百屋の大将から羨ましがられている。

  もっとも、大学行政が佳境にいると、夜23時ころ、タクシーで大学に駆け付つけることもあった。朝の会議資料を作成するためである。部署によっては、夜20時から会議ということもあった。大学も、かつての象牙の塔ではないからだ。社会の一般企業と同様な側面を持っている。年度、役職によって落差が大きい。そのような事態を八百屋の大将は、知る由も無い。こちらも、説明しない。どのような職業にも、負の側面はあるからだ。八百屋の大将もまた、人に説明できない側面を抱えている。

 

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