« 20180529 2018年5月25日 空間放射線量が2倍に 函館市 | トップページ | 討論 君主制 »

討論 路面電車

路面電車ルネサンス、とりわけ宇都宮市の事例を考察する。
討論参加者は、7月1日日曜日24時までに、コメント欄にその主張を張り付ける。

コメントは、7月2日以降に公開されます。それまでは、表示されません。安心して、コメントを張り付けてください。

締め切りました。

|

« 20180529 2018年5月25日 空間放射線量が2倍に 函館市 | トップページ | 討論 君主制 »

近代という時代認識」カテゴリの記事

コメント

「地域における路面電車ルネサンスの意義について」(全1910文字) 昼寝大好

今回、路面電車ルネサンスの意義について論述するのにあたって、とりわけ近年、日本の多くの地域で問題になっている人口減少、高齢化に焦点をあてて意見を述べていきたい。また、その際に例として宇都宮市電を取り上げて、その意義について述べたい。
 まず、はじめに日本における路面電車の流れについてまとめたい。路面電車は1930年代頃には最盛期を迎えて重要な都市交通の一部を担っていたとされている。しかし、モータリゼーションの中で路面電車は渋滞の原因のひとつであるとされて、1950~1960年代にはその多くが廃止されるようになっていった。そして、20世紀以降、環境保全や交通渋滞緩和という観点から路面電車が見直されるようになってきている。この流れの中で同じく渋滞問題や環境問題を抱える宇都宮市においても路面電車の導入が進められている。
上段でまとめたことから、路面電車は一時的にその数を減らしていったが、近年では見直されて、宇都宮市のように公共交通手段の一部として導入が進められていることがわかった。しかし、路面電車の導入について高齢化や人口減少が叫ばれる日本において、路面電車を赤字から回避して地域住民の交通手段の一部として維持、存続させることは可能なのだろうか。この点について宇都宮市を中心に取りあげて考察していきたい。
はじめに、高齢化に焦点を当てて考えたい。宇都宮市では宇都宮市電はこれからの人口減少及び高齢化社会においてコンパクトシティを作り上げるものの一つとしている。実際に宇都宮市では、今までの中心街を離れた東側に工業団地や小学校といった、いわゆるニュータウンが形成されていて、現在はこの中心街とニュータウンの間で交通渋滞が発生している。交通渋滞が発生しているということは、それだけの人々がこの間を行き来する必要があるといえるだろう。そして、高齢化の中で自動車に乗ることができない人が増えることが予想される中で、コンパクトシティの形成や地域住民にとって路面電車がバリアフリーであるという点を含めても、これから必要とされてくることが考えられる。このことは宇都宮市に限られたことではなく、日本の多くの地域についても同じことが言えるのではないだろうか。
次に、人口減少という点に焦点をあてて考えてみたい。先に述べたように宇都宮市では中心街の東側に工業団地が作られたことで人口が増加し、それに伴って小学校やショッピングモールが作られてニュータウンが形成された。これについて、もしこの工業団地が廃れていった場合、この地域の人口が他の都市や地域に流出していくことが考えられるのではないだろうか。実際に企業の工場がより安い労働力を求めて海外に工場を移したことにより、多くの地域で工場が閉鎖して職を失った人々が新しい職を求めてより都心へと流れていった事例は少なくないことから、全くあり得ない話ではないのではないのではないだろうか。このようになった場合、市電を利用する人が減少してしまい、結果として路面電車を維持することができなくなり、結果として路面電車の導入経費が赤字として残ってしまうことが考えられるだろう。また、このことは人口減少が進む日本において宇都宮市に限られたことではなく多くの地域に当てはまるのではないだろうか。
しかし、人口減少という問題があったとしても、一方では高齢化という側面から公共交通を考えると、これからの地域住民にとってはあった方が良いということも事実だろう。そこで次に、人口減少の中で路面電車を維持することは可能であるのか考えてみたい。JR九州などのように、経営努力によってコンセプトのある列車などによって、バランスをとって赤字路線を維持している企業があることから、利用者が少なくても路面電車を維持することは努力次第で可能であるといえるのではないだろうか。とりわけ、宇都宮の路面電車は市電であるということから、利用者がいるのにも関わらず赤字の為に維持できなくなることは、民間企業の運営によるものと比較して考えにくいだろう。
以上のことから路面電車は現代の日本の地域の多くが抱えている問題を解決することができるという点で、地域における政策のひとつとして有効であり、路面電車ルネサンスは地域にとって意味のあることなのではないだろうか。また、上段で述べてきたように、とりわけ宇都宮市電は宇都宮市の抱える問題を解決できる上に、一時的なものではなく人口減少のなかでも持続的に維持できる方法も考え得ることから、これからの宇都宮市における公共交通の一部として期待され得ると考える。

参考資料
http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/kurashi/kotsu/lrt/1014331.html

投稿: 昼寝大好 | 2018年7月 2日 (月) 02時46分

「地域における路面電車ルネサンスの意義について」(全1910文字) 昼寝大好

今回、路面電車ルネサンスの意義について論述するのにあたって、とりわけ近年、日本の多くの地域で問題になっている人口減少、高齢化に焦点をあてて意見を述べていきたい。また、その際に例として宇都宮市電を取り上げて、その意義について述べたい。
 まず、はじめに日本における路面電車の流れについてまとめたい。路面電車は1930年代頃には最盛期を迎えて重要な都市交通の一部を担っていたとされている。しかし、モータリゼーションの中で路面電車は渋滞の原因のひとつであるとされて、1950~1960年代にはその多くが廃止されるようになっていった。そして、20世紀以降、環境保全や交通渋滞緩和という観点から路面電車が見直されるようになってきている。この流れの中で同じく渋滞問題や環境問題を抱える宇都宮市においても路面電車の導入が進められている。
上段でまとめたことから、路面電車は一時的にその数を減らしていったが、近年では見直されて、宇都宮市のように公共交通手段の一部として導入が進められていることがわかった。しかし、路面電車の導入について高齢化や人口減少が叫ばれる日本において、路面電車を赤字から回避して地域住民の交通手段の一部として維持、存続させることは可能なのだろうか。この点について宇都宮市を中心に取りあげて考察していきたい。
はじめに、高齢化に焦点を当てて考えたい。宇都宮市では宇都宮市電はこれからの人口減少及び高齢化社会においてコンパクトシティを作り上げるものの一つとしている。実際に宇都宮市では、今までの中心街を離れた東側に工業団地や小学校といった、いわゆるニュータウンが形成されていて、現在はこの中心街とニュータウンの間で交通渋滞が発生している。交通渋滞が発生しているということは、それだけの人々がこの間を行き来する必要があるといえるだろう。そして、高齢化の中で自動車に乗ることができない人が増えることが予想される中で、コンパクトシティの形成や地域住民にとって路面電車がバリアフリーであるという点を含めても、これから必要とされてくることが考えられる。このことは宇都宮市に限られたことではなく、日本の多くの地域についても同じことが言えるのではないだろうか。
次に、人口減少という点に焦点をあてて考えてみたい。先に述べたように宇都宮市では中心街の東側に工業団地が作られたことで人口が増加し、それに伴って小学校やショッピングモールが作られてニュータウンが形成された。これについて、もしこの工業団地が廃れていった場合、この地域の人口が他の都市や地域に流出していくことが考えられるのではないだろうか。実際に企業の工場がより安い労働力を求めて海外に工場を移したことにより、多くの地域で工場が閉鎖して職を失った人々が新しい職を求めてより都心へと流れていった事例は少なくないことから、全くあり得ない話ではないのではないのではないだろうか。このようになった場合、市電を利用する人が減少してしまい、結果として路面電車を維持することができなくなり、結果として路面電車の導入経費が赤字として残ってしまうことが考えられるだろう。また、このことは人口減少が進む日本において宇都宮市に限られたことではなく多くの地域に当てはまるのではないだろうか。
しかし、人口減少という問題があったとしても、一方では高齢化という側面から公共交通を考えると、これからの地域住民にとってはあった方が良いということも事実だろう。そこで次に、人口減少の中で路面電車を維持することは可能であるのか考えてみたい。JR九州などのように、経営努力によってコンセプトのある列車などによって、バランスをとって赤字路線を維持している企業があることから、利用者が少なくても路面電車を維持することは努力次第で可能であるといえるのではないだろうか。とりわけ、宇都宮の路面電車は市電であるということから、利用者がいるのにも関わらず赤字の為に維持できなくなることは、民間企業の運営によるものと比較して考えにくいだろう。
以上のことから路面電車は現代の日本の地域の多くが抱えている問題を解決することができるという点で、地域における政策のひとつとして有効であり、路面電車ルネサンスは地域にとって意味のあることなのではないだろうか。また、上段で述べてきたように、とりわけ宇都宮市電は宇都宮市の抱える問題を解決できる上に、一時的なものではなく人口減少のなかでも持続的に維持できる方法も考え得ることから、これからの宇都宮市における公共交通の一部として期待され得ると考える。

参考資料
http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/kurashi/kotsu/lrt/1014331.html

投稿: 昼寝大好 | 2018年7月 2日 (月) 02時43分

宇都宮市のLRT導入について1530字  不老不死

 日本では、現在身近な公共交通機関として電車やバスなどが使われているが、いくつかの都市では市電も利用されている。市電が走っていない地域に住んでいる人々にとってはなじみのないものであり、市電が利用されている都市でも路線が少なくなってしまった所や、全面的に廃止されてしまった都市も存在している。市電は現在の日本全国において、利用されていない都市では特に、その他の公共交通機関に比べるとあまり一般的なものではない。しかし、そのような都市の一つである栃木県宇都宮市ではそんな市電を利用した新たな計画が始められている。
 宇都宮市では、現在主な公共交通機関としてバスが利用されているが、バスだけでは渋滞が起こりスムーズな移動ができないという事や、路線が多く目的地までの移動の仕方が分かりづらいなどの問題点を抱えている。そんな宇都宮市が目を付けたのがLRTである。LRTというのは、Light Rail Transitの略で、ライトレールと呼ばれる次世代型の路面電車のことである。LRTの利点は、従来の路面電車とは違って、電車の床が低くなっているため、乗り降りがしやすくなっている点や、騒音や揺れが少ないため乗り心地も良く地域住民の迷惑にもならないという点などがある。また、バスやタクシーなどとは違い、路面電車は車とは別の専用の線路を走るため渋滞のないスムーズで快適な移動も可能になるというメリットもある。では反対にLRTを利用することにどのようなデメリットが存在するのかというと、計画にかかる費用が多くかかるという事や、利用者が少なく無駄になってしまうのではないかというリスクがある可能性があるという事である。実際に市電というのは現在も走っている都市もあれば、衰退してしまい利用されなくなった都市も存在する。しかし、現在の宇都宮市の交通状況を考えると新たな移動手段としてのLRTは地域の住民にとって非常に魅力的なものであり、通勤や通学、買い物や様々な用事など幅広い用途で利用できるものなのである。さらに、日本では現在高齢化も進んでおり、車を乗ることが難しくなったお年寄りや少し離れた場所まで移動したいというお年寄りにとっても、十分利用価値のある乗り物である。地域の発展にはコストがかかるというのは当たり前のことであり、LRT計画がうまくいけば、宇都宮市の交通状況は改善され、快適で生活のしやすい街として今後発展していくことも可能である。LRTを初めて導入した富山県では成功を収め、収益、利用者の増加へとつながったという事例もある。また、昼間の高齢者の利用が大幅に増えたというデータもあり、以前よりも高齢者が外出をしてどこかへ出かけることが多くなったという結果も出ている。このようにして、LRTの導入は地域に活性化とともに、地域住民の活性化にもつながるという効果もあるという事である。
 このようにして、宇都宮市ではLRT導入を通して町の交通状況の改善を進めるとともに、よりよい街へと発展させていくという計画が進められている。前例である富山市では成功しているが、宇都宮市でも成功するとは限らない。しかし、宇都宮市によるLRT導入への入念な計画や、他の交通機関との連携、地域の施設や住民の理解や協力があればLRTの導入と、その利用は十分に成功を収めることは可能なことである。まだ計画段階ではあるが、近い将来LRTは宇都宮市だけでなく、日本全国の都市で導入が検討され、一般的で地域にとって欠かすことのできない交通機関となっている可能性も秘めている。そのような交通機関であるLRTを宇都宮市が導入した場合は、今後の路面電車の発展へとつながることは間違いないことであり、日本における路面電車の重要度が高まる可能性を大きく秘めているのである。

投稿: 不老不死 | 2018年7月 1日 (日) 23時59分

宇都宮市では、車の保有数が多く、またバスの本数も多いため路線が複雑で乗り換えも大変で、交通渋滞も多くなっている。特にJR宇都宮駅前や東側のショッピングセンターを越えた先に工業団地があるため通勤通学や買い物で利用する人が多く、渋滞ができてしまっていた。これらの問題を解決するために宇都宮市ではLRTに取り組んだ。LRTとはLight rail Transitの略であり、昔ながらの路面電車とは違い最新の技術が反映されて、次世代型の路面電車である。特徴として、騒音や振動が少なく快適な乗り心地であること、車両の床が低く平らでホームとの間に段差や隙間がほとんどないこと、専用のレールを走ることで時間に正確な運行が可能になること、道路上を走るためほかの交通との連携がスムーズである事などが挙げられる。これらによって、宇都宮市が抱えている渋滞問題や環境問題を解決したり、地域衰退を改善するために必要なネットワーク型コンパクトシティを形成するための手段の一つとして期待されている。ただ、住民からはバスのほうが行きやすいとこらがあるなどの意見もあるため、完全に市電に移行するのではなく、二つをうまく併用することも重要であると考えられている。またトランジットセンター(複数または異種の交通手段も接続が行われる場所)を設置することによって乗り換えしやすくしたり、そこからの空間作りを行う。LRTは渋滞からの解放だけを目的にしているのではなく交通手段がなくて外出することを我慢している高齢者を外出させるきっかけづくりにもなる。買い物難民を助ける役割がLRTにはあり、タクシー、バス、LRTなど様々な公共交通機関を併用したり、市民生活を支えたり、人口が減少している宇都宮市が生き残るために、移動という面で支えるなどという目的がある。LRTによって高齢者をはじめとした買い物難民を救うだけでなく、野球場や企業の工場があるテクノポリス(日本における高度技術集積都市)地帯では、小学校ができたり周辺には大きなサッカースタジアムや公園がある。このことより買い物難民を救うことや、渋滞緩和だけでなくスポーツやレジャーを楽しむ人の移動手段になることが期待される。しかしながらLRTに対して、「さらに自動車による渋滞を引き起こす」や「導入には多額のお金がかかる」などの意見は多くあるが整備されることによって生活が豊かになるのではないかと考える。LRTは省エネ性にも優れている。マイカーを持つようになってから渋滞や排気ガスが問題になった。LRTは自動車の排気ガスを抑えるだけでなく、騒音問題も軽減することができる。また排気ガスにかんしてもライトレールが乗客を1人を1km運ぶのに自家用車に比べて約半分で済むようになっている。このように様々な面においてLRTの存在価値は大きいのではないかと考えた。

投稿: 打倒巨人 | 2018年7月 1日 (日) 23時54分

政治学概論 レポート   
                                6257 半田圭輔
自分はこの講義を受けるまで宇都宮で路面電車を建設しようとする計画があることを知らなかった。路面電車といわれて最初に思い浮かべたのはやはり函館にある市電だ。身近な場所に路面電車があるのでこの話題については考えやすかった。
 宇都宮で路面電車を建設する計画があると知り、まず初めに思ったのはなぜ今更ということだ。自分は路面電車はこれからの時代淘汰されていく存在だとばかり思っていた。函館の路面電車を見てみても、移動の手段というよりは観光名所であるという意味合いが強いと考えている。当然自分は利用するが頻度は決して高くない。
 自分がなぜ今更宇都宮に路面電車を建設しようとしているのか考えたときに真っ先に思いついたのは町のシンボルにしようとしているためだと考えた。自分の宇都宮に対するイメージは餃子くらいしかない。これを補強するために路面電車を建設しようとしているのではないかと考えた。逆に心配に思うこともあった。突然路面電車が建設されたら町の住民は前とは交通規制がガラッと変わり困惑するのではないかと考えた。これは自分の経験なのだが、路面電車がない場所で免許を取得した人間は路面電車のある街で運転する時少なからず動揺する。確かに教習所では路面電車のある街ではどのように運転すればよいか座学で教えてくれる。しかし座学で教わるのと実際に運転するのでは全く違う。自分は函館で初めて運転したとき標識などの意味は全然覚えてなかったし、何よりとなりを車以外の乗り物が並走していることにかなり違和感を覚えた。函館の場合他の人間は路面電車に慣れているのでついていけば何とかなる。しかし路面電車がなかった街にいきなり導入するのはドライバーは不安に思うのではないかと考えた。
 次に講義を聞いて思って事を書いていこうと思う。バスと一人当たりの車の保有台数が多く渋滞が頻繁に起こるから路面電車を建設すると聞き、少し違和感を覚えた。自分は路面電車を建設すれば道の幅が狭くなり、より悪化するのではないかと考えたからだ。路面電車の分の道幅を確保できるならばその分道を広げればいいし、路面電車の建設=渋滞の解決とはならないのではないか。路面電車を建設しても今までの通勤通学の手段をを変えてでも路面電車を使う人はいるのだろうか。市が何らかの形で路面電車の利用を促すことは必要だと思う。
 一方でいいと思った点は環境に良いという点である。二酸化炭素の削減だけではなく、騒音などの地域的な環境問題を解決できるという点は、住民にとってもとても喜ばしいことだろう。しかしこれも上記にあるように住民が路面電車を利用してくれればということが条件になってくる。いかに住民が路面電車に乗りたがるような政策を市が実施するのかがとても重要なのではないか。
 宇都宮のような規模の町での車以外の交通手段として最も優れたもの何かと考えたときに路面電車は最適解になりうるのではないかと考えた。宇都宮よりも大きな町、例えば横浜や大阪、名古屋といった町では電車をたくさん建設するのがいいと自分は考える。宇都宮よりも小さな街ではバスや自家用車のほうが都合がいい。このように考えると宇都宮は電車や地下鉄を建設するには小さすぎて、バスや自家用車を主流にするには多きすぎる街であるというのは現状からもよくわかる。この講義を受けるまで路面電車は前時代的であると考えていたが、電車の正確性とバスの導入コストの安さの両方のいい面を持ったものであるという新たな認識が持てた。もちろんすべての街で路面電車の良さを発揮できるとは限らないが、宇都宮においては路面電車はとてもいい選択になるのではないかと思う。
1514文字

投稿: 十人十色 | 2018年7月 1日 (日) 23時54分

「宇都宮市のLRT構想」 株価暴落(1723字)

1.はじめに
 栃木県宇都宮市では、次世代型路面電車(LRT)の導入に向け現在、整備工事が行われている。宇都宮市が抱える交通課題においてLRTがどのように機能し、また今後の運用における課題は何かを考察する。
2.導入に至る経緯
 JR宇都宮駅へ至る道路は朝夕の通勤通学における交通渋滞が起こる地域である。
まず、LRT導入までの経緯としては1993年の栃木県と宇都宮市などによる「新交通システム研究会」が発足、市議会も「都市構造問題調査特別委員会」を設置した。2004年にはLRT推進派の福田富一知事と佐藤栄一市長が当選した。しかし、2007年になると「LRTを反対する会」が市に計画の白紙撤回を申し入れ、続いて県内バス大手の「関東自動車」が導入反対を示した。2012年にはLRT推進を公約に掲げる佐藤市長が3選。2013年には「阻止する会」が署名活動を開始し、3万512人の有効署名を集めた。こうした反対活動のなか、2014年にはLRT導入の是非をめぐる住民投票条例案を審議する宇都宮市の臨時議会が行われたが、賛成少数で否決した。(1) こうした背景から反対派はLRTの計画について説明や理解が十分ではないと主張した。2018年3月にはLRTの工事施行が国土交通省によって認可され、構想から半世紀を経て実現した。
3.導入のメリットと課題
 LRT導入のメリットとして通勤通学時の道路渋滞解消や市民の交通の利便性が向上する。
専用の路線を敷設することで遅延が少なく時間通りの運行が可能になり、路線バスに比べて予定を立てやすくなる。また、LRTの運行に伴って自家用車の交通量が減ると、交通事故のリスクも下がる可能性がある。LRTの車両自体にも他の交通機関にないメリットがある。LRTの車両は騒音や振動が少なく乗り心地が快適で、低床化された車両はホームとの間の段差や隙間がなく、誰でも乗りやすいユニバーサルデザインとなっている。
一方、最大の課題として採算性が挙げられる。「先進国で導入されているLRTは、大部分が赤字であり、LRT単独では採算性はとれない」(2)が、LRT導入の期待の声も多く上がっている。他にも軌道を敷くことで車道として利用できる道幅が狭くなり、自動車での通行が不便になる点もある。
4.市民の声
このLRT導入に関して宇都宮市民はどのように考えているのだろうか。国土交通省による運輸審議会の公聴会では以下のような意見が出た。(3)賛成派の意見として、「芳賀町から通学していた自身の体験からLRTはバスと比べ遅れることがなく、交通事故を回避できる」(4)という意見や「LRTやバスなど地域内交通の連携によって公共交通ネットワークの維持・発展につながり、地域全体にとって社会的・経済的効果がみられる」(5)という意見がある。
一方、反対意見としては「路線バスとの乗り換えが不便である、むしろ道路の整備をした方が良い」(6)という意見があり、「十分な事前説明がなく、市民の意見を聞いていない」(7)という批判もあった。
5.今後の課題
 宇都宮市のLRTにおける運用開始後の課題として採算性と乗り換えの問題がある。まず採算性ではLRT単独での採算は厳しいが、LRTが導入されることによる商業地やスタジアムなど地域経済への波及効果が期待される。LRTが地元住民の通勤・通学としての足だけではなく、市民が買い物や消費をするために活用すれば地域活性化にもつながる。また乗り換えの点においては、LRTは定刻通りに運行することが可能なためバスのダイヤを調節することでより便利で広範囲な乗り換えができるのではないだろうか。LRTの線路を中心とし、バスがその補完として家の最寄りのバス停からLRTの停留所、LRTの停留所から目的地といった交通ネットワークを構成することで細部に渡って交通手段を確保できる。
 LRTの運行により道路の渋滞緩和、公共交通機関の定刻運行、市民の交通の利便性が挙がるなど様々な効果が期待できる。また車両が乗りやすいため多くの人のニーズに合致しやすい。課題は未だ残っているが市民の待望する声も多くあったため、運行開始に期待が寄せられる。


参考文献
(1)『読売新聞』 2014年1月30日朝刊 「住民投票条例 否決 LRT巡り宇都宮市議会=栃木」
(2)栃木県LRT研究会 「LRTの導入、整備に関する研究中間報告書」 平成27年3月
http://www.u-cci.or.jp/wp_image/kassei/pdf/lrt_tyukanhoukoku2015.pdf (最終閲覧2018.07.01)
(3)国土交通省「宇都宮市、芳賀町及び宇都宮ライトレール株式会社からの軌道運送高度化実施計画の認定申請事案に関する公聴会」http://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/unyu00_sg_000215.html (最終閲覧2018.07.01)
(4)一般公述申出者 「公述書」  http://www.mlit.go.jp/common/001137509.pdf (最終閲覧2018.07.01)
(5)同上http://www.mlit.go.jp/common/001137502.pdf (最終閲覧2018.07.01)
(6)同上http://www.mlit.go.jp/common/001137490.pdf (最終閲覧2018.07.01)
(7)同上http://www.mlit.go.jp/common/001137495.pdf (最終閲覧2018.07.01)


投稿: 株価暴落 | 2018年7月 1日 (日) 23時03分

路面電車ルネサンスの展望 1529字 太田東小

宇都宮市は自動車中心の社会で生じる諸問題の解決に向けて「LRT」を取り入れようとしている。東西基幹公共交通LRT(Light Rail Transit)とは昔ながらの路面電車とは違い、最新の技術が反映された次世代型の路面電車である。その特徴として、①LRTの車両は、騒音や振動が少なく快適な心地、②車両の床が低く平らで、ホーム(乗り場)との間に段差や隙間がほとんどない、③専用レーンを走るため、時間に正確な運行が可能、④洗練されたデザインは、「まちのシンボル」になる、⑤道路上を走るので、ほかの交通手段との連携がスムーズなどがある。
騒音や振動が少ないことは、乗車している人の快適性を確保するのはもちろんのこと、近隣住民の生活に支障をきたすのを防ぐこともできる。また、静かであることで、今まで聞こえなかった自動車の接近音が聞こえ、事故を防ぐことが可能となる。騒音、振動という問題の解決はとても意義のあることであると言える。車両の床が低く平らであることは、幼児や高齢者、身体に障害をかかえている人々の路面電車利用を活発にする。乗車するのが困難である、乗車、降車の際に時間をかけてしまうことで他人の目が気になるといった人々の悩みを解消できることで多くの人々の利用を見込むことができる。また、乗車、降車にかかる時間の短縮によってスムーズな運行が可能となる。専用レーンの利用も様々な側面で役に立つことであると言える。まず、専用レーンを確保することで、他の車両との接触を回避することができる。そして、専用レーンであるからこそ、道路交通状況に影響されることなく時間どおりの運行ができる。LRTのまちのシンボル化であるが、これは路線周辺の観光施設との相乗効果によって宇都宮市に多くの観光客を呼び込むことができると考えられる。路面電車を見に来た人や乗りに来た人は、宇都宮市の観光施設を利用する。宇都宮市を観光に来た人は、観光地にアクセスしやすい路面電車を利用する。このような相乗効果によって宇都宮市の観光産業を盛り上げてくれるだろう。これも、観光地へのアクセスの良さのおかげであると言える。また、観光地へのアクセスとしてだけではなく、宇都宮市周辺に住む人々のことも考えた運行ルートも魅力的である。小学校、商業施設、工場、ショッピングモールなど住民の利用する施設へのアクセスもよい。
宇都宮市に観光に来た人、宇都宮市に住んでいる人にとって、宇都宮市のシンボルとなりうるのではないだろうか。道路上を走るということについては、市営バス、タクシーとの併用がしやすくなるという利点がある。「ここからここまでは路面電車」、「ここからは市営バス」というように効率よく宇都宮市内をめぐりたいときにとても役に立つのではないだろうか。ここまで、LRTの特徴について肯定的に捉えてきたが、いざ運行を開始したときにこのように行くかはわからないし、うまく行ったとしてその状況を維持できるかはわからない。宇都宮市の施設もそのまま残るものと残らないものがある。宇都宮市の変化に路面電車がどのように対応し、その利便性を確保していくかが課題となってくるのではないだろうか。もちろん簡単に路線を移動させるなんてことはできないから、新しく施設を作る側もLRTのことを考慮に入れて建築を勧めていく必要がある。住民、企業、宇都宮市、LRTが連携して宇都宮市のまちづくりに対して意見を交えることが、LRTの利便性を確保する上でとても大事なことになってくると考える。宇都宮市のLRTは日本の路面電車ルネサンスを牽引していくことができるのだろうか。他の交通機関にどのような影響を与えていくのか、また、宇都宮市をモデルとして路面電車を新設するような地方公共団体は現れるのか気になるところである。

投稿: 太田東小 | 2018年7月 1日 (日) 22時52分

宇都宮市ライトレール建設意義について 帯広三条 1567文字
 近年の社会問題となっている1つが環境問題であろう。CO2の排出量の増加をはじめとする人間の活動によって、問題化してきた。交通についても無関係ではなく、世界の人口爆発、そして今まで貧しかった人々が豊かになり、車を持つことができなかった人が車を持つことができるようになった。このような原因から、交通によるCO2増加していったと考えられる。環境問題を解決するために、交通の分野で期待されることは、公共交通機関の利用促進である。普段通勤で車を利用している人が、公共交通機関を利用して、通勤するだけでも、車の使用を制限できCO2削減の一歩となるのだ。では、ここで一つの疑問が上がる。既存のバスやその他の公共交通機関の充実を図れば、ライトレールを建設しなくてもよいのではないか。という疑問である。なぜライトレール建設計画を選んだのかという理由は、宇都宮市の交通事情が関係している。宇都宮市では、車を持っている人が多く、通勤ラッシュによる渋滞が問題化していた。ここで、バスなどの公共交通機関を充実させてもバスは結果的に道路を利用するので、環境問題の解決にはつながるかもしれないが、渋滞という問題が解決されないために宇都宮市はライトレール建設を計画している。
 また、宇都宮市がライトレール建設に至った理由としては、環境問題の解決だけではない。コンパクトシティ構想の一つとしてという理由もある。コンパクトシティとは公共施設や商業施設、住宅などを特定の区域に集めるまちづくり。市街地ににぎわいを取り戻す方策として2000年ごろから注目されてきた。人口減少が進むなか、東日本大震災の被災地でも検討されている。(朝日新聞 2015)コンパクトシティは東京オリンピック誘致の際にも目玉とされるなど、コストの面や人口減少している地域の商店街の活性化につながると期待されている。このような、コンパクトシティを目指すために、宇都宮市はライトレール建設計画を決定した。他にも、ライトレールは住宅街や駅から、スポーツ施設やショッピングセンターをつなぐ予定なので、市民の消費増加やスポーツ施設内にはJリーグの本拠地があるため、集客の増加にもつながり、経済効果も上がると考えられる。ライトレール建設計画前は高齢者にはタクシーやJR、バスの利用を促していたが、本数が足りないことや、値段が高いなどの理由から、利用できない人も多かったと考えられる。しかし、ライトレールが建設されることで、高齢者が移動しやすくなって外出が増えることが期待される。
 ここまでは、既存している問題の解決をするライトレールについて述べてきたが、ライトレール建設後に期待されることを述べていく。路面電車が走っている都市は札幌、函館、荒川、鎌倉、豊橋、富山、高岡、福井、堺、岡山、広島、松山、高知、長崎、熊本、長崎と限られた都市でしか存在していない。路面電車が走っている都市自体が少ないため、路面電車を見ることが観光になったり、街のシンボルになることが考えられる。他にも、ライトレールができることによって、ライトレールの駅周辺に大型ショッピングセンターの誘致やその他大型施設の新たな建設につながる可能性がある。人口面で見てみると、人口減少が進む中で、ライトレールの利便性から宇都宮市からの人口減少を防ぐことができるかもしれない。減少の歯止めどころか、大型施設の誘致に成功した際には人口の増加にもつながる可能性がある。 
 宇都宮市のライトレール建設には様々な意見が存在している。必ずしも、賛成ばかりではなく、反対意見も存在する。しかしながら、先ほども述べたように、ライトレール建設によって受ける恩恵が多いということがわかる。このようなことから、宇都宮市にはライトレールが必要である。

投稿: 帯広三条 | 2018年7月 1日 (日) 22時32分

「路面電車ルネサンス、とりわけ宇都宮市電の意義」 一石二鳥


まずはじめに宇都宮市電の基本的な情報から説明していきたい。宇都宮市電とは宇都宮LRT計画によって計画されている、宇都宮市内をつなぐ最新の技術が反映された次世代型の路面電車である。これには5つの特徴を持っており、①LRTの車両は騒音や振動が少ない。②車両の床が低く平らなためホーム(乗り場)との間に段差や隙間がほとんどない。③専用レールを走るため時間に正確な運行が可能になっている。④洗練されたデザインは「まちのシンボル」となる。⑤道路上を走るので他の交通手段との連携がスムーズ。となっている。そして、LRTは省エネ性にも優れており、乗客一人を1キロメートル運ぶごとに排出する二酸化炭素量が自家用車の約半分と推測されている。このデータは走行時の排出量に限った数値ではなく、車両の製造、維持管理、レールや鉄道の整備時による排出量を含めたものである。
 そして次にLRTを宇都宮市に路面を引くことでどういった効果が得られるのか、またどういった狙いのもと計画されるのかを述べていきたい。宇都宮市では基本的にバスと自動車での移動が交通手段として利用されているが、朝と夕方の時間帯はとても混雑しており、自動車道では交通渋滞がかなりの頻度で起きている。その影響もあり、高齢者を中心に交通手段がなくて外出を我慢したことがある人が半分近くいることが分かっている。そして、LRTだけではまかないきれない地域があったり、従来のバスのほうが移動がしやすいという声があるのも確かである。こういった人々の生活の質の向上のためにLRTが他の交通手段と連携し、LRTだけが機能して問題を解決するのではなく既存の交通手段を交えたネットワーク型のアクセス手段を確立していくことがLRT計画の骨子となる。そもそもLRT計画は宇都宮市のネットワーク型コンパクトシティの創造が目的とされている。人口減少や地域衰退などの様々な問題がある中で地域をコンパクトにして他の地域と連携しながら新たなまちづくりを促進していくことを念頭に置いてこの計画は進められる。これらの構想は日本ではまだ実践化されておらず、今までは道路を拡幅するか、あるいは迂回路として高速道路を新設することでしか改善の手段は取られていなかった。宇都宮市、栃木県そして国土交通省はこの常識を覆す構想を実現しようとしている。日本では富山でLRT路線がすでに引かれているが、それは既存の線路を使ってLRTを引いたものなので宇都宮市の計画しているものはそれのさらに先を行く構想である。この計画の原点となるのはドイツの1980年から1990年代において生じた政策である。
1950年から1960年代の都市交通政策担当者は動力化された個人交通を如何に拡大させるかしか考慮されていなかった。なぜなら動力化された個人交通が都市交通一般と同義として考えられていたためそれまでの政策が都市全体の利益と矛盾なく両立すると結論づけられていた。そのために今までの政策が動力化された個人交通を中心に構成されていき、路面電車ルネサンスのを撤去するに至ったのだ。
 これまでに宇都宮市の路面電車の有用性やLRT計画の目的を明確にし、路面電車ルネサンスが今までに政策として取り入れられなかった経緯、宇都宮市の現状と路面電車が与える影響を話してきたが、路面電車ルネサンスはその構想からほぼ半世紀が経過しているのだが、工事施工の認可以後も未だに反対思想を掲げる団体や反対運動も残存しているのが現状である。今までの動力化された個人交通だけを指向し、公共性あるいは公共的利益を指向しない。という政治思想が根強く残って露呈していることが考えられる。これらの思想が望むものは現状維持である。しかしこのままでは動力化された個人交通だけでは限界を迎え、現状維持どころか著しい衰退をたどる可能性が十分にある。そうならないためにも宇都宮市が実現しようとしている路面電車ルネサンスこそが、宇都宮市に留まらず日本全土で活性化を図るための第一歩となるものではないだろうか。私はそれらの可能性に宇都宮市の路面電車ルネサンスへの意義を大いに感じている。

投稿: 一石二鳥 | 2018年7月 1日 (日) 22時30分

宇都宮市電の意義 1510字 税抜表示

宇都宮市電の意義、それは道路拡張工事・迂回路としての高速道路新設を行わず交通渋滞を緩和し、都市運営における主要な建物や場所を結ぶことにある。宇都宮市の中心地域の二車線道路は、朝夕に加え、イベント開催時にはかなり混雑しており、渋滞が頻発する地域である。この状態を解決するための案として、通常であれば道路の拡張工事及び車線数の増加、迂回路としての高速道路の新設などが考えられる。しかし、宇都宮市が選択したのは、既存道路の片側の一車線を廃棄して、軌道を新設するという路面電車新設計画であった。この計画は、もともと富山市で行われた既存の富山港線という赤字ローカル線を路面電車に転用した路面電車ルネサンスを前提にしたものである。この政策の長所は、自家用車という個人交通の手段ではなく、公共交通機関である路面電車を利用することで、同一交通量である場合の平面の利用を自家用車の数パーセントに抑えることができるところである。また、駐車場の面積も考えると自動車関連の土地占有率は膨大となる。道路と駐車場により宇都宮市中心部の面積の多くが侵食されてしまう事を防ぎ、都市構造の改変し、限られた都市空間を有効活用できるようになる。さらに市電に歩行という原初的交通手段を組み合わせて考えることによって、都市機能を密集させ、交通縮減を実現しつつ、都市機能を向上、さらに都市構造をエコロジー基準に適合させることができ、化石燃料の使用を抑えながら化石燃料に依存した交通システムを利用している時と同一水準の利便性を保つことができる。幹線を路面電車、支線をバスに設定して公共交通を改革することで、路面電車の交通を一元化するのではなく、路面電車とバスを組み合わせた個人交通に対抗できる交通網を作り上げることができる。路面電車の主要電停にバスのトランジットセンターを設置することで交通の自由度を高めることもできる。さらに具体的な話をしていくとすれば、宇都宮の路面電車の運行ルートには、ベルモール(ショッピングモール)、清原団地(大手企業の工場が多数あり、付近に栃木SCというサッカークラブのホームスタジアム「栃木グリーンスタジアム」がある工業地域)、テクノポリス(宇都宮市のニュータウン)、かしの森公園(桜の名所で野球場も整備されている)といった宇都宮のレジャースポットや居住区が含まれており、居住区とレジャースポットがつながることにより、居住区の人々がイベント・レジャーを楽しもうとするときに移動手段として車を採用する必要性がなくなり、イベントシーズンの渋滞の緩和が期待できる。デザイン性にこだわることで、街の中を走る電車は「まちのシンボル」となり、観光資源としての活用などにも期待が持てる。また、路面電車が存在することによって、宇都宮市内に住んでいる高齢者たちが感じている交通システムに対する不満を軽減することもできるだろう。「交通手段がなくて外出や行動をあきらめたことがあるか」というような質問を高齢者にしたところ、回答者の43%が「ある」と回答しており、現行の交通システムによる不便を感じていた。宇都宮市の考えとしても、不便を感じている高齢者たち「買い物難民」を支えていくことが宇都宮市電の存在意義の一つであるということだ。宇都宮市電が導入されることによって、これまで外出を控えていた買い物難民の高齢者たちが外出することができるようになり、外での消費活動が活発になることにより、都市経済が発達していくことも期待できるだろう。公共交通機関は車などの個人交通に比べ、環境にやさしいということも存在意義の一つと考えられるだろう。

投稿: 税抜表示 | 2018年7月 1日 (日) 22時26分

政治学概論 課題  1541文字
「路面電車ルネサンス、とりわけ宇都宮市電の意義を論述する。」
意気消沈

宇都宮市電の意義は宇都宮の渋滞問題や環境問題の解決や地域衰退を改善するために必要な手段である。宇都宮の市電の特徴として、LRTの車両は騒音や振動が少なく、車両の床は低く平らで、乗り場との段差や隙間が無いように作られているため、誰にでも使いやすい、ユニバーサルデザインとなっている。また、専用レーンを走るため、時間に正確な運行が可能で、洗練されたデザインは「まちのシンボル」になりうる。次世代型の路面電車LRTができることによって、工業団地やショッピングモールなどへのアクセスができるようになる。LRTができることで、バスや車を分散させ、通勤通学の時間帯などの渋滞を解消させることができるかもしれないとされている。そもそもLRTの目的がネットワーク型のコンパクトシティの創造である。これは、人口減少や、地域衰退などの様々な地域の問題の中で地域をコンパクトにして他の地域と連携しながら新たなまちづくりを促進していくことが目的である。まちづくりの一環としてトランジットセンターを特定の場所に設置して、乗り換えを簡単にしたり、そこから空間づくりを行っている。このトランジットセンターをうまく活用し、広範囲で運行し、バスの複雑さや交通渋滞を解消していく。宇都宮市はLRTを導入することで市民を支えることができるのではないかと考えた。宇都宮市の交通状況の現状は、会社員が帰宅する夕方の時間帯にLRT建設予定地の道が自動車によって交通渋滞が発生していた。また、高齢者の約40%の人が、交通手段がなくて外出や行動を我慢したことがあると回答した。さらに、「LRTが導入されることによって、生活の充実感が高まると思うか」という質問に対して67%に人が高まると答えた。よって、LRTが導入され、バスタクシーなど様々な公共交通を併用することによって、広範囲への移動が簡単になり、高齢者の外出のへの悩みが解消され市民がより豊かな生活を送れるであろうと考えられている。そもそも「LRT」とは、快適で省エネ性に優れた、新しい路面電車のことをいう。日本では、昭和40年代頃から多くの人が自分の自転車を持つようになり、路面電車を利用する人が減少し、次々に廃線になってしまった。しかし、交通渋滞や排気ガスによる大気汚染、乗用車による事故が増加してしまった。そのような反省点をふまえて新しい路面電車を復活させる試みがみられるようになった。現在の二酸化炭素の排出量の約18%を運輸部門が占めている。これは自動車がかなりの二酸化炭素を排出していることになる。これを解決するのはLRTだと考えられている。LRTは自動車排出ガスを減少させるだけでなく、自動車の騒音といった、地域的な環境負荷も削減することができる。このようにLRTは自動車と比べると二酸化炭素の排出を抑え、安全性、快適性にも優れており、自動車の騒音や事故を抑えることができる。また、広範囲の移動を簡単にするため市街地域の活性化に貢献できる新しい公共交通システムであるといえる。ほかにもBRTというバス専用レーンを走行するものもある。確かにBRTのほうは定時制が高い交通機関で低コストで路線変更が簡単であると注目されている。しかし、LRTも定時制は高く、環境にも配慮した新しい交通機関である。そのほかにも市電の床を低くし、すべての人が利用しやすくしたユニバーサルデザイン化の導入や一度に運ぶことができる乗客数が多いなどといった利点がLRTにはある。このことから、宇都宮市の意義とは、地球環境に配慮した交通機関で、広範囲の人の移動を簡単にしてくれる。そして、地域に住む人々の生活を支えることができ、地域の活性化に貢献することができる公共交通機関である。

投稿: 意気消沈 | 2018年7月 1日 (日) 21時44分

「路面電車ルネサンス、とりわけ宇都宮市電の意義を論述する」

1993年度から市内東西方向の交通軸を検討してきた宇都宮市で、2012年の市長選挙にLRT(次世代型路面電車システム)導入を争点の1つに掲げられた。「宇都宮LRT」が注目される理由は、約15キロメートルもの線路をゼロから敷設し、営業主体と呼ばれる運営事業者を新たに選定するなど、日本の軌道系交通としては近年例のない大規模事業であるからだ。そこで、本稿では宇都宮市電の意義について論じていく。
そもそも、なぜ路面電車はいつ、なぜできたのだろうか。バスや電車があれば十分だろうと思う人も多くいるだろう。しかし、路面電車は輸送力が非常に大きく、今走っている路面電車はバスの2~3台分のお客を乗せられる。運行密度も高くできるから、輸送力は大きいのだ。もし、バスすると、より多くのバスが必要になり、道路交通を圧迫する。電車、レールを使うので自由度は減るが、より狭い敷地で輸送力は大きいのだ。日本に初めて登場したときの路面鉄道の動力は、現在のように「電気」ではなくて「馬」で、「鉄道馬車」と呼ばれていた。日本に初めて路面鉄道が登場したのは、1882(明治15)年6月25日のこと。江戸時代が終わりを迎えてから、まだ15年しか経過していない頃だ。この日本初の路面鉄道は、東京の新橋と日本橋の間を走るものだった。路面鉄道という語には、すでにノスタルジックな響きすら漂う。かつて日本の各地に見られたこの情緒溢れる都市交通機関は、今や多くが姿を消してしまった。現在は路面電車が主流となっており、北は札幌、函館、南は広島、松島などに通っている。
宇都宮市は、東京都心から新幹線で約一時間のところに位置するという、とても交通のアクセスも良く、北関東で最大の人口を誇るまちである。また、中心から少し行くと緑あふれるのどかなまちと一変する。郊外に大型ショッピングモールが多という、車社会にならざるを得ないようなまちである。このようなまち、宇都宮市に国内では70年ぶりとなる路面電車の新設を手掛けるという計画がある。JR宇都宮駅から東武宇都宮駅近くまで、JR宇都宮駅の西側には約1.7kmのメイン道路が1本通っているが、ここを通って住宅地に向かうバス網が50路線以上ある。そのため、たくさんのバスが行き交い、朝のラッシュ時には数珠つなぎになって、バスによる“バス停待ち渋滞”ができる。予定通りに到着しないなど、その非効率さをどうやって解決するかというのが宇都宮市の課題であった。一方、東側にはキヤノンやカルビー、本田技研などさまざまな企業が集まる、日本最大規模の工業団地があり、約3万3000人が働いているのだが、公共交通が乏しくて、工業団地内では1時間に1本くらいしか路線バスが来ないという状況。そのため自家用車での通勤が基本であり、また企業が独自にバスを走らせているところもある。これらが宇都宮市の交通状況の現状である。このように住民のニーズに合わない公共交通状況を解決させる方法として浮上したのが路面電車の新設だ。函館には以前から路面電車があるのだが、一時間に何本も来るので、とりわけ中心というには言い過ぎといったような都市にあると路面電車はとても便利な乗り物と言えるだろう。また、最近では環境保全重視で少子高齢化も進んでいる。環境に優しく子どもから高齢者の方々が交通機関を使いやすくするためといった観点からみても路面電車の新設に功をなすのではないだろうか。新たな路面電車という交通網ができたことにより、地域の新たな発見につながっていくという期待がある。持続的な街の発展と暮らしやすさの向上を見据えることができる。また、車社会であった宇都宮市に新たな転機が訪れることで街、地域が良い方向へと変わることだろう。

投稿: 品行方正 | 2018年7月 1日 (日) 21時23分

討論 路面電車
東方神起
 宇都宮に路面電車は必要なのだろうか。宇都宮で新型の路面電車、ライトレール(軽量軌道交通)事業が着工に向けて本格的に動き出した。9月末に宇都宮市議会で軌道敷設の議案が可決され、翌月10月には栃木県議会でも可決した。両議会が事業費支援を表明するなど具体的な動きが進み始めた。着工は来年3月、開業は2022年春の予定だ。では、宇都宮ライトレールが開業すると町はどのように変わっていくのだろうか。 
 国内では70年ぶりとなる路面電車の新設を手掛ける宇都宮市だが、そもそも、なぜいま路面電車なのだろうか。JR宇都宮駅から東武宇都宮駅近くまで、JR宇都宮駅の西側には約1.7kmのメイン道路が1本通っているが、ここを通って住宅地に向かうバス網が50路線以上ある。そのため、たくさんのバスが行き交い、朝のラッシュ時には数珠つなぎになって、バスによる“バス停待ち渋滞”ができている。予定通りに到着しないなど、その非効率さをどうやって解決するかは、ずっと課題だった。一方、東側にはキヤノンやカルビー、本田技研などさまざまな企業が集まる、日本最大規模の工業団地があり、約3万3000人が働いているのですが、公共交通が乏しくて、工業団地内では1時間に1本くらいしか路線バスが来ない。そのため自家用車での通勤が基本であり、また企業が独自にバスを走らせている状況だ。住民のニーズに合わない公共交通事情。それを解消するうえで、浮上してきたのが路面電車の新設だったそうだ。公共交通の整備ではコストや輸送力を踏まえると、『バス』<『連節バス等が専用空間を走行するBRT』<『LRT』<『モノレール』<『鉄道』の順で議論されます。また、最近は環境保全重視で少子高齢化も進むなか、環境に優しく子どもから高齢者の方々が交通機関を使いやすくするためにどうすればいいのかを検討した結果、次世代型の路面電車LRTの導入を進めることになった。ライトレールトランジット (Light rail transit)略して、「LRT」とは超低床車両によるスムーズな乗降を特徴としたバリアフリーなシステムのことを指し、使用される車両はライトレール車両 (Light rail vehicle)略して「LRV」。現在、国内では富山県や福井県で導入されています。停留場から車いすでも乗り降りできるようになっており、ノンステップバスよりも快適なのだそう。実はもともとこのLRT計画は市の西部、中心市街地に走らせるものだったという。JR宇都宮駅から東武宇都宮駅にかけては市内のバス路線の大半が通ることもあり、朝にはバスが数珠つなぎになって渋滞を起こすほどの区間。そこに「専用道路」を持つ路面電車があれば便利じゃないか、というわけだ。しかし、バス会社や市民からの反対もあり、具体化するには至らなかった。そこで市の東部に切り替えて事業認可取得までこぎつけたのだ。今ではバス会社も宇都宮ライトレールに出資しており、賛成の立場に転じている。目玉は、トランジットセンターの建設である(5カ所を予定)。トランジットセンターとは乗り換え施設のことで、駅の近くにバスの停留所やクルマの駐車場、自転車の駐輪所を設けることで、LRTに乗り換えができるようにする。拠点間をさまざまな交通手段でつないでいく考えだが、それだけではない。トランジットセンターの近くに商業施設や介護施設、子どもの保育施設などを誘致して、便利な街にしていきたいといった構想を描く。現時点で、宇都宮LRTの工事は始まっていない。国の認可が下りれば工事を着手する流れだが、すでに経済効果が出始めている。工業団地の近くにテクノポリスというエリアがあるが、そこの人口が増え、市内で30年ぶりに小学校ができる予定だ。また、沿線の地価が上昇したほか、マンションやビジネスホテルの建設も予定している。宇都宮が“クルマ社会”であることを忘れてはいけない。宇都宮市と芳賀町の住民に主な移動手段を聞いても「クルマ」を挙げた人は68.2%、「鉄道」と答えた人はわずか2.5%。「LRTが完成したからといって、『鉄道』を利用する人が10~20%になることは難しい。時間があるときには『LRTに乗ってみようか』という人を増やしていかなければいけない

投稿: 東方神起 | 2018年7月 1日 (日) 21時10分

「宇都宮市電がもたらすもの」 1722文字  先発完投
 栃木県宇都宮市において、新型路面電車「ライトレール」事業が行われる。2022年春の開業を目指し、工事が進められるという。このライトレールの開業により、宇都宮市は果たしてどのように変わっていくのだろうか。
 まずこの事業が行われる大きな理由の一つとして、交通渋滞の緩和というのが挙げられる。ライトレールが通る予定になっている「鬼怒通り」という通りでは、現在、朝夕に長い通勤渋滞が発生しているという。この周辺には工業団地が多く、従業員の送迎バス等が大量に走るためだ。また、通りの起点であるJR宇都宮駅東側の地区には学校やショッピングセンターがあり、多くの車・バスが行き交うことで渋滞につながる。ライトレールを走らせることで、その渋滞を少しでも緩和しようという狙いがある。
 その他にも、ライトレール開業によるメリットが挙げられている。例えば、宇都宮駅東口周辺の土地が、ライトレール開業に合わせ、再開発が行われる予定になっている。商業施設ができる可能性もあり、集客が見込める。また開業予定区間には工業団地や大学、スタジアムなどがあり、住宅地も広がっているため、ライトレールの需要は非常に大きいと想定されている。歓楽街のある宇都宮駅市街地へも気軽に出ることができるようになり、経済効果も出てくるだろう。
 もちろん、ライトレール開業によって車線が減少する道路が出てくることで、更に渋滞を引き起こすのではないかという懸念や、導入するには「お金がかかる」という理由で反対する意見もあるが、それ以上に、このライトレール事業がまちにもたらすものはとても大きなものなのではないかと私は思う。
 その一つは、交通手段が増えることで、老若男女より多くの人が行きたい場所に行きやすくなることだ。今やモータリゼーションという言葉もあるように、車の利用度は増している。とはいえ、この不景気の時代、車を持ちたくても持てない人もいる。何らかの理由で免許をとれない人もいる。また高齢化社会の現在、免許返納に踏み切るような人も多くいる。ライトレールができることで、そういう人たちを含め、すべての人に「出かけるための手段」を与えてくれる。ただライトレールがあるというのではなく、既存のバス路線や車も含めて、「選択肢」が与えられている環境こそが大事なのではないかと思う。小さな子供を連れた家族も、高齢者の方々も、学生も、どんな人でもライトレールを使って好きな場所に行ける。そんな環境ができることはまちにとって何より大きい。もちろんそれを達成するには、路線の整備やスムーズな乗り降りや乗り換えがしっかりできるようにすることが必須ではあるだろう。
 そして、このような新しい試みを行うことで地域の更なる活性化が期待できるのではないかと思う。今、地域の在り方や地域をどう再生していくかということが問われる時代になってきている。そのためには、やはり、既存の地域資源を使うということだけでは限界があるように思う。新しい何かを作り出し、新たな需要を創出することが求められているのではないか。まさに、ライトレール事業はその一端を担う可能性を秘めている。実際、路面電車が走っている北海道の函館市を見ても、停留所近辺には温泉や教会などの観光地があったり、歓楽街があったり、近年新しい商業施設もオープンしたりして、多くの人が電車を利用し、にぎわいを見せている。地元住民のみならず、観光客にとっても路面電車があることの利便性はとても大きい。もちろん、どこまで路線を通すかということや、路線のない地区をどう活性化するかという課題もあるが、それでも地域にもたらすメリットは大きいと感じる。宇都宮市でライトレール事業をうまく進めることができれば、まちはより活気にあふれ、他県・他国からの観光客も取り込むことができ、より魅力あるまちにできるのではないかと思う。そして、ライトレール事業が成功すると、地域活性化の一つのモデルケースとして残ることになり、他地域にも刺激を与えることが想像される。このライトレール事業は、宇都宮市のみならず、日本のすべての地域の命運をかけた一大事業だと言っても過言ではないと思う。

参考文献
 東洋経済オンライン:宇都宮市は「新・路面電車」で何をしたいのか
 https://toyokeizai.net/articles/amp/200804

投稿: 先発完投 | 2018年7月 1日 (日) 19時26分

「路面電車の建設による都市への影響」1743字 焼肉定食 
現代の世界は科学の進歩によって、今この瞬間においても時間的視点における距離が短くなっている。その具体的な例を挙げるとするなら、航空機の発達や新幹線の地方延伸、高速道路や一般道路のインフラ整備が進んだことなど、交通機関の発展によるものである。これは主に都市間の移動における交通で、今回このレポートで取り上げるのは上に挙げたものより、さらに規模を小さくした一つの都市空間内における交通である。
 現代の都市空間内における交通を考えたとき、その多くのウエイトを占めているのが言わずもがな「自動車」である。これは、人口密集地である都市部と地方において多少の開きはあるものの、社会全体でいえば「自動車」となる。事実、私の出身地である青森県は、公共交通機関の衰退により完全な車依存の社会となっており、車がなければ仕事はおろか生活さえままならないと言っても過言ではない状況である。「自動車」について歴史の観点から捉えると、日本においては、1950年代から1960年にかけてマイカーが徐々に普及していき、自動車を持つ人が急増した。それに伴い、日本全体における都市交通構造計画の傾向としては、いかに道路を増やし、道幅を拡張し、さらに便宜性を向上させるかという点に重きを置いた。レジュメではこのことを「動力化された個人交通の拡大」と表現している。しかし、自動車の普及が進めば進むほど、自動車がもたらす悪影響が目に見える形で表れてきた。その代表的なものとして、交通渋滞と環境問題が挙げられる。まず交通渋滞は、自動車の占有面積の大きさによって生じる。また環境問題は自動車から出る排気ガス(特に二酸化炭素)が引き起こす大気汚染や、限りある資源である化石燃料の消費などが主にある。現代において、これらは大きな社会問題の一つとして取り上げられ、この問題への対応策が求められている。その問題を解決に導くとされているものとして今世界で注目されているのが、「路面電車」である。
 LRT(ライト・レール・トランジット)とも呼ばれる「路面電車」は、上記の自動車交通と比較して、様々な点において優れている。まず、路面電車は交通渋滞を解消する。交通渋滞を引き起こす大きな要因は、自動車の専有面積である。自動車の利点の一つであるのが、個人で使える空間の広さであるが、その広さゆえに交通渋滞が引き起こされ、我々は渋滞によって貴重な時間が失われている。ある調査によると、交通量が同一である場合、路面電車が必要とする空間は、自家用車が必要とする空間の数パーセントにすぎないことがわかっている。また自家用車の場合は、そのほかにも駐車スペースが必要となるため、都市においていかに膨大な空間を使用しているかがわかる。自動車と比べ、より少ないスペースで、より多くの人を輸送できるのが路面電車である。また、二酸化炭素の排出量を比較しても、路面電車は自動車より少ない。路面電車は、環境問題を改善することにも繋がるのである。そんな路面電車に付随する数多くの利点に目を付け、路面電車を建設しようとする自治体がいくつか存在する。その一つが栃木県宇都宮市である。
 宇都宮市中心街は、宇都宮市東部と芳賀町にある工業団地から15kmほど離れている。その工業団地には、キャノンやホンダ技研などの大規模工場、その二点を結んだところには、j2のホームスタジアムや体育館といったスポーツ施設、大学・高校などの教育施設が点在し、この辺りでは若年労働者人口が多く居住している。そのため、この二点を繋ぐ片側二車線の道路は朝夕にはかなりの交通渋滞となっていた。これを改善するために、今回宇都宮市では、「LRT」の構想が始まった。路面電車の利点は上記のとおりであるが、宇都宮市の路面電車構想には、一つ画期的なものがある。それは、既存の鉄道施設を前提とせず、既存道路の片側一車線を廃棄し、そこに敷設しようとするものだ。日本で初めてLRTを導入した富山市では、既存のJRの線路を利用しているため、全区間新設する宇都宮市の革新さがわかるだろう。これは、いかにLRTを導入することが、その都市において有益であることを表している。これからの宇都宮市の動向に注目していきたい。

投稿: 焼肉定食 | 2018年7月 1日 (日) 18時20分

「路面電車ルネサンス、とりわけ宇都宮市電の意義について」
雪見大福 1569文字
 ルネサンスとは、「再生」や「復活」を意味する言葉で古典古代の文化を復興しようとする文化運動のことを表している。時代が進むにつれて、日本を含む様々な国の中で人々の移動手段が、これまでの移動手段であった「歩行」から「公共交通機関」へと変わっていった。さらに時代が進むと「移動の個人化」がうまれ、自動車が普及し始める。バスなどの交通機関は残っていたが、路面電車は線路自体が破棄されてしまった。自動車での移動は、空間が個人のものとなるため人々に重宝された。しかし、大気汚染などの環境問題が目立つようになり、自動車の存在自体が見直されるようになってきた。そこで人々の移動手段として再び浮上してきたのは、バスや路面電車などの公共交通機関であった。特に注目されたのは路面電車で、路面電車を復興させようという風潮が高まっていった。これが「路面電車ルネサンス」となる。近日、宇都宮で路面電車の建設が始まった。宇都宮に新たにできる路面電車は、ただの路面電車ではなく「ライトレール」という環境にやさしい路面電車である。自動車排出ガスを抑え、自動車の騒音などの環境負荷も削減することができる新しい路面電車なのである。
 路面電車は各地に存在するが、ここでは函館市電と宇都宮市電を比較し、宇都宮市電の意義を論じてみたい。まずは函館市電に関して利用者がどのように感じているのか、である。函館市電は観光客なども多く利用しているが、学生の利用者が多いように感じられる。函館市電の評価としては、学生の3人に1人が不便を感じており、本数が少ないために混雑していて利用しにくい、時間通りに来てほしいなどの要望が多くあった。函館市電の改善点は、このような不便な点の中から見出すことができる。マイナスな意見が多いように感じるが、函館の学生にとって函館市電は欠かせない存在であると私は考える。
 宇都宮市電は、自動車の渋滞の緩和が最も期待されている部分のようである。鬼怒通りという通りで朝と夕方に通勤渋滞が発生する。宇都宮駅東口から朝方のラッシュ時には、20本以上の送迎バスを走らせているが渋滞は緩和されないということのようである。また冬は道路が凍結することに対して、自動車を運転する人にとっては不安要素の一つであるから、ライトレールの開業を心待ちにしているという。しかし期待だけでなく、課題も残っている。現在運行しているバスからライトレールへの乗り換えの問題である。いくつかの駅にトランジットセンターを設けることになっており、ライトレールの停留所から出る支線バスに転換することで現在より円滑な交通ネットワークを築こうとしているが、実際にこの乗り継ぎシステムがうまく機能するかどうかは難しいといわれているようである。私は宇都宮市電の建設は宇都宮の交通の改善点を解決する手助けになると考える。単純に考えて、現在の交通機関にプラスする形でライトレールが建設されるため、人々の流れはスムーズになるのではないかと考えられるからである。しかし、ライトレールが建設されることによって、道路が一車線減ってしまう問題や、前述していたバスへの乗り継ぎシステムなどの問題も忘れてはいけない。このことが原因で渋滞が悪化してしまう可能性も否めないからである。さらに函館市電の評価からも市電を運行するにあたって、生じてくる不便さや問題に対しても対応策を考えておかなければならない。事前に対応策を考えておくことで問題が生じたときに迅速に対応することできるであろう。
 以上のことから私は、宇都宮市電は人々に必要なものであると考える。様々な問題や課題は残っているが、函館市電のように人々にとってなくてはならない、公共交通機関になると考えられるからである。

投稿: 雪見大福 | 2018年7月 1日 (日) 18時04分

宇都宮市を中心に考察するLRT事業 北広島市 1510文字

1 はじめに
近年、世界の各国でLRT(Light Rail Transit ライトレールトランジット)という環境負荷が極めて小さく、従来の道路交通の課題を補完する次世代型の電車による交通体系が整備されている。日本では、富山県富山市の富山ライトレールの導入例が有名であろう。ここでは、現在開業にむけて整備されている宇都宮市の交通面での取り組みを中心にLRT事業の意義について論じる。

2 富山市のLRT事業例
富山市では、中心市街地の衰退や郊外化の進行による都市機能低下への懸念、さらに高齢人口の増加により、自動車の運転が困難な層が増大するリスクなどから、LRTを導入した。これにより、コンパクトシティを形成し、中心市街地の活性化を狙い、まちづくりの一環と位置付けていた。また、超低床車両の運行やIC乗車券の導入など利便性の大きな向上も果たした。
 
3 宇都宮のLRT事業の現状と課題
富山市のLRT事業は日本初の試みであるが、日本の全体にもこの動きは広まっていて、宇都宮市もその1つであり、2022年の開業を予定し、今年に国土交通省から工事施工認可が下り、関係する工事に取り掛かった。
宇都宮市は人口あたりの自動車保有台数が全国平均と比較してもかなり高い位置にあり、JR宇都宮駅周辺や工業団地周辺は通勤時間などに慢性的な交通渋滞に長年悩まされてきた。この問題を解決しようと宇都宮市におけるLRT事業の導入が決定された。
しかし、宇都宮市が富山市をはじめとするほかの多くのLRTの導入を予定・検討している都市との相違点は既存の路線を使わず、完全に1から路線を新設することになるという点である。このことにより、当然建設コストも莫大になり、採算が合わなくなってしまうという不安がある。また、路面に電車が通ることによってかえって交通渋滞が悪化してしまうのではないかとの声もあり、その面での工夫が求められている。

4 宇都宮市のLRT事業の意義
 富山市の例で示した通り、LRT事業の大きな狙いとして、コンパクトなまちづくりを目指すというものがある。つまり、都市の土地利用における過剰な郊外への拡大を抑制し、都市の市民生活に必要である機能を中心市街地やLRTの沿線に集約することにより効率的で持続可能なまちをつくるという政策である。
具体的な宇都宮市のコンパクトシティへの取り組みとしてはトランジットセンターの設置が挙げられる。トランジットセンターとは、ひとことで言うと、乗り換え施設である。宇都宮市によると、このトランジットセンターは5か所の建設を予定している。この施設により、バスなどの公共交通機関や、自動車、自転車などからスムーズにLRTに乗り換えることが可能となる。さらに、トランジットセンターの周辺には、大型の商業施設や介護施設・保育施設などの機関を建設し、よりコンパクトで住みやすいまちをつくり、利便性を高めるという構想もあり、LRT事業による宇都宮市民の生活の質の向上が期待されている。

4 おわりに
 富山市から発した路面電車ルネサンスという語に表される日本のLRT事業は、現代社会における少子化や東京一極集中による地方都市の人口減少、過度な郊外化などといった問題から引き起こされる都市の機能低下、また、環境問題を緩和・解決できる1つの方法として注目を浴びている。
 このLRT事業により、コンパクトシティを形成することで、住民の利便性の向上、地域コミュニティの濃密化、都市環境の良化を図ることができるだろう。これは、持続可能な都市機能・都市構造をつくりあげていくという点で、現代の都市に最も求められているものと言えるのではないか。

投稿: 北広島市 | 2018年7月 1日 (日) 17時51分

『宇都宮市電の意義について』1530字 国家権力

終戦後、1964年の東京オリンピックから高度経済成長期にかけての日本では、職を求めて地方からの移住者が増えるなどしたため、1都3県(神奈川県、千葉県、埼玉県)の人口が大幅に増加した。それに伴い人口密集地での車の保有数も増加し、都市部では車による交通渋滞が頻発、その混乱は社会問題と化した。これを緩和させたのが地下鉄などの鉄道網の発展である。その一方で、路面電車は自動車の道を狭めるとして続々と廃線に追い込まれた。そして現在、自動車に比べて一度に大人数を運ぶことが可能であり、環境面から見て省エネ性に優れている点などから、再び路面電車に注目が集まっている。
 自動車保有台数が多い地域では公共交通機関での通勤者が少なく自動車通勤が多い。そのため公共交通機関が発達していないところで自動車保有台数が多いと考えられる。このことに関して、栃木県は人口100人あたりの自動車保有台数は67.41台と全国で3位に位置しており、市街地での交通渋滞も問題となっている。その上で、現在公共交通における市民の足の主としての役割を担っているバスの路線は非常に複雑であり、乗り換えが大変という側面も持っているため、これも交通渋滞を起こす要因となっている。
 利用者の立場から見てみると、路面電車を利用することは自動車を保有するのに比べて低コストであると言える。自動車を保有する際には車両購入費や燃料費などの諸費用や、諸税、自宅及び出先での駐車場所の確保などが必要コストとして挙げられる。また、外出頻度が低下する傾向にある高齢者にとって自動車の利用頻度が低下することや、家族構成の変化に伴う乗車人数の減少なども重なることによって、自動車の維持コストへの負担感が増す可能性がある。これに対し、公共交通を利用することは、その移動距離や利用機会の数に応じて料金を支払うことや、年齢や身障者、通勤・通学などの個人属性に応じて割引などの料金設定がされていることから、路面電車を利用することは自家用車に乗ることに比べて利用者の視点から見ると低コスト性に優れていると考えられる。
 環境問題の面から見ても、路面電車は省エネ性に優れており、自動車と比べてかなりの量の二酸化炭素排出量を削減することができる。日本の運輸部門での二酸化炭素排出量は全体の17.9%であり、このうち86.2%は自動車全体によるもので、自動車から排出される二酸化炭素量が環境問題に占める割合は大きいと言える。このような自動車による慢性的な渋滞や、大気汚染などの環境問題が深刻化していく中で、宇都宮市電に導入されている新しい路面電車交通であるLRT(Light Rail Transit)に対して、環境への負荷の削減に期待が寄せられている。国立環境研究所によると、LRTが乗客1人を1キロメートル運ぶ際に排出する二酸化炭素の量は、自家用車の約半分である51%と推計される。またLRTは安全性も備えており、地域騒音、交通事故の減少を促進させることができるとされており、市街地の活性化にも優れた新しい公共交通システムである。
 これらのことから、路面電車の導入は輸送効率の良さや環境対応性の高さに加え、利用者の視点から見ても低コスト性に優れた乗り物であると言える。そして今後の社会情勢の変化に柔軟に対応していく上で、いかに速くいかに遠くへ行ける(運べる)かという点において、路面電車が大きく貢献してくれると考えられる。これからは従来までの自家用車などによる人の運搬・輸送における個人の利益の追求だけではなく、公共交通による公共の利益についても考えていかなくてはならない。市街地の交通渋滞が深刻化している宇都宮市において、バス路線の複雑さを緩和しつつ、市民の足として広範囲に渡る路面電車の利用促進を図ることは極めて重要である。

投稿: 国家権力 | 2018年7月 1日 (日) 16時39分

宇都宮市電の意義について 1529字 東北地方

現在、栃木県宇都宮市では、市内で路面電車を運行させる計画が進行中である。なぜ、宇都宮市で路面電車の運行が計画されているのだろうか。宇都宮市で路面電車を運行させることに、いったいどんな意義があるのだろうか。以上の点について論述していく。
まず、宇都宮市でなぜ路面電車の運行計画が進められているのかという点について論述する。宇都宮市では人々の自動車保有率が高く、群馬県、茨城県に次いで全国三位の保有率である。また、市内を循環するバスの本数も非常に多く、JR宇都宮駅前では渋滞の発生源となっている。特に、JR宇都宮駅前の東側にはショッピングセンターや学校、工業団地などが存在し、通勤通学や買い物のために多くの市民が自動車やバスを利用するため、激しい渋滞が起きてしまっている。日常生活の中で渋滞にしょっちゅう巻き込まれるような環境では、住民にはかなりのストレスが溜まることだろう。このような事態を改善するために宇都宮市で計画されているのが、路面電車を市内で運行させる計画、正式な名称で呼ぶならば宇都宮市LRT計画である。LRTとはライトレール・トランジットの略称であり、現代の最新技術を反映した次世代型路面電車である。既存の路面電車に比べて、車両の振動や騒音が少なくなっているほか、車両の床が低く平らになっており、誰でも簡単に乗り降りができるようになっている。LRTを運行させることによって、市内で発生している渋滞が緩和され、市の東側にある主要施設へのアクセスがより簡単になることが予想される。これが、宇都宮市LRT計画の狙いである。
次に、宇都宮市でLRTを運行することにどのような意義があるのかという点について論述する。交通渋滞の緩和が目的ならば、道路整備などでも一定の効果は得られそうである。予算もあまり使わずに済みそうである。それなのになぜ、宇都宮市ではLRTの運行を計画しているのだろうか。私はLRT計画は、単に交通渋滞などといった目先の問題の解決だけではなく、まちづくりの一環として存在しているのではないかと考えた。現在日本では山村地域等の過疎問題が発生している。しかし、地方自治体も広大な地域の一つ一つにしっかりと対応できるだけの人材や時間をもっておらず、そのような問題にまで手が回っていないのが現状である。LRT計画では、コンパクトシティの創造という側面もある。コンパクトシティとは、地域もコンパクトにして他地域とのつながりを大事にしていくことで現代の地域課題に対応しようとする地域のことである。コンパクトシティの創造のための具体的方策として、宇都宮市はトランジットセンターの設置を検討している。トランジットセンターでは複数の交通手段の接続が行われる予定で、LRTのみならず、既存の循環バスシステムにも対応する。将来、宇都宮市でLRTが運行され、コンパクトシティ化が進めば、他の地方自治体にも影響が出るはずである。日本の全ての地域でLRTを運行させることは難しいはずだが、その他の方法でコンパクトシティ化への糸口を作ろうとする自治体も増えるはずである。このような波及効果が宇都宮市LRT計画の意義ではないかと私は考える。
ここまで、冒頭で提示した二点について論述した。これは日本における地域課題の解決に確実につながっていくと私は考えている。実際、LRTの設置という政策のおかげで宇都宮市自体への注目も集まっている。これだけでも十分な地域振興になっているはずである。今後、重要になるのは、宇都宮市にLRTが実際に設置され、運行が開始されてからの経過観察だと思っている。いくら用意周到に計画しても、実際にやってみないと分からないことが必ずある。それを受けてその都度適切な対応をしていけるかが今後の焦点になってくるだろう。

投稿: 東北地方 | 2018年7月 1日 (日) 16時30分

「路面電車ルネサンス 宇都宮市電の意識」
1521字
楽天市場

路面電車は、19世紀後半から20世紀初頭において世界各国で主要な交通網として活躍してきた。一時は衰退となったものの、現在新しい公共交通機関として再び注目を集めている。
それでは、なぜ路面電車は一度衰退してしまったのか、また、新たに注目されるようになったのか。
路面電車衰退の主な原因は自動車産業の発展である。自動車が広く普及され、人々の移動手段は路面電車よりも利便性の高い自家用車やバスが中心となっていった。自動車による道路渋滞は路面電車の運行を阻害し、路面電車は次第に街から姿を消していった。
しかし路面電車にかわり移動手段の主要となった自動車も、様々な問題を生むこととなる。道路渋滞による都市機能の低下、大気汚染などの環境問題、交通事故の増加、貧困層や高齢者層が移動しにくい、などである。自動車依存型の都市づくりから発生した問題に対して、路面電車が新たな形で再び注目されるようになった。
栃木県宇都宮市も、路面電車に注目した都市のひとつだ。宇都宮市は「LRT」を取り入れ、地域課題の解決、また活性化を目的としているという。LRTとは、Light Rail Transitの略であり、「新世代の路面電車」ともいわれている。LRTの特徴として、・従来の路面電車に比べ騒音や振動が少なく快適に乗ることができる。・車両の床が低く平らで、ホームとの間の段差や隙間がほとんどない。・専用レールを走るため、時間に正確な運行が可能。・道路上を走行するため、ほかの交通機関とスムーズな連携がとれる。・デザイン性があるため街のシンボルとなる。などがあげられる。また環境への配慮もされており、二酸化炭素削減にもつながるであろう。
このように様々な利点があげられるが、私が最もLRTで注目した点は高齢者への配慮である。車を運転しない高齢者は特に買い物などの移動手段に悩まされるだろう。タクシーは運賃がとても高く、バスは種類が多いため難しい、徒歩だと荷物を運ぶのが困難だ。LRTは市民の足となるべく、トランジットセンター(複数あるいは異種の交通手段の接続が行われる場所)を特定の場所に設置するという。宇都宮市電は、ピーク時は約5分おき、その他の時間帯は約10分おきに運行する予定のため、待ち時間も短くバスなどとの連携もスムーズに行うことができるだろう。LRTを取り入れることで複雑で面倒であった乗り換えが簡単にでき、より様々な場所へ足を運ぶことが可能になる。LRTのみ、バスのみではまかないきれなかった市民の交通に対する不便も、連携することで解消し、便利にすることができるのなら、LRTは地域に大きく貢献できると言えるのではないだろうか。
もちろん、自動車社会とされている宇都宮市において、LRTを導入することで交通渋滞が起こる可能性もあるだろうし、新しく公共交通機関ができたからと言って車に乗ることをやめてLRTを主に利用するようになる人が多数出てくることは考えにくいだろう。しかし、高齢化がどんどん進むなかで高齢者の消費活動は地域にとって大切な要素であり、高齢者への配慮は欠かせない項目である。公共交通機関が充実し、行きたいところに気軽に行けるようになれば、高齢者の消費活動は活発になるだろうし、移住地としての評価も高くなるのではないだろうか。消費活動が活発になり移住者も増えることで、宇都宮市の経済効果は上昇し、そして人口削減に歯止めをかけられるのではと私は考える。まさにLRTは街のシンボルになり得るだろう。
宇都宮市電に対し反対意見を持つ人々もいるが、これからの日本社会を、特に環境面や人口年齢層の面から考えるとLRTは大きな役割を果たしてくれるはずである。

投稿: 楽天市場 | 2018年7月 1日 (日) 16時03分

「路面電車ルネサンス、とりわけ宇都宮市電の意義」
春日遅遅(1529文字)
路面電車は本当に必要なのか?私たちが住んでいる函館市にも大正時代に運行を開始した路面電車があり、今もなお多くの人が利用している。しかし区間は函館山方面から湯の川までで、広い函館の公共交通としては区間が狭いように感じられる。実際本校の通学には使えない。市内を自由に動き回るのであればクルマか、なければ比較的区間や路線の多いバスを利用すればよいと考えてしまうし、実際そうしている人は私も含め、多くいるだろう。ではなぜ宇都宮市LRT計画のように路面電車ルネサンスが起きるのだろうか。他の公共交通機関との比較、自家用車の普及、環境問題、人々の権利の観点から述べ明らかにしていく。
 宇都宮市のある栃木県は2017年の自動車保有台数は全国的に見てそれほど多いわけではないが、人口100人当たりで並べると67.41台と全国で三位と高い位置にある。また、バスの本数も多いため、路線の複雑さや乗り換えの大変さにより、交通渋滞が頻繁に起きてしまう。この問題の解決にLRT計画は非常に有用である。路面電車を新設することによって路面電車の路線区域のバスを減らすことができるし、道路上を走るので他の交通手段との連携がスムーズになる。交通渋滞の解消のみならず、これらの問題の解決にもつながるのである。また自動車数が減ることにより自動車事故もおのずと減少する。加えて自動車が減るということは二酸化炭素の排出量も今まで以上に抑えることができる。現在、日本の運輸部門での二酸化炭素排出量は、全体の17.9パーセントを占めている。運輸部門のなかで、自動車全体の排出量は86.2パーセントにものぼる。このデータは2016年のものであるが、自動車がかなりの量の二酸化炭素を排出していることが明瞭である。そのため、人々の移動手段が路面電車に移り変われば、大幅に環境への負荷を削減できる。LRTは地球の環境問題にもやさしい省エネ性の高いエコな計画であるということがわかる。
 これまで宇都宮市のLRT導入が市内の交通にもたらす恩恵をまとめてきたが、その目的は市内交通の整備以上に市民を支えることにある。先にも述べたとおり、宇都宮市では交通渋滞が多く発生する。とりわけ通勤・通学の朝方の時間帯に発生する。市民は常に交通渋滞を加味したうえで通勤・通学の出発時間を考えなければならない。新しい交通機関の創設は自家用車を持たない高齢者にも有益である。宇都宮市に住んでいる高齢者が調査対象のアンケートで、「交通手段がなくて外出や行動を我慢したことはあるか」という質問に対し、回答者の43パーセントが「ある」と回答している。このことからバスや電車はあれど、高齢者は行きたい場所に気楽にいけるような機関が設けられていないことがわかる。さらに、「LRTが導入されることによって、生活の充実感が高まると思うか」という質問に対しては六割以上が高まると回答している。買い物にいくにもどこにいくにも歩いていくにはつらいのであきらめるという高齢者は多く存在する。憲法第25条生存権では人々が人間らしい自由で健康で文化的な生活をおくることを保障している。路面電車、LRT計画の存在は、高齢者の人権をも守るのである。
 これまで路面電車、LRT計画の有用性を述べてきた。はじめは自分には必要ないと思っていた路面電車が地域やその地域に住む人たちにどれだけ大きな良い影響を及ぼしているのか知ることができて、大変感心した。実際函館市の路面電車も高齢者や通勤通学のために使っている人が多くみられた。宇都宮市のLRT計画は、いまある地域の課題や様々なニーズにこたえることのできる地域全体の有益なものである。たしかに多額の予算が必要であるが、市民のためにも宇都宮市にはLRTを推進していただきたい。

投稿: 春日遅遅 | 2018年7月 1日 (日) 15時39分

宇都宮市電の路面電車ルネサンス
1553文字 専制君主
北海道教育大学函館校 政治学概論 田村伊知朗

自動車中心の社会の中で、公共交通との関係、環境問題、地域の衰退などの問題は地方において著しく見られる。そんな問題への対策を行っている栃木県の宇都宮市における路面電車焦点を当ててみる。
宇都宮市の路面電車ルネサンスは富山市の路面電車ルネサンスを前提にしている。
栃木県の自動車保有数は全国16位とそれほど高くないが、人口100人あたりの保有数は3位である。また、バスの本数も多く、宇都宮駅周辺はたくさんの自動車、バスが行き交っており、しばしば渋滞も見られた。
新幹線宇都宮駅周辺の宇都宮中心街と宇都宮市東部、芳賀町の工業団地とは15Kmほど離れていて、この間を路面電車でつないでいる。
そんな宇都宮市市電はこれまでの路面電車とは違う「LRT」を採用している。LRTとは、最新の技術が反映された次世代型の路面電車であり、騒音や振動が少なく、車両の床は低く平らでホームとの段差や隙間ができにくく、道路上を走るのでほかの交通手段との連携がスムーズになり、また専用レールを走るため時間に正確な運行が可能になる、などの特徴がある。これらの特徴は都市における環境問題や渋滞問題を解決する糸口にもなり得る。
また、LRTのメリットとして、芳賀地区の工業団地、清原地区の工業団地、大型ショッピングモール、各学校など様々な場所へのアクセスが可能になる。
先にも述べたように宇都宮駅周辺ではバスが多く、通勤・通学の時間には渋滞も見られるのだが、LRTの建設予定の停留所とバスの路線図を見比べるとその複雑さもよくわかる。
ネットワーク型コンパクトシティがLRT計画の目的で、人口減少、地域衰退など現代の様々な問題の中で地域をコンパクトにしてほかの地域と連携しながら新たなまちづくりを促進していく、というものである。しかし、LRTの行き届かない地域や、これまでのバスの法が生きやすい地域もあるので従来のバスの方が良い、という意見もある。よって、LRTをうまくつかい、渋滞の解消を目指しつつ従来のバスシステムとの連携が重要になってくる。
LRTによるメリットはそれだけではなく、高齢者などの買い物難民を救うこともできる、という点や、スポーツやレジャーを楽しむ人々の移動手段になる、という点にもある。
また、LRTは小エネルギー性にも優れている。人口あたりの自動車保有台数が多い栃木県だが、自動車は二酸化炭素の排出が多い。こうした自動車排出ガスを押さえるだけでなく、自動車の騒音などの地域的な環境負荷も削減することができる。化石燃料は有限であり、サステナブルな地球環境を目指す上では化石燃料に依存する社会からそれに依存しない社会にシフトすることが必要である。また、都市構造において環境の整備、公共交通の充実は必要である。地域内の公共的人員交通と歩行者交通は相補的であり、両者のための交通環境を整備することが重要になってくる。 国立環境研究所によると、ライトレールが乗客一人を1Km運ぶごとに排出する二酸化炭素は自動車の約半分で、窒素化合物は約三分の一である。LRTを利用するメリットは渋滞解消だけでなく、環境問題解消にも繋がるのはこの点にある。
宇都宮市電の工事は2018年に国土交通省によって認可されたにもかかわらず、民主党、共産党、社会民主党などを中心とした反対運動も未だに見られる。
しかし、宇都宮市ではLRTの定時制の高さ、環境への負荷の低さ、低床化によるユニバーサルデザインの導入、一度に運べる乗客の最大数の多さなどのメリットからLRTの導入を決定した。
また、栃木県宇都宮市においてもそうだが、幹線として路面電車を配置し、その支線としてバスを配置するのである。路面電車だけに一元化する訳ではなく、またバスに一元化するわけでもなく、多元的な公共性、そして公共交通を目指すべきである。

投稿: 専制君主 | 2018年7月 1日 (日) 13時52分

宇都宮市電の意義について(字数 1581文字)油断大敵

宇都宮市電の意義について様々な論点から見ていく。現在の宇都宮市電の持つ有用性に加えてこれから導入され期待されているLRTを取り上げつつ意義を述べていく。
まず宇都宮市は県単位で見ると全国で比べてみると栃木県は自動車保有台数が多い。そのため通勤・通学の時間に差し掛かると個人の自家用車・バスで道路が非常に混雑している。この交通網の麻痺を解決するために宇都宮市電は一役買っている。より多くの人が市電を利用することで交通量が減りスムーズに移動することができる。従来はここまでであったが宇都宮市電はこの一歩先を見据えている。それがLRT計画なるものである。LRT計画が導入されることによってこれから交通がよりよいものに向かうことが期待されている。
 また環境的側面からの市電のアプローチを見ていく。個人が自家用車を持つことが急激に増加し、比例して車から出る排気ガスが増加した。これは環境に対して深刻な影響を及ぼすものである。この問題も解決に市電が活躍する。自動車よりも二酸化炭素の排出量を抑制することができる。加えて周辺住民にとっての環境を考えると自動車よりもLRTは騒音を出さずに走行することが可能になる。加えて言えば交通事故のリスクを減らすことにも繋がるため安全性も高い。環境が良くなることで市民が快適な生活を送ることを可能にしている。環境にとって市電は意義をなすことは人にとっても非常に意義をなすものになる。
 次に市電は乗客の層は様々である。小さな子供からお年寄りまで一つの交通機関を利用する。そこで年齢、その他の違いに関わらず共通して利用しやすさを持つことが必要である。市電はこの必要性にしっかりと応えている。乗り降りの際に段差ができることで利用する側は非常に億劫になってしまうことがある。その問題も車両を低い設計に元々作ることで解決することができる。このように地域の住民のことを考えたうえで市電が計画されていることが可視化できることもとても市民としては望ましい環境に自分がいることを感じるであろう。
 またLRT計画の導入によって交通のアクセスがしやすくなる。LRTによって交通の量を分散して渋滞を防ぎなおかつ以前は足を運びにくかった場所も気軽に向かうことができる。こうすることで今まで人の流れがあまりなかった地域に人が流れ込んできて、新たな地域の活性化が見込めるかもしれない。市電がよりよくなることであまり行かなかった町にも足を延ばしてみて、そこで新たな発見、自分の住んでいる町との違い、地域のまだ見えてこなかった魅力が見えてくるかもしれない。
 また市電はそれだけで地域にとって象徴的存在となる。地域住民にとっては日頃からのツールでありながらデザイン性で目を引くものである。観光的側面から見ると市電を利用しようと宇都宮に赴く人もいるであろう。市電が観光客の増加につながることもある。また初めて地域に訪れて土地勘の全くない観光客にとっても他の交通機関よりも市電の方が路線図的にわかりやすく気軽に利用しやすい。このように存在しているだけで価値があるものである。
 ここまで多くの宇都宮市電の意義を見ていくうちに同時に地域などが抱える様々な問題についても触れてきたが、宇都宮市電はこれを防止・抑制・解決に導いた。またこれから本格的に指導するLRTによってより幅広く、住民の抱えていた問題を解消へ導いていくだろう。さらに今はまだ浮き出ていない水面下の問題がこれから浮上した時も解決へ導く手立てとなるかもしれない。このようにただの一つの交通網として以上の価値を宇都宮市電は地域において獲得していると言える。実際の物理的な問題も市民の心理的問題も宇都宮市電は包括して打開策を見つける鍵となる。ここから伺えるように地域にとって、またこれを手本とすると全国にとって、環境的側面から見ると世界にとって意義のあるものである。

投稿: 油断大敵 | 2018年7月 1日 (日) 04時20分

「路面電車ルネサンス、とりわけ宇都宮市電の意義を論述する」 1510字  精神一到
近年の日本社会において、移動手段の中心は専ら自動車となっている。その手軽さ故のことであろう。しかし、この自動車がさまざまな問題を生んでいることもまた事実である。主に、多くの人が利用することによる道路の渋滞、それが公共交通機関に及ぼす影響、排気ガスによる大気汚染などの環境問題などが挙げられる。これらの課題への対策として期待が高まっているのがLRT(Light Rail Transit)である。このLRTの車両は、騒音・振動が少なく、乗り心地が快適である。また、車両の床が低く平らであるため、ホームとの間に段差や隙間がほとんどない。そして、道路を走る際には専用レールを使用するため、渋滞に巻き込まれることもなく、時間に正確な運行が可能となる。ほかの交通手段との連携もスムーズに行うことができる。これ以外にも、その洗練されたデザインは「まちのシンボル」となることが予想されている。
 そもそも、交通渋滞が起こるのには、地理的な要因があると言える。今回の講義で取り上げられている宇都宮市の場合、JR宇都宮駅の東側に学校やショッピングセンター、川を越えた先に清原工業団地や芳賀町工業団地といったさまざまな工場が立ち並ぶ地域があり、通勤や通学、買い物で利用する人が多く、渋滞ができてしまうのだ。このように、いくつかの課題の根端は立地条件にある。だが、特に学校、ショッピングセンター、工業団地などの大きな建物を移動させるなど、立地条件を変えるのには多額の費用、膨大な時間と手間がかかるため、とても現実的とはいえない。そこで、やはりこれらの建物に移動するための交通手段の変革が必要不可欠となってくるのである。
 ここまでLRTを導入することの利点について考察してきたが、一方で、宇都宮市では、この計画に対する市民団体の反対も根強い。その理由として、LRTではまかないきれない地域があることや、これまでのバスのシステムの方が行きやすかった場所があることが挙げられる。「バスの専用レーンをつくればいい」という議論もあるという。要するに、バスへの「一元化」ということだ。これは、今までに多くの都市で実現されてきたことではあるが、いずれ衰退する可能性が高いといえる。公共性の観点から見ても、LRTの導入によって公共交通を「多元化」
することが、公共的利益を獲得することに繋がるのではないだろうか。実際に、LRT反対派が主張する問題を解決するために、市はLRTだけでなくこれまでのバスも合わせてひとつの交通手段として計画しているそうだ。
 LRTに期待が高まるのは、渋滞問題の観点からだけではない。日本全体、特に地方で人口減少、地域衰退が大きな問題となっているのは周知の事実であろう。このような現代社会のなかで、LRTができることにより多くの場所への移動をスムーズにし、「ネットワーク型コンパクトシティ」を創造することが目的とされている。移動の問題を解決し、地域をコンパクトにして他の地域と連携しながら新たなまちづくりを促進していく、というものである。宇都宮市に住む高齢者に対してアンケート調査が行われ、交通手段がないために外出を我慢した経験があるという回答者が多くいることがわかった。LRTが導入されることによって、生活の充実感が高まると期待を寄せる高齢者も少なくない。
 新たにLRTを導入するためには、もちろん多額の費用が必要となる。しかし、その金額以上にLRTが上げる効果は大きく、市民の生活はより豊かなものになるのではないだろうか。
 渋滞問題、環境問題だけでなく、市民や観光客の移動をスムーズにすることによって地域衰退を改善するためにも、日本の地方の現状に見合った「路面電車ルネサンス」がこれからさらに求められるのではないだろうか。
 

投稿: 精神一到 | 2018年7月 1日 (日) 03時26分

「路面電車ルネサンス、とりわけ宇都宮電車の意義を論述する」 1589字    新品大好
近年では自動車が普及する社会の中で様々な問題が生じている。たとえば公共交通との関係や環境問題などがある。その中で対策を取っている地域が栃木県宇都宮市である。栃木県は人工100人に対しての自動車保有率が高くバスも本数が多い。そのためショッピングセンターや工業団地、通勤通学路などでは渋滞が発生し、多くのバスが市内を行きかっているため乗り換えなども複雑になっている。そのため宇都宮市ではこの問題を解決するために「LRT」というものに取り組んでいる。「LRT」とは東西基幹公共交通LRT(Light Rail Transit)のことである。これは最新の技術が反映された路面電車で特徴として①騒音が少なく振動も少ないため快適な乗り心地である。②車両の低く平らなためホームとの段差が少なく乗車しやすくなっている。③専用レールを走るため、時間に正確な運行ができる。④道路上を走るため他の交通手段との連携がスムーズである。などがある。工業団地やショッピングセンター、学校、公園など多くの人が利用する施設が集まる場所を運行するためLRTができることでそういった場所へのアクセスがしやすくなる。だがLRTでは賄いきれない地域や、以前のバスシステムの方が行きやすかった場所もある。LRTが走る予定の路線と離れた場所にある宇都宮駅公園やプレックスアリーナ宇都宮、宇都宮市立東図書館のような市民が利用する施設があるため従来のバスの方がいいという意見もある。このような問題を解決するためLRTだけでなく従来のバスとも連携を取って市民にとって快適な公共交通機関を目指している。宇都宮市に住んでいる高齢者に対して「交通手段がなくて外出や行動を我慢したことがあるか」という質問に対して43%が「ある」と回答している。このことが表すようにいきたい場所があっても交通手段がないということが分かる。つまりLRTを導入することによって高齢者が外出しやすくなり生活も充実してくると予想できる。LRTをどのように活用していきたいかというと買い物難民を助ける役割がありタクシーやバス、そしてLRTなど様々な公共交通を併用し市民を支え、人口が減少している宇都宮市を移動という面で支えていきたい。また近くには野球球場、遊具広場があるため自動車の渋滞の緩和のほかにスポーツやレジャーを楽しむ人にも役に立つ。環境問題の点から考えてLRTは快適かつ省エネ性に優れ新しい路面電車である。乗用車が普及し排気ガスによる大気汚染、交通事故が多くなってしまった。現在、日本の運輸部門での二酸化炭素排出量は全体の17.9%を占めている。運輸部門の中で、自動車全体の排出量は86.2%となっている。つまり、自動車がかなりの二酸化炭素を排出していることがわかる。LRTは、こういった自動車排出ガスを抑えるだけでなく、自動車の騒音など地域的な環境負荷も削減することができる。研究によると、ライトレールが乗客一人を1km運ぶごとに排出する二酸化炭素は自動車の約半分と推定されている。つまり、ライトレールを活用していけば、2030年に起きる運輸部門の二酸化炭素排出量が、2010年と比較し、33%減少することができると予測されている。LRTは、かなりの二酸化炭素の排出量を抑え、快適性・安全性も備えているため、地域騒音・交通事故を減少させることができる。LRTの新設に向けて、トランジットセンターが計画されている。トランジットセンターとは、LRT・BRT・バスなどの公共交通機関や、車、自転車などの乗り換えの拠点のことを示す。LRT導入の有益性を考慮し、宇都宮市ではBRTではなくLRTの導入を決定した。これらのことから、LRTは交通渋滞を緩和することができ、買い物難民などの高齢者、スポーツやレジャーを楽しむ人々が外出しやすいような環境を作り、安全性・快適性も備え、環境にも優しいため、これからの公共交通機関を変えていく乗り物である。

投稿: 新品大好 | 2018年7月 1日 (日) 02時22分

宇都宮市LRT計画が推進される意義
 1622字 一生懸命
 現在、宇都宮市では宇都宮市LRT計画として、次世代型路面電車を運行させるための工事を行っている。このLRTとはLight Rail Transitの省略のことで最新の技術が反映された次世代型の路面電車である。特徴としては騒音や振動が少なく快適な乗り心地であること、車両の床が低く平らで、ホームとの間に段差や隙間がほとんどないこと、専用レールを走るため時間に正確な運行ができること、デザインがまちのシンボルになること、道路上を走るので、他の交通手段との連携がスムーズなことなど5点ほどあげられる。このように本来の路面電車と比べてとても利用しやすいことがわかるが、ではなぜ宇都宮市でLRTが推進されるのか。その理由は主に3つある。
 1つ目は、宇都宮市東部の交通渋滞を緩和させるためである。現在、夕方、つまり多くの会社員や児童、生徒が帰宅する時間になると自動車による交通渋滞が発生しているそうだ。宇都宮市電はこの問題を解決するために、自動車道の渋滞から通勤者を解放し、市電に切り替えることによって自動車の渋滞を防ぐという解決策にたどり着いた。一方でLRTを運行させることによって更なる自動車の渋滞を引き起こすのではないかという反対意見もあるが、私はLRTを利用することで時間通りに目的地に着くことができるし、自分で運転する手間も減るので良いのではないかと思う。
2つ目は人が動きやすい公共交通ネットワークを作るためである。現在、日本全体で少子高齢化が進む中、宇都宮市も高齢化が高まってきているという。このような状態が続いてしまうと、買い物などでお金を使う人が減り、商売が成り立たなくなってしまう。そして、人々は暮らしにくくなり人口減少がさらに加速するという負のサイクルに陥ってしまう。こうした状況にならないためには、経済活動が停滞しない新しい社会・ライフスタイルが求められてくる。そこで宇都宮市は時間に正確で輸送力が大きいLRTで新しい人の流れを作ろうと考えた。またLRTを導入することで、移動時間の効率向上、高齢者などの外出機会の増加による消費の維持の効果などが期待され、経済の停滞を防ぎ宇都宮市がより活気づくと考えられる。
 3つ目は、LRTは快適で省エネ性に優れているからである。先ほども述べたように宇都宮市は車の渋滞が起きるほど、車を利用して生活する人が多い。しかし車を利用することは大量の排気ガスを排出することになり、大気汚染につながる。そこで宇都宮市は省エネ性に優れたLRTを運行し、人々の移動手段を車からLRTに切り替えさせることによって排出ガスを減らそうと試みている。また、LRTは乗り心地の良さも魅力の一つである。現在、函館市でも路面電車が走っているが、電車そのものの構造や老朽化によって音や振動が激しくとても快適とは言い切れない。しかしLRTは車両の構造やきちんとした維持管理により、騒音や振動が少なく快適な乗り心地になるよう設計されているそうだ。
 そもそもLRTを宇都宮市に導入することになったのも、富山県富山市に「ポートラム」といったライトレールが走行しているからである。富山市はこのポートラムを取り入れたことにより、中心市街地や公共交通沿線へアクセスしやすくなったり、ポートラム中心の公共交通の活性化のおかげで将来、二酸化炭素の排出量が大幅に減少すると試算されている。実際、私自身も去年富山市を訪れる機会があり、ポートラムに乗車したが騒音があまりなく快適であったうえ、乗車運賃が均一でわかりやすく、とても市民にとっては利用しやすい移動手段だと実感した。
 最後に、宇都宮市のLRT計画を知ったうえで函館市と比較して考えてみると、函館市も「らっくる号」という超低床電車が4台ほど運行している。しかしこれは時間によって走行しており、乗れる機会が極端に少ないと感じる。なので函館市は市民だけでなく観光客もたくさん訪れるので、もう何台か導入して人々が快適で乗り降りしやすい環境を作ったらいいのではないかと思った。

投稿: 一生懸命 | 2018年7月 1日 (日) 01時55分

「宇都宮市電について」    1516字 健康焙煎

はじめに
現在、栃木県の宇都宮市の交通の現状は、車の所有数は人口100人あたり67.41台で全国3位で、バスの本数も多く、路線も複雑なため交通渋滞が頻繁に発生してしまっている。この問題を解決するために宇都宮市は東西基幹公共交通LRTに取り組んでいる。この問題から本レポートでは宇都宮市電について述べていこうと思う。

宇都宮市電について
そもそも東西基幹公共交通LRTとはどのようなものなのか。これは昔ながらの路面電車とは異なり、最新の技術が用いられている次世代型の路面電車で、騒音や振動が少ないことや、車両の床が平たく、乗り場との間に隙間がほとんどないこと、正確な時間で運行することなどが特徴としてあげられる。これらの特徴により渋滞問題を解決できるのではないかと期待されている。ここまでの内容をみてみるとLRTを導入する理由は交通渋滞の解消にあるのではないかと思える。とある論文では「宇都宮市電は自動車から渋滞から通勤者を解放するすることが狙いであって市内交通の整備ではない」と書かれている。しかし、高齢者などの交通の手段がない人や買い物難民、レジャー施設に行く人の交通手段にも市電は成り得る。また、宇都宮市は近年郊外にまで住宅地やレジャー施設などが広がっているため経費がかさんでしまう。そこでLRTの登場で、郊外の住宅地やレジャー施設と空洞化しがちな中心地をLRTによって結ぶことで、広さは変わりはしないが、移動の面で便利で、かつ車よりも速達性の高い移動手段ができることによりコンパクトなまちづくりができるのではないかと期待されている。ここでいきなりだが函館市の市電についても考えてみようと思う。現在の函館市は少子高齢化や若者離れなどを原因として人口減少が進んでおり、一人当たりの車の所有数は一世帯あたり1.11台と、一人当たりで考えると宇都宮市よりも高い数値になる。このような現状の中、函館市電は温泉街である湯の川を起点とし、商業地域の五稜郭を経由し、観光客の玄関口である函館駅を経由し、函館山・観光名所が多く存在する西部地区の函館どつく前という全長10.9kmのルートで運行している。函館市の市電は観光名所が散在している函館をつなぐ重要なものになっており、函館市をコンパクトにする役割を果たしていると思う。このように宇都宮市電も観光名所や重要な場所を通るように路線を引くことにより、まちをコンパクトにする事ができるのではないかと思う。

おわりに
ここまでLRTの特徴や導入の理由、目的を述べ、函館市の市電の例を参考に宇都宮市のLRT導入について考えてきた。現状では、宇都宮市はバスの路線が多く、複雑になっており分かりづらいとの問題もある。そこでこのLRTの導入を機にバス路線を見直し、LRTとバスの路線を相補的に補い、行きたい場所に簡単に行けるようにすると、コンパクトなまちづくりが達成され市民が公共交通機関に乗る機会も増えるのではないかと思う。宇都宮のLRTの計画予定図では全長約15kmになり、各駅停車で片道44分かかってしまい、また路線が長いため料金も少し高くなってしまうと思う。地域衰退の改善ためにコンパクトなまちづくりを行おうとしているのに、利便性を差し置いて必要な時間や費用などによりLRTが利用されないとなると本末転倒である。なので、事前に市民にアンケートを取るなどして、市民が気軽に利用できる料金設定で、かつ市もしっかりとLRTを運営して行けるだけの利益を得ることのできる調整が必要になってくるのではないかと思う。


〈参考文献〉
・宇都宮ライトレールの基礎知識
・交通縮減の思想―路面電車ルネサンスとしての宇都宮市電に関する政治思想」北海道教育大学教育学部国際地域学科教授 田村伊知郎
・https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2017020100038/files/LRT_22-31.pdf

投稿: 健康焙煎 | 2018年7月 1日 (日) 01時23分

・路面電車ルネサンス、とりわけ宇都宮市電の意義について  日進月歩(1598字)
 
宇都宮市は、人口密集地帯であり、かつ通勤にマイカーを使用する人が多いため、交通渋滞が頻発している。さらに、バス路線が複雑で目的地にたどり着くのが難しい点、隣町の芳賀町の工業団地と宇都宮市中心部を結ぶ片側二車線の道路の渋滞が深刻な点も問題点としてあげられる。これらの問題点を打開するための構想として考えられているのが「宇都宮市電(宇都宮ライトレール)」である。特徴としては、芳賀町の工業団地や宇都宮市清原地区の工業団地、大型のショッピングモールや各学校など様々な場所へアクセスすることが可能になる所がある。沿線予定地には、多くの市民が利用するJR宇都宮駅やショッピングモール等があり、場所は理にかなっていると言える。沿線には、アマチュアスポーツの大会やプロサッカーチームの試合が行われる施設もあるため、それらが行われる際の交通渋滞を軽減することが期待できる。
 交通渋滞を軽減すること以外にも宇都宮市電を建設する意義は大きい。まず挙げられるのは、交通弱者を減らすことである。現在、宇都宮市に住んでいる高齢者の半数近くは、交通手段が無くて外出や行動を我慢したことがあるというデータが出ている一方で、LRTが導入されれば生活の充実感が高まると思えているというデータが出ているため、LRT=宇都宮市電は交通弱者を減らすことに繋がると言える。ただLRTを導入するだけではなく「複数あるいは異なる交通手段の接続が行われる場所」であるトランジットセンターを設置することも大切である。つまりは、タクシー、路線バス等といった公共交通を併用できるようにするということである。前述した、目的地にたどり着くことが難しく、複雑なバス路線の現状を打開することに繋がるのである。
 次に挙げられるのは、環境問題の改善に繋がることである。昭和40年代頃からマイカーが普及したことにより、排気ガスによる環境汚染、交通事故の増加といった問題が発生するようになっていった。そこで、LRTを導入することにより、二酸化炭素の排出量を減少させること、さらには、道路を走る車の台数を減らすことによる交通事故発生確率を低下させることが可能になる。その相乗効果として、交通量が多い道路の騒音を低下させることも期待される。
 さらに挙げられるのは、人々が従来よりも正確な時刻で移動することが可能になる点、中心市街地を中心とした都市の軸が形成されるという点である。まず前者は、従来中心的であった路線バスは、突発的に発生する交通渋滞の影響を受けやすく、安定した運行が難しいことに対し、LRTでは、交通渋滞に左右されず、比較的安定した運行が可能になることを表している。LRTを導入することによって、人々が外出することに対して感じるストレスが減り、外出機会が増加することによって、各店舗の売上高の増加やイベントの集客数の増加等が期待され、経済的な効果もあるのである。後者は、LRTが安定運行を実現する「幹線」、路線バスが「支線」として機能することによって、中心市街地に人が多く訪れるという都市構造が実現され、コンパクトシティ化の実現に繋がるということを表している。全国的に見ると比較的大都市であると言える宇都宮市でも将来的には人口減少が進むことが予想されている。無秩序に市街地を拡大させるのではなく、LRTを軸とした中心市街地に人を集める都市構造を実現することは将来的に住みやすく、効率性の良いまちづくりをしていくことに繋がるのである。
 まとめると、宇都宮市電=LRTは、人々の移動を快適にし、さらには将来的な都市設計や環境改善に大きく影響する構想であるといえる。多くの路面電車が淘汰された日本で改めて市電を走らせるという例は少ないので、完成後の市電が都市に与える影響に注目したいと考えている。また、機会があれば宇都宮市に足を運んで、市電が走る沿線地域を見て、他の都市にも応用できるのかを考えてみたいと思う。

投稿: 日進月歩 | 2018年7月 1日 (日) 00時19分

路面電車ルネサンス~宇都宮市電の意義~ 1565字 杏仁豆風
ドイツの1950年~1960年の移動手段は自動車が中心であった。自動車の利用のために路面電車は廃止されていった。しかし1980年以降、環境汚染や騒音などの社会問題対策、エネルギーの節約のために路面電車が再建された。日本では高度経済成長期にモータリゼーションが進展し、自動車を所有する人が増えた。自動車と公共交通機関では、自動車を使用する人の方が多くなり、道路が混雑することが深刻な問題になった。自動車という個人交通を優先し、渋滞が起きないよう道路の幅を広くしたり、道路の延伸がされた。また、自動車を駐車するスペースの確保もされた。こうして、路面電車が廃止になることもあった。近年、LRTの導入が全国各地で取り組まれている。今回は宇都宮のLRTについて述べていく。
宇都宮市電(LRT)はネットワーク型コンパクトシティの形成を目的に計画されている。建設予定地はJR宇都宮駅東口から芳賀町の14.6㎞で、工業団地、ショッピングモール、サッカースタジアム、住宅地、学校などがある。LRTを建設することにより、様々な場所へのアクセスがしやすくなる。「市電1本で行ける」というコンパクトさを住民に感じてもらう役割を担っているのではないか。また、トランジットセンターも設置される予定で、バスなどの交通機関への乗り換えの簡易化を図っている。これは、従来のバスの方がアクセスしやすい場所や、建設予定地以外にある施設に行くために様々な交通手段と組み合わせるためのものである。組み合わせるのはバスの一元化、市電の一元化というのは不可能であるからで、一元化は地方の衰退を招きかねない。LRTの役割や特徴は他にもある。LRTは渋滞緩和も期待されている。前述したように、LRT建設予定地には工業団地がある。宇都宮では通勤・退勤に自家用車やバスが多く利用されている。バスの本数を増やしても、自動車と同じ道路を走るので通勤・退勤の時間帯には渋滞に巻き込まれ、時刻表通りに運行されない。また、バスは路線が複雑で、乗り換えも困難である。一方、LRTは専用のレールを走るので、渋滞に巻き込まれることもなく、時刻表通りに運行される。バスの路線が複雑で、時刻表通りに運行されないというのは函館も同じであろう。渋滞緩和だけでなく、買い物難民を救う役割もある。LRTはバスのように複雑な路線ではないので利用しやすいだろうし、タクシーほど運賃が高額だとは考えにくい。また、トランジットセンターが大型ショッピングモールのすぐそばに作られる予定で、自動車を所有していない人でも買い物に行きやすくなる。他にも、LRTは自動車に比べ、二酸化炭素の排出量が少なく環境にもやさしい乗り物である。また騒音、振動が少なく、快適で安心して乗れるということも特徴である。
ところが、LRTの建設には反対意見も多い。現在2車線ある道路を1車線にしてLRTを走らせるレールにするので、逆に渋滞が発生してしまうのではないかという意見や、ショッピングモールなどへのアクセスが良いと言っても、自動車を所有している人がLRTの利用に切り替えるのかということも考えられる。またLRTの導入に多額のお金がかかることも懸念される。
交通で都市創造を行っていくには、市民のニーズに合った交通システムが求められている。また、まちづくりと一体的に整備していくことが大切である。宇都宮市が計画しているLRTは、建設予定地以外にある、住民が利用する施設へのアクセスを考慮し、バスや乗り合いタクシーと連携した交通手段である。さらに、トランジットセンターの設置による複数の交通機関への乗り換えのしやすさも考慮している。このように、市民のニーズに応じた交通システムを計画していて、トランジットセンターからの空間づくりをすることができるものだと考える。LRT導入に反対意見もあるとは思うが、半世紀前からの計画が実現してほしいと思う。
参考文献
「LRTってなに?路面電車?」 www.city.utsunomiya.tochigi.jp/kurashi/kotsu/lrt/1013030.html
「都市の発展にあわせた都市交通システムの導入」www.mlit.go.jp/common/000171934.pdf

投稿: 路面電車ルネサンス~宇都宮市電の意義~ 杏仁豆風 1565字 | 2018年6月30日 (土) 23時34分

路面電車ルネサンス~宇都宮市電の意義~ 1565字 杏仁豆風
ドイツの1950年~1960年の移動手段は自動車が中心であった。自動車の利用のために路面電車は廃止されていった。しかし1980年以降、環境汚染や騒音などの社会問題対策、エネルギーの節約のために路面電車が再建された。日本では高度経済成長期にモータリゼーションが進展し、自動車を所有する人が増えた。自動車と公共交通機関では、自動車を使用する人の方が多くなり、道路が混雑することが深刻な問題になった。自動車という個人交通を優先し、渋滞が起きないよう道路の幅を広くしたり、道路の延伸がされた。また、自動車を駐車するスペースの確保もされた。こうして、路面電車が廃止になることもあった。近年、LRTの導入が全国各地で取り組まれている。今回は宇都宮のLRTについて述べていく。
宇都宮市電(LRT)はネットワーク型コンパクトシティの形成を目的に計画されている。建設予定地はJR宇都宮駅東口から芳賀町の14.6㎞で、工業団地、ショッピングモール、サッカースタジアム、住宅地、学校などがある。LRTを建設することにより、様々な場所へのアクセスがしやすくなる。「市電1本で行ける」というコンパクトさを住民に感じてもらう役割を担っているのではないか。また、トランジットセンターも設置される予定で、バスなどの交通機関への乗り換えの簡易化を図っている。これは、従来のバスの方がアクセスしやすい場所や、建設予定地以外にある施設に行くために様々な交通手段と組み合わせるためのものである。組み合わせるのはバスの一元化、市電の一元化というのは不可能であるからで、一元化は地方の衰退を招きかねない。LRTの役割や特徴は他にもある。LRTは渋滞緩和も期待されている。前述したように、LRT建設予定地には工業団地がある。宇都宮では通勤・退勤に自家用車やバスが多く利用されている。バスの本数を増やしても、自動車と同じ道路を走るので通勤・退勤の時間帯には渋滞に巻き込まれ、時刻表通りに運行されない。また、バスは路線が複雑で、乗り換えも困難である。一方、LRTは専用のレールを走るので、渋滞に巻き込まれることもなく、時刻表通りに運行される。バスの路線が複雑で、時刻表通りに運行されないというのは函館も同じであろう。渋滞緩和だけでなく、買い物難民を救う役割もある。LRTはバスのように複雑な路線ではないので利用しやすいだろうし、タクシーほど運賃が高額だとは考えにくい。また、トランジットセンターが大型ショッピングモールのすぐそばに作られる予定で、自動車を所有していない人でも買い物に行きやすくなる。他にも、LRTは自動車に比べ、二酸化炭素の排出量が少なく環境にもやさしい乗り物である。また騒音、振動が少なく、快適で安心して乗れるということも特徴である。
ところが、LRTの建設には反対意見も多い。現在2車線ある道路を1車線にしてLRTを走らせるレールにするので、逆に渋滞が発生してしまうのではないかという意見や、ショッピングモールなどへのアクセスが良いと言っても、自動車を所有している人がLRTの利用に切り替えるのかということも考えられる。またLRTの導入に多額のお金がかかることも懸念される。
交通で都市創造を行っていくには、市民のニーズに合った交通システムが求められている。また、まちづくりと一体的に整備していくことが大切である。宇都宮市が計画しているLRTは、建設予定地以外にある、住民が利用する施設へのアクセスを考慮し、バスや乗り合いタクシーと連携した交通手段である。さらに、トランジットセンターの設置による複数の交通機関への乗り換えのしやすさも考慮している。このように、市民のニーズに応じた交通システムを計画していて、トランジットセンターからの空間づくりをすることができるものだと考える。LRT導入に反対意見もあるとは思うが、半世紀前からの計画が実現してほしいと思う。
参考文献
「LRTってなに?路面電車?」 www.city.utsunomiya.tochigi.jp/kurashi/kotsu/lrt/1013030.html
「都市の発展にあわせた都市交通システムの導入」www.mlit.go.jp/common/000171934.pdf

投稿: 路面電車ルネサンス~宇都宮市電の意義~杏仁豆風 1565字 | 2018年6月30日 (土) 23時26分

宇都宮におけるライトレールの役割      1536字    一日一食   

そもそも市民がLRTに求めているものは何であろうか。一番大きなものは市民の「足」となってもらうことであろう。自転車ではどうしても限界があるため、車のない学生や運転に不安を抱えた高齢者にとってバス以外にも交通の便があるというのは非常にありがたいことである。また、昨今高齢者による交通事故が目立ち問題視されているが、これは何も高齢者だけが事故を起こしているわけでないというのは自明の理である。これを交通公共機関を利用することで事故の数を減らすということも期待できるであろう。このほかにも市民がLRTに期待していることは多岐にわたるであるだろう。それでは、特に宇都宮市に住んでいる人々はなぜLRTに期待し、そしてそれはどのような形で実現するのであろうか。
宇都宮市は市民の自動車保有率がとても高いうえに、バスの運行本数も多いようである。このように聞くととても市民は足に困っていないように感じるが、実はこれこそが宇都宮市が抱えている問題なのである。車の保有率が高いということはそれだけ多くの人が車を運転するということであり、そしてそれは交通渋滞をもたらす。また、バスの運行本数が多いということはそれだけ路線が多くなるということであり、乗り換えも複雑化してくる。そしてまたバスも交通渋滞をもたらす要因となっているのであろう。このような問題をLRTの導入によって解決しようと宇都宮市は考えている。
そもそもLRTは全低床車両であり振動も少ないため、年配の方や障がい者の方も利用しやすいデザインになっている。そのため、足のなさを理由に外出を諦めていた人々の大半を占めているであろうこの方々にとって非常に乗りやすくなっている。そしてLRTとバスを併用して利用することにより今迄ではなかなか行きにくかった場所にも訪れやすくなるため、このような人々以外にとっても利用する機会はLRT・バスともに増えるであろう。また、行く場所が増えるということは外出の機会が増えるということに直結する。これによって地域活性に少しではあるがつながるのではないか。少なくとも、足がなくて外出を諦めていた人々にとってはこれだけで外に出られるようになるため、充足感が得られるのはないか。そして最後に、なにも宇都宮市に限った話ではないが、前述したとおり高齢者による交通事故が問題視されている昨今において、公共交通機関が増えるということはそれだけ事故発生件数を未然に防ぐことにつながるのではないか。もちろん、報道などを見る限り事故を起こした高齢者の方々は自分の運転に自信を持っていた人が多いようなので、そういった方々が運転を控えるようになるとは考えにくいが、それでもこういった事故が一つでもなくなる可能性があるのならば実行する価値は十分にあるはずである。またこれはなにも高齢者の方々に限った話でなく、運転者全員に言える話であるのでなおさらである。
このようにLRTを導入することよって様々なメリットが得られる。しかし、当然のことではあるがLRT導入に反対の人々もいるであろう。例えば「導入にはお金がかかるし、買い物ならば今はネットで済むであろう」といった声が考えられる。確かに利用しない人々にとってはお金の無駄だと思われるのは当然のことであり、ネットの発達により以前よりも買い物難民と呼ばれる人々は減ったであろう。だが、高齢者の方々はネットに弱いとも考えられる。また、外に出て買うことでしか活気は生まれない。そういった意味では導入にお金をかける意義は十分にあると考えられる。
LRT導入について様々な声があがるのは当然のことではあるが、導入することでしか得られないメリットが十分にあり、なにより市民がこれまでの生活よりも満足感を得られるのであれば導入するべきではないか。

投稿: 一日一食 | 2018年6月30日 (土) 22時19分

日本の未来のためのLRT 本文字数1856 投稿者:優柔不断

まず、宇都宮ライトレールにはLRTが採用されるようで、LRTとはライトレールトランジットの略語で、このシステムにより、宇都宮ライトレールは最新の技術が反映された次世代型の路面電車となるようだ。特徴として、①LRTの車両は、騒音や振動が少なく快適な心地、②車両の床が低く平らで、ホーム(乗り場)との間に段差や隙間がほとんどない、③専用レールを走るため、時間に正確な運行が可能、④洗練されたデザインは「まちのシンボル」になる、⑤道路上を走るので、ほかの交通手段との連携がスムーズ 、といった点が挙げられている。LRTは、交通渋滞の緩和、少子高齢化と人口減少が厳しくなる社会に対応するため、人が動きやすくなるための公共交通ネットワークの重要な装置として効果が期待されている。
 また、LRTの運行ルートは、JR宇都宮駅東口から芳賀・高根沢工業団地までの14.6キロメートルとなっている。東側の地区には学校やショッピングセンター、工業団地などがあり、通勤通学や買い物のために人口が集中する。そして、宇都宮市では渋滞という問題が多数発生している。特に、この東側での発生が多く見られる。現在、市内ではバスの本数が多く備えられているが、JR宇都宮駅前を中心に長い渋滞が見られるようだ。交通渋滞の減少も目的のひとつとして挙げられているが、果たして解決するのだろうか。LRTが走らない地域もあり、計画以前のバス路線の方が良いという意見もある。しかしこのような意見に対する解決策として、トランジットセンターの建設がある。トランジットセンターとは、あらゆる交通手段との乗り換えの場所である。トランジットセンターを利用により、自動車、従来のバスや乗り合いタクシーなどの他の交通手段との共存を可能にし、渋滞を緩和しようとしている。トランジットセンターがあることでLRTの届かない地域にも他の交通手段を用いて移動できるので、自動車を所有していない人やバス通勤の人などには有効だと考える。
 さらに、高齢者をLRT利用のターゲットにすることができる。日本は高齢化が進んできている。宇都宮市もその例外ではない。ニュースを見ていても、高齢者によるアクセルとブレーキの踏み間違いで起こった事故がしばしば報道されている。逆に、自家用車を所有していないために移動に不便を感じる場合もある。LRTを中心とした交通網によっての移動可能領域を広げることができれば、高齢者による利用も増えるだろう。そして、外出する人が増えることで地域経済に対してプラスの効果を生むことができると考える。外出に消極的だった人が外出することで、LRTなどの交通機関の利用費、買い物費用、施設利用費などによる収入の拡大が見込める。LRT利用に関する費用は明確にされていないため、費用次第では利用に抵抗を感じるかもしれない。そこで、富山ライトレール導入における施策を参考にしてみてはどうか。「富山市では、満65歳以上の高齢者を対象に、市域のどこからでも、中心市街地へ出かける場合、バス料金を100円に割り引く制度を創設した。事前に市役所で500円を支払い、「おでかけ定期券」の発行を受ければ、路線バスの降車時にそれを見せれば運賃が100円に割り引かれる。高齢者の外出支援と中心市街地活性化を目的とした施策である」。 また、「富山市では、65歳以上の高齢者が運転免許証を自主返納する場合、富山地方鉄道の共通乗車券、富山ライトレールICカード、JRオレンジカードのいずれか2万円相当を支給する『高齢者運転免許証自主返納制度』を創設している」。 このように高齢者が得する施策を導入することで利用を促すことができる。
 宇都宮市におけるLRT導入は最新システムを使った新たな交通手段の1つとしての提案であり、市電という枠組みの中でも高度な計画である。既存の交通環境を改善するために必要な実践例になり、うまくいったところあるいはうまくいかなかったところをデータとして収集することで、これからの参考にすることができる。それだけではなく、高齢化の進んでいる日本社会において高齢者の社会参画または経済活動による地域活性化が必要になってくる。そのための移動手段を用意することがこれらを促進させるための鍵になるのではないかと思う。
宇都宮市http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/kurashi/kotsu/lrt/1013030.html
富山ライトレール記録誌編集委員会編集『富山ライトレールの誕生 日本初本格的LRTによるコンパクト』なまちづくり』鹿島出版会、2007年、102頁。
富山ライトレール記録誌編集委員会編集『富山ライトレールの誕生 日本初本格的LRTによるコンパクト』なまちづくり』鹿島出版会、2007年、102頁。

投稿: 優柔不断 | 2018年6月30日 (土) 14時59分

日本の未来のためのLRT 本文字数1856 投稿者:優柔不断

 まず、宇都宮ライトレールにはLRTが採用されるようで、LRTとはライトレールトランジットの略語で、このシステムにより、宇都宮ライトレールは最新の技術が反映された次世代型の路面電車となるようだ。特徴として、①LRTの車両は、騒音や振動が少なく快適な心地、②車両の床が低く平らで、ホーム(乗り場)との間に段差や隙間がほとんどない、③専用レールを走るため、時間に正確な運行が可能、④洗練されたデザインは「まちのシンボル」になる、⑤道路上を走るので、ほかの交通手段との連携がスムーズ 、といった点が挙げられている。LRTは、交通渋滞の緩和、少子高齢化と人口減少が厳しくなる社会に対応するため、人が動きやすくなるための公共交通ネットワークの重要な装置として効果が期待されている。
 また、LRTの運行ルートは、JR宇都宮駅東口から芳賀・高根沢工業団地までの14.6キロメートルとなっている。東側の地区には学校やショッピングセンター、工業団地などがあり、通勤通学や買い物のために人口が集中する。そして、宇都宮市では渋滞という問題が多数発生している。特に、この東側での発生が多く見られる。現在、市内ではバスの本数が多く備えられているが、JR宇都宮駅前を中心に長い渋滞が見られるようだ。交通渋滞の減少も目的のひとつとして挙げられているが、果たして解決するのだろうか。LRTが走らない地域もあり、計画以前のバス路線の方が良いという意見もある。しかしこのような意見に対する解決策として、トランジットセンターの建設がある。トランジットセンターとは、あらゆる交通手段との乗り換えの場所である。トランジットセンターを利用により、自動車、従来のバスや乗り合いタクシーなどの他の交通手段との共存を可能にし、渋滞を緩和しようとしている。トランジットセンターがあることでLRTの届かない地域にも他の交通手段を用いて移動できるので、自動車を所有していない人やバス通勤の人などには有効だと考える。
 さらに、高齢者をLRT利用のターゲットにすることができる。日本は高齢化が進んできている。宇都宮市もその例外ではない。ニュースを見ていても、高齢者によるアクセルとブレーキの踏み間違いで起こった事故がしばしば報道されている。逆に、自家用車を所有していないために移動に不便を感じる場合もある。LRTを中心とした交通網によっての移動可能領域を広げることができれば、高齢者による利用も増えるだろう。そして、外出する人が増えることで地域経済に対してプラスの効果を生むことができると考える。外出に消極的だった人が外出することで、LRTなどの交通機関の利用費、買い物費用、施設利用費などによる収入の拡大が見込める。LRT利用に関する費用は明確にされていないため、費用次第では利用に抵抗を感じるかもしれない。そこで、富山ライトレール導入における施策を参考にしてみてはどうか。「富山市では、満65歳以上の高齢者を対象に、市域のどこからでも、中心市街地へ出かける場合、バス料金を100円に割り引く制度を創設した。事前に市役所で500円を支払い、「おでかけ定期券」の発行を受ければ、路線バスの降車時にそれを見せれば運賃が100円に割り引かれる。高齢者の外出支援と中心市街地活性化を目的とした施策である」。 また、「富山市では、65歳以上の高齢者が運転免許証を自主返納する場合、富山地方鉄道の共通乗車券、富山ライトレールICカード、JRオレンジカードのいずれか2万円相当を支給する『高齢者運転免許証自主返納制度』を創設している」。 このように高齢者が得する施策を導入することで利用を促すことができる。
 宇都宮市におけるLRT導入は最新システムを使った新たな交通手段の1つとしての提案であり、市電という枠組みの中でも高度な計画である。既存の交通環境を改善するために必要な実践例になり、うまくいったところあるいはうまくいかなかったところをデータとして収集することで、これからの参考にすることができる。それだけではなく、高齢化の進んでいる日本社会において高齢者の社会参画または経済活動による地域活性化が必要になってくる。そのための移動手段を用意することがこれらを促進させるための鍵になるのではないかと思う。

宇都宮市http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/kurashi/kotsu/lrt/1013030.html
富山ライトレール記録誌編集委員会編集『富山ライトレールの誕生 日本初本格的LRTによるコンパクト』なまちづくり』鹿島出版会、2007年、102頁。
富山ライトレール記録誌編集委員会編集『富山ライトレールの誕生 日本初本格的LRTによるコンパクト』なまちづくり』鹿島出版会、2007年、102頁。

投稿: 優柔不断 | 2018年6月30日 (土) 14時56分

「宇都宮市電から見る私の地域の市電」 1500文字  行方不明

 宇都宮市電と検索するとすぐに公式のホームページ等が表示される。とても見やすく、情報が更新されており、現在もLRT工事(軽快電車、ライトレールともいわれる次世代型の路面電車)など進化を遂げている。それに比べ、私の住む地域の市電は、検索で公式のホームページは出て来るもののとても簡素なもので見やすいものではない。目に見える事業としても市電のホームを一つずつ新しくしていってるが、元々利用者の少ないホームを新しくしたところでどうなのだろうと疑問に思ってしまう。日中、市電を利用することがあるが、大体の時間帯はガラガラとしていて、市電が混むのは病院前のホームや飲み屋街の近くのホーム、あとは学生の登下校時にJRの駅のホームくらいではないだろうか。もちろん、そういった場所に来るために他の場所から市電に乗ってくるのだが、病院や飲み屋街に行く等とても少ない目的でしか使われることがない。イベントなど、たまにやっているがそれも、利用者を増やせているのかとても疑問である。そもそも、市は市電を残したいと考えているのかそれすらも、市民である私たちにはあまりよくわからない状態になっている。
私の地域の市電は以前、市全体に路線があるような市電であった。もしそのままであれば、私ももう少し利用していたかもしれない。しかし、今はとても狭い範囲にしか路線がなく、滅多に使うことがない。市電はバスとは違い、行き先が明確でわかりやすいという利点があると思う。バスでは、どの路線のバスだと通るが、別のバスだと近くで別の道へ行ってしまうなど、とても分かりにくく、いちいち調べなくてはならない。その手間がない分、市電はとても利用しやすい交通機関だと考えている。それなのに、市電で行ける範囲に目的とできるものが少ないのはとても勿体ないことだと思う。市電の利用者を増やすのなら、市が力を入れて市電の路線がある近くにお店を増やしてもらうだとか、高齢者でも乗りやすいものにするなど工夫が必要に感じる。私いる市の市電では、高齢者の利用者がとても多いが、バリアフリーは全く考えらえていないように感じる。新しい車両には導入されているが、古いタイプの車両は、入り口の段差がとても高く上るのにとても苦労してる高齢者の方をよく見かける。その際に、車両さんが手助けしているのも見かけたこともない。設備を整えるのは予算などの関係ですぐには難しいと思う。しかし、車両の意識を変えること、高齢者の利用者を減らさないために、気遣いをすることなどは今すぐにでもできることなのではないだろうか。
このままであれば、市電がなくなってしまってもおかしくないと考えている。利用者は高齢な方と登下校の学生。その人たちにはとても重要な交通機関だが、その他の年代の人は利用者率でいけばぐんと低くなるだろう。お祭りなどイベントのある時は、市電の本数を増やすほど利用者は多くなるが、その時のみ利用するという人も少なくはない。
私は近くに市電があればよく利用するようになると思う。市電はバスよりも遅くまで走っているし、ホームに来る時間も明確である。それこそ、飲み屋街などへ行くにあたり市電が近くまで通っているのなら、ぜひ利用したいと感じる。
 路面電車ルネサンス、つまり路面電車の復活には路線の周りの活性化、時代に合わせた路線、高齢な利用者のために設備や気遣いを導入することこれらが考えられる。費用がかかることは難しいが、できることから一つずつどんなことに対してもそれが大切なこととなる。私も、市電がなくなるという事態は避けたいので、市電のホームがある場所へ行く際は積極的に市電を利用していきたいと思う。

投稿: 行方不明 | 2018年6月30日 (土) 14時25分

宇都宮市を中心に考察するLRT事業 北広島市 1510文字

1 はじめに
近年、世界の各国でLRT(Light Rail Transit ライトレールトランジット)という環境負荷が極めて小さく、従来の道路交通の課題を補完する次世代型の電車による交通体系が整備されている。日本では、富山県富山市の富山ライトレールの導入例が有名であろう。ここでは、現在開業にむけて整備されている宇都宮市の交通面での取り組みを中心にLRT事業の意義について論じる。

2 富山市のLRT事業例
富山市では、中心市街地の衰退や郊外化の進行による都市機能低下への懸念、さらに高齢人口の増加により、自動車の運転が困難な層が増大するリスクなどから、LRTを導入した。これにより、コンパクトシティを形成し、中心市街地の活性化を狙い、まちづくりの一環と位置付けていた。また、超低床車両の運行やIC乗車券の導入など利便性の大きな向上も果たした。
 
3 宇都宮のLRT事業の現状と課題
富山市のLRT事業は日本初の試みであるが、日本の全体にもこの動きは広まっていて、宇都宮市もその1つであり、2022年の開業を予定し、今年に国土交通省から工事施工認可が下り、関係する工事に取り掛かった。
宇都宮市は人口あたりの自動車保有台数が全国平均と比較してもかなり高い位置にあり、JR宇都宮駅周辺や工業団地周辺は通勤時間などに慢性的な交通渋滞に長年悩まされてきた。この問題を解決しようと宇都宮市におけるLRT事業の導入が決定された。
しかし、宇都宮市が富山市をはじめとするほかの多くのLRTの導入を予定・検討している都市との相違点は既存の路線を使わず、完全に1から路線を新設することになるという点である。このことにより、当然建設コストも莫大になり、採算が合わなくなってしまうという不安がある。また、路面に電車が通ることによってかえって交通渋滞が悪化してしまうのではないかとの声もあり、その面での工夫が求められている。

4 宇都宮市のLRT事業の意義
 富山市の例で示した通り、LRT事業の大きな狙いとして、コンパクトなまちづくりを目指すというものがある。つまり、都市の土地利用における過剰な郊外への拡大を抑制し、都市の市民生活に必要である機能を中心市街地やLRTの沿線に集約することにより効率的で持続可能なまちをつくるという政策である。
具体的な宇都宮市のコンパクトシティへの取り組みとしてはトランジットセンターの設置が挙げられる。トランジットセンターとは、ひとことで言うと、乗り換え施設である。宇都宮市によると、このトランジットセンターは5か所の建設を予定している。この施設により、バスなどの公共交通機関や、自動車、自転車などからスムーズにLRTに乗り換えることが可能となる。さらに、トランジットセンターの周辺には、大型の商業施設や介護施設・保育施設などの機関を建設し、よりコンパクトで住みやすいまちをつくり、利便性を高めるという構想もあり、LRT事業による宇都宮市民の生活の質の向上が期待されている。

4 おわりに
 富山市から発した路面電車ルネサンスという語に表される日本のLRT事業は、現代社会における少子化や東京一極集中による地方都市の人口減少、過度な郊外化などといった問題から引き起こされる都市の機能低下、また、環境問題を緩和・解決できる1つの方法として注目を浴びている。
 このLRT事業により、コンパクトシティを形成することで、住民の利便性の向上、地域コミュニティの濃密化、都市環境の良化を図ることができるだろう。これは、持続可能な都市機能・都市構造をつくりあげていくという点で、現代の都市に最も求められているものと言えるのではないか。

投稿: 北広島市 | 2018年6月30日 (土) 14時03分

「宇都宮市におけるLRT計画に寄せる期待~地方の勢いづけの先駆けとして~」
絹田商店
近年、地方においては高齢化も進む中"自動車"を所有していないと生活が不便になってきた。公共交通機関は利用者の減少などによる経営難により次々と廃止や縮小が進み、自分の交通手段を持たない者を苦しめている。函館においても、市電の運行ルートが減少し、その分バスが賄おうとしているものの路線の複雑さやダイヤの乱れ、本数の少なさ等により自分の交通手段を持っていないとなかなか思うように外出ができないのである。それを表すように、函館の自動車保有台数もますます増えてきている。(北海道運輸局自動車技術安全部管理課のホームページに統計有り)自分の交通手段を持っていない学生や高齢者は、バスや市電を利用する他ないのだが、これらも行動範囲や時間が限られている。この利便性に欠く状況に光をもたらす存在がある。それが、宇都宮市で計画されている「LRT」である。もし仮にこの計画が成功すれば、日本の同じような問題を抱える地方、もちろんこの函館にも公共交通の対策に進展が見えるのではないだろうか。
日本の中ではLRTは富山県で実際に運行、ヨーロッパにおいても先行しており、そのフラットさから自転車やベビーカーなども乗せられとても自由で手軽な点が魅力である。従来の路面電車を増やすのではなく、次世代型の路面電車としてLRTは宇都宮市の抱える問題を改善していくことを期待されている。特に、渋滞問題や環境問題、地域の勢いづけなどは宇都宮市のみでなく日本の多くの地方で抱える問題であろう。LRTの近代的なデザインは、その見た目の通りスマートな走りをする。車両の騒音や振動の少なさは運ばれる人々に快適な時間をもたらす。体調や乗り物が苦手など、移動時間に苦痛を感じる人にも優しい。フラットで低い床と段差や隙間の少ないホームはユニバーサルデザインのひとつと言える。車両は道路上を走るためバスなどほかの交通手段との連携がスムーズな他、専用レーンを走ることによりダイヤの乱れの心配もない。さらに、LRT自体の環境への影響も他の公共交通機関や自動車に比べ少ない。LRTの利便性が高まり、自家用車を必要としなくなる人が増えればさらに環境への優しさが増すであろう。雪の多い地域では、積雪による交通渋滞やダイヤの乱れ、事故の可能性もぐっと減らすことができる。また、あらゆる場所へとアクセスのしやすくなった状況になれば、地域の勢いづけにもつながる。生活に必要な買い物等の外出の他、レジャーや娯楽などの目的での外出は、自家用車以外での手軽な交通手段があってこそである。老若男女人数を問わず利用できるのが自家用車にはない公共交通機関の利点である。こうして市民のフットワークが軽くなれば、地域の勢いづけにもつながり、市民の豊かな生活の手助けともなるであろう。
こうして宇都宮市民の生活を助けるだけではない。市内のアクセスが手軽なものとなれば、観光客にも優しい街となる。宇都宮市に始めてきた人でも、それが日本人でも外国人でも一般道路に沿って走るLRTであれば路線も明確かつ他の交通手段との連携も容易だ。さらに観光客の持つキャリーバッグなどもフラットな車両とホームのつくりで乗り降りもしやすい。初見の人々にも利用しやすい公共交通機関となることにより、宇都宮市の観光もより豊かになるのではないだろうか。
このように宇都宮市におけるLRT導入の利点は多く存在する。またこれは宇都宮市に限らず日本中の多くの地方で魅力的な計画である。宇都宮市での成功を先駆けとし、函館を含むあらゆる地方にLRT導入とそれに伴う地域活性化が進むことを願う。

投稿: 小林 紗季 | 2018年6月30日 (土) 13時42分

部分知から全体知へ  1552字  週末思想

宇都宮市にLRTを導入する事の是非が問題となっている。LRTとは従来の路面電車の改良版の様なもので、特殊な樹脂を使用する事による騒音や振動の軽減、車両の床とホームとの間の隙間や段差を極力減らすバリアフリーへの取り組みなど、路面電車よりも更に利用しやすいものである。この宇都宮市の路面電車ルネサンスは、富山市の路面電車ルネサンスという前例を倣ったものであるが、富山市の路面電車が既存のローカル線を転用したものであるのに対して、宇都宮市のLRTは既存道路の片側一車線を廃止して新たな軌道を作るというものである。
何故、宇都宮市はLRTの導入を試みるのか。それは、宇都宮市の自動車の数やバスの本数が多く、交通渋滞が頻発しているからである。LRTが導入される事により、交通渋滞を引き起こす事無く、様々な場所へ定時通りに到着する事が出来る。更に、様々な場所を行き来するLRTは、交通渋滞のみならず、必然的に人々の移動手段として、つまり市内交通の整備という課題も解決する。高齢者の買い物難民等の問題も、これにより解消できる。
LRTをネットワーク型コンパクトシティとして十分に機能させる為に、トランジットセンターを特定の場所に設置するという試みも行われている。トランジットセンターとは、複数の公共交通機関、そして自動車や自転車など、様々な移動手段の乗り換えを行う拠点である。トランジットセンターは、LRTを導入する際に市が抱える事となる様々な問題の解決策となる。例えば、LRTの路線も市の隅々まで張り巡らす事は不可能であるので、バスの方が利用しやすいという市民も出てくる。そのような場合に、LRTではまかなえない場所のみバスを使うといったような臨機応変な対応が出来るように、LRTとバスの乗り換えを容易に行えるトランジットセンターを設置する。
LRTの導入に対しては否定的な意見も多い。先ず、富山市の様に既存のJR線を転用するのでなく、全区間を一から作る為、建設にかかるコストに対しての効果がどの様なものであるのか予測がつかない。また、大型商業施設にトランジットセンターを併設する事により、大量の横断歩行者が発生するのではないかという懸念の声もある。しかし、それでも既に挙げた交通渋滞の解消、市民の快適な移動手段といった利点、更には一度に大量の利用者を運べる、騒音の軽減、自動車と比較した際の二酸化炭素や窒素化合物排出量の少なさなど、環境面でも多大な利点があり、デメリットを考慮しても、LRT導入を試みる価値は十分にある。
ところで、路面電車はかつては一般的な交通手段であった。しかし、環境汚染や公共性という観点から見れば明らかに不出来な自家用車に取って代わられ、路面電車は衰退していった。何故、このような事態が起こったのか。それは、20世紀半ばの都市交通政策の部分知による弊害が関わっている。かつての都市交通政策担当者は、動力化された個人交通、つまりは自家用車が即ち都市交通であると考えていた。この個人交通は明らかに私的利益であるにも拘わらず、公共的利益と同義に捉えられていた。私的利益の拡大が、都市全体の利益につながるという安易な思想が都市交通政策担当者の頭を占めていた。彼らの職務的権限の拡大という私的利益とも相まって、自家用車を使用する為の空間、即ち道路や駐車場が都市において拡大していった。このような部分知に基づく政策とは異なる、全体知という観点から再検証を踏まえた思想が20世紀末のドイツに生じた。その思想に於いて、部分知による、私的利益と公共的利益の同視という事態は解消されている。私的利益を追求する大衆を相手に、どの様に公共的利益の最大化を実現させるかが問題となる。この観点から見た場合、路面電車、とりわけLRTは環境への配慮やユニバーサルデザインという点で優れている。

投稿: 週末思想 | 2018年6月30日 (土) 06時54分

「対人、対環境における宇都宮市電の意義」 1595文字
盛岡第四
 近年の自動車中心の社会では、様々な問題が生じる。公共交通との関係や環境問題、地域の衰退など特に地方においてこの問題が著しい。そこで、宇都宮市電計画はとても有意義だと思う。
宇都宮市はバスの本数が多く、駅前にはたくさんのバスが行き交っている。それが理由で、路線は複雑で乗り換えも大変である。また宇都宮駅前を中心に長く渋滞ができてしまう。
この問題に対して宇都宮市では、①騒音や振動が少ない。②低床で乗り場との段差がほとんどない。③専用レールを走るため時間に正確な運航が可能。④デザインが「街のシンボルになる」。⑤道路上を走るので。他の交通手段との連携がスムーズ。などの特徴があるLRTを導入する計画が進行している。上記の特徴により、宇都宮市の抱える渋滞問題や環境問題、地域衰退を解決するために必要なネットワーク型コンパクトシティを形成するための手段の1つとして期待できる。
一方で、LRTではまかないきれない地域や以前のバスシステムの方が行きやすかった場所もできるであろう。宇都宮市駅東公園やプレックスアリーナ宇都宮、市立東図書館などはその代表的な例である。このような問題を解決するために市が提案しているトランジットセンターはとても有効である。LRTだけでなく、従来のバスや乗合タクシーなども合わせて1つの交通手段として利用できるようになるのだ。
 近年の自動車中心の社会で高齢者ドライバーが増加している。その増加消している高齢者は、判断能力の低下により事故を起こしやすい傾向にある。それを防ぐために、政府や各市町村が免許の返納を推奨しているのである。自分から運転を辞める場合もあるが、このことにより高齢者の移動手段が限定されているのだ。
宇都宮市に住む高齢者に対して、「交通手段がなくて外出や行動を我慢したことがあるか」という質問をすると回答者の43%が「ある」と回答している。高齢者は、上記の理由も含めて、行きたい場所にすぐに行けるような交通手段を持っていないのである。さらに、「LRTが導入されることで、生活の充実感が高まると思うか」という質問に対しては、67%が「高まる」と回答している。この回答から、LRTの導入によって高齢者の外出が増えると予想できる。
LRTの導入は、高齢者の外出の促進はもちろん、それ以外にも買い物難民の救済、自動車による交通渋滞の緩和などの活躍が期待される。さらには、清原管理センター前停留所周辺には、大きな野球場や企業の工場があり、テクノポリス地帯では新しく小学校ができ、周辺には大きなサッカースタジアムがある。かしの森公園にはアスレチックや遊具広場があり、スポーツやレジャーを楽しむ人々の移動手段にもなるのである。
LRTの導入に対して、「さらに自動車による渋滞が起こる」「導入には多額のお金がかかる」などの反対意見もある。しかし私は、市民が積極的に利用することで自動車の利用量が減り、渋滞は防げると考える。また、お金に関しは、街のシンボルとして観光客の収集できるのと同時に、市民の利用によって支えることができると考える。これを機会に「環境に優しい街」を、宇都宮市を挙げて押し出すこともできるのではないか。
これまで話してきた人に対してのメリット以外にも、環境にもメリットが多い。道路空間には、慢性的な交通渋滞、排気ガスによる大気汚染、自動車による事故が多くなってしまった。
  現在、日本の運輸部門での二酸化炭素排出量は、およそ全体の18%を占めている。運輸部門の中で、自動車の排出量は80%を超えており、かなりの二酸化炭素を自動車が排出していることが分かる。そんな中、LRTは排出ガスを抑えるだけでなく、騒音などの環境負荷を軽減することができる。すでに排出ガス減少の試算が多くされている。
以上のことより、宇都宮市電は対人、対環境どちらにも有意義であると考える。

投稿: 盛岡第四 | 2018年6月30日 (土) 04時32分

「対人、対環境における宇都宮市電の意義」
盛岡第四
 近年の自動車中心の社会では、様々な問題が生じる。公共交通との関係や環境問題、地域の衰退など特に地方においてこの問題が著しい。そこで、宇都宮市電計画はとても有意義だと思う。
宇都宮市はバスの本数が多く、駅前にはたくさんのバスが行き交っている。それが理由で、路線は複雑で乗り換えも大変である。また宇都宮駅前を中心に長く渋滞ができてしまう。
この問題に対して宇都宮市では、①騒音や振動が少ない。②低床で乗り場との段差がほとんどない。③専用レールを走るため時間に正確な運航が可能。④デザインが「街のシンボルになる」。⑤道路上を走るので。他の交通手段との連携がスムーズ。などの特徴があるLRTを導入する計画が進行している。上記の特徴により、宇都宮市の抱える渋滞問題や環境問題、地域衰退を解決するために必要なネットワーク型コンパクトシティを形成するための手段の1つとして期待できる。
一方で、LRTではまかないきれない地域や以前のバスシステムの方が行きやすかった場所もできるであろう。宇都宮市駅東公園やプレックスアリーナ宇都宮、市立東図書館などはその代表的な例である。このような問題を解決するために市が提案しているトランジットセンターはとても有効である。LRTだけでなく、従来のバスや乗合タクシーなども合わせて1つの交通手段として利用できるようになるのだ。
 近年の自動車中心の社会で高齢者ドライバーが増加している。その増加消している高齢者は、判断能力の低下により事故を起こしやすい傾向にある。それを防ぐために、政府や各市町村が免許の返納を推奨しているのである。自分から運転を辞める場合もあるが、このことにより高齢者の移動手段が限定されているのだ。
宇都宮市に住む高齢者に対して、「交通手段がなくて外出や行動を我慢したことがあるか」という質問をすると回答者の43%が「ある」と回答している。高齢者は、上記の理由も含めて、行きたい場所にすぐに行けるような交通手段を持っていないのである。さらに、「LRTが導入されることで、生活の充実感が高まると思うか」という質問に対しては、67%が「高まる」と回答している。この回答から、LRTの導入によって高齢者の外出が増えると予想できる。
LRTの導入は、高齢者の外出の促進はもちろん、それ以外にも買い物難民の救済、自動車による交通渋滞の緩和などの活躍が期待される。さらには、清原管理センター前停留所周辺には、大きな野球場や企業の工場があり、テクノポリス地帯では新しく小学校ができ、周辺には大きなサッカースタジアムがある。かしの森公園にはアスレチックや遊具広場があり、スポーツやレジャーを楽しむ人々の移動手段にもなるのである。
LRTの導入に対して、「さらに自動車による渋滞が起こる」「導入には多額のお金がかかる」などの反対意見もある。しかし私は、市民が積極的に利用することで自動車の利用量が減り、渋滞は防げると考える。また、お金に関しは、街のシンボルとして観光客の収集できるのと同時に、市民の利用によって支えることができると考える。これを機会に「環境に優しい街」を、宇都宮市を挙げて押し出すこともできるのではないか。
これまで話してきた人に対してのメリット以外にも、環境にもメリットが多い。道路空間には、慢性的な交通渋滞、排気ガスによる大気汚染、自動車による事故が多くなってしまった。
  現在、日本の運輸部門での二酸化炭素排出量は、およそ全体の18%を占めている。運輸部門の中で、自動車の排出量は80%を超えており、かなりの二酸化炭素を自動車が排出していることが分かる。そんな中、LRTは排出ガスを抑えるだけでなく、騒音などの環境負荷を軽減することができる。すでに排出ガス減少の試算が多くされている。
以上のことより、宇都宮市電は対人、対環境どちらにも有意義であると考える。

投稿: 村山 馨音 | 2018年6月30日 (土) 04時29分

「路面電車ルネサンス、とりわけ宇都宮市電の意義を論述する」 文字数(1973)字 不断節季

 このレポートを書く上で25日の講演会や、授業、また市電を実際に利用して私が感じたことを踏まえて考察していく。
 最初に宇都宮市電に対し述べておくことは、建設、設置に対し賛成である。こう考えた経緯をこれから多方面に説明していく。
 私たち函館市民は市電に対し、好印象であると考える。それは函館市には18世紀から市電があり、慣れ親しんでいるからである。そのため宇都宮市電の説明会をして賛成か反対かとアンケートを取ると、賛成票が多いのではと考える。
 函館市民として市電と共に生きてきたからこそ、具体的なメリット、デメリットを挙げることもできる。私は函館市に住んでまだ2年と少しで、前に住んでいた町は市電がなく、市電に対して思っていることは生まれも育ちも市電と関わってきた人(例えば札幌市民など)よりは浅はかであるが述べさせてもらいたい。
 メリットとしては自分の自家用車を持っていない人や高齢者の行動範囲が広まることである。地下鉄など公共交通機関が発達している東京であるならばまだしも、地方都市レベルであれば移動を徒歩に頼らざるを得ない。徒歩といっても1kmぐらいが限界であろう。函館市は北海道の中核都市であり規模も大きい。徒歩だけでは限界がある。
 そういった背景により、函館市電に乗っている人は実際高齢者や障害者、高校生などが多い。また函館市電は十字街など観光地も通るため訪日外国人も利用している。
 加えて約12分に一度市電が回っている利用しやすさも良い点であろう。バスには出来ない効率性が存在する。
 函館市における市電は市民の交通面を支え、生活の質を大きく向上させているであろう。
 逆にデメリットとしては、自家用車を利用している人から見て市電はどう思うのであろうか。市電沿いを運転する際には右折はしにくいし、並列して運転していると窮屈かもしれない。それに市電用信号機の存在により、信号待ちの時間も増える。
 利用する側としてもデメリットは当然存在する。これは実例なのだが、五稜郭電停から函館アリーナ電停まで市電と自転車、どちらを利用したら早く着くかという検証をしたことがあるのだが、結果は自転車であった。理由としては、市電は専用レーンを走るため車による交通渋滞に巻き込まれないのだが、時速がそこまで速くない(速くできない)ので結果として目的地までに要する時間は必然的に多くなる。またこれはいわば仕方のないことなのだが、別な要因として各電停に止まるときに、高齢者がよく運賃の支払いに手惑い、発車するのが遅れることが多く見られる。確かに「ICASnimoca」の導入により便利になったが、高齢者は技術革新に置いてかれている。
 以上が函館市電を利用して感じたことである。これを踏まえ宇都宮市電を考察していく。
 宇都宮市電を設置する経緯として様々な要因があることは講演会で聞き、簡単に要約すると市電の存在はもちろん町のシンボルとなり、市電に宇都宮市の企業を広告として募集したら地域力も豊かになるであろうし、市電利用者が増えることでバスの運行の縮小が可能となりJR宇都宮駅の渋滞か緩和され、またテクノポロスというニュータウンも運行範囲ということで通勤に市電が用いられることも増え、更に渋滞が緩和されると理解した。
 ここからは私の見解なのだが企業の環境に対する意識もここ最近で変わり、環境に対し何も取り組んでいない企業は白い目で見られるようになった。
 そこでLRTは自動車より排気ガスが少ないということに注目し、市電と企業が協力して通勤に市電の利用を進めたら、市電側は利用者が増え、企業側は周りに環境問題に取り組んでいる良いアピールになり、いわば一石二鳥になるのではと考えた。
 また地球温暖化が注目されている中、自動車の排気ガス問題は強く挙げられており、電気自動車、ハイブリッド車など環境に優しい自動車は開発されているのだが、化石燃料を用いた現状の自動車よりはるかに劣っているのが現状だ。それゆえ今の自動車を改善するのは膨大な時間を費やすが、使うこと(自動車の利用)を抑えることはできる。それがLRTの存在なのだ。排気ガスを約半分に減少させるのは非常に魅力的に思える。環境負荷の削減は長期的に見るとデータとして良い結果を残すことになるだろう。
 次に国として超高齢化社会を迎え、高齢者が多く宇都宮市に住んでいる。最近高齢者関連のニュースといえば、高齢者の自動車運転事故である。高速道路を逆走したり、歩行者を轢き死傷させるなど高齢者が運転することに疑問を持つ人が多い。
行政としても勧めているのは免許証の自主返納である。しかし自動車社会の中自動車がないと生活ができない。そこで必要なのは市電である。
 以上より函館市の例も合わせて宇都宮市に市電を作るということはとても合理的なことなのではと考える。これに関して反対派の意見も是非聞きたい。

 <参考文献>
・ウィキペディア(6月29日閲覧)https://ja.wikipedia.org/wiki/函館市企業局交通部
・函館市役所HP(同日) http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2016121500051/

投稿: 不断節季 | 2018年6月30日 (土) 02時36分

「宇都宮市電の導入による、市民の利用交通機関について」(1639文字)表示価格

 私は、宇都宮市電の導入の意義は、「宇都宮における交通機関の多様化」に大きなものがあると考える。現在の日本社会は、「高齢社会」である。しかし、北海道では特に顕著にみられるように、交通機関の廃止が持続的に行われている。「乗車する人数が少なくなったから廃止します。」というような、運営する側の経済的な都合により、高齢者は移動の手段を失うばかりである。宇都宮に話を戻すが、交通手段の少なさからか、栃木県は自動車の保有台数が多い。「人口100人あたりの保有台数の割合を見てみると、栃木県では67,41台となっており、全国的なランキングにすると第3位」(資料,1)に位置づけている。また、他の地域についても、自動車の保有台数割合を見ていくと、都市部から少し離れた地域では、保有台数が多いことがわかる。しかし、都市部では保有台数はとても少ない。例を出すと、「最下位の東京都は100人あたりの自動車保有台数は23,19台」(資料,1)となっている。これは、公共交通機関が整備されているためであろう。このほかにも神奈川県や大阪府などの都市部は、自動車を持つ必要性が少ないためか、保有台数が少ない傾向にある。このような地域では、交通機関が充実しているため、保有台数が少ないと推測できる。最近は、高齢者による自動車事故が多くニュースで取り上げられていることもあり、特に高齢者に対しては、自動車を利用しなくても生活に支障のない社会を目指す必要があるのではないか。この宇都宮LRTの意義とは、まさに宇都宮におけるこのような社会を実現するためにあると考える。
 さて、ここまでを調べてきて、宇都宮市の路面電車には、以上の意義があると考えた。しかし、前述したような社会に、宇都宮市の路面電車を浸透させるためには、疑問な点が2点あるのではないかと考える。1つ目は、主に「高齢者が使いやすいシステムを構築したい」と考える場合に、考えられる疑問であるが、このシステムが交通機関の乗り換えを前提として、運行されようとしているのではないか、という点である。宇都宮市のLRT計画は、「宇都宮市が、少子高齢化に人口減少が加わる厳しい社会を生き抜くために必要な、人が動きやすくなるための公共交通ネットワークの重要な装置として」(資料,3)導入されるとしている。多種な交通機関を効率よく利用してもらうため、この計画の中では、「乗り換え施設」(資料,3)を設置することで、異なる交通機関との連携を強める期待がされている。しかし、乗り換え地点として、たくさんの交通機関がある場所で、果たして、高齢者が迷わず目的のバスや電車にたどり着くことができるのか。多くの交通機関から目的地までのバスや電車を見つけることは、高齢者でなくとも難しい部分が否めない。このような乗り換え地点が整備されていることで、多種な交通機関の交流はスムーズになることが考えられるが、その波に人々がついていけるのかということを疑問に感じる。2つ目は、根本的に利用する人がいるのかという疑問である。序盤にも言及したが、全国でも有数の自動車保有台数を誇る栃木県である。元々自動車を使って活動していた市民が、路面電車が開通したからといって、こぞって利用しだすとは考えにくい。最近では、「パーク・アンド・ライド」(資料,2)というシステムの導入によって、自動車と電車やバスなどの公共交通を併用しやすい環境が整備されてきている。宇都宮市においても、そのようシステムが実装され、自動車の利用が多いとされる栃木県の宇都宮市民が、より「路面電車を利用しよう」と思える工夫が必要とされるのではないかと感じた。宇都宮市の路面電車の導入については、以上の2点、まとめると「高齢者でも利用しやすい環境整備」と「自動車の保有台数が多い市民に、路面電車を利用させる工夫」がなされているのであれば、非常に賞賛すべき交通改革であると言える。10年後、人口が少なくなっていた場合に、どのような利用をされているのかが楽しみである。

投稿: 表示価格 | 2018年6月29日 (金) 23時07分

「日本における宇都宮市電開発の必要性」
栃木県の県庁所在地である宇都宮市。この街の中心部であるJR宇都宮駅から清原工業団地や芳賀町工業団地との間にLRT(Light Rail Transit)を建設するという計画が進められ注目されている。LRTとは一般的に言う路面電車と動議であるが、Light Rail Transitの言葉の意味からもわかるようにその車両の特徴として車両の床が低くホームとの間に段差や隙間がほとんど無いということがあげられる。またそのほかの特徴として騒音や振動が少なく乗り心地が快適であるといったことや、道路上を走るので他の交通手段との連携がしやすいといった特徴がある。
ではなぜ宇都宮市電の建設が注目されているのか。この理由を説明するためには現在の日本の都市が直面している問題について説明する必要がある。少子高齢化と並んで現在日本の都市の問題として最も話題に上るのはモータリゼーションの発達による中心部の空洞化である。モータリゼーションによって大型商業施設が郊外に立地し、その影響で中心部の商業施設が競争力を失っていわゆるシャッター通りになってしまうということが頻繁に起こっている。またそれだけでなく通勤や通学のための大量交通施設への投資が必要になってしまった。モータリゼーションの問題点はこれだけではない。人々にとって最も身近に感じられるのは渋滞だろう時間のロスや精神的・肉体的疲労は決して少なくはない。国土交通省によると渋滞による損失時間を金額に換算すると12兆円にものぼるという。交通事故も問題としてあげられる。警視庁の発表によれば2017年の交通事故による死者数は3694人にものぼり、被害額は甚大である。また公共交通の利用者の減少によりバスや鉄道の経営が圧迫され事業の縮小や廃止が生じて、自動車を利用できない、若年者や高齢者などの交通弱者への影響も問題になっている。他にも大気汚染や騒音、振動などの自動車公害も見逃すことはできない。
これらの問題はヨーロッパやアメリカにおいても例外ではなく、これらを解決するために議論が行われていた。そうした中で1990年代にまちづくりと連動してLRTが急速に普及し現在100以上の都市で多くの人々を運んでいる。
LRTの普及が遅れている日本において、先進的な取組みとして栃木県の宇都宮市のLRT導入計画がある。栃木県は自動車保有台数が多く、また宇都宮市街地はたくさんのバスが行き交うため交通渋滞が起きてしまう現状があった。また宇都宮市の東には大型商業施設や教育施設、大規模工場の集まる清原工業団地など多種多様な施設が立地し、通勤通学、買い物客などで道路はかなりの渋滞が起きていた。これらの問題を解決するための手段として提案されたのがLRT導入計画である。宇都宮市はネットワーク型コンパクトシティの創造を目標にしていて人口減少や少子高齢化による地域社会の衰退など様々な問題の中で地域をコンパクトにして新たなまちづくりを目指している。市民の足やまちづくりの一端としてトランジットセンターの設置を行うという。トランジットセンターとは「複数あるいは異種の交通手段の接続が行われる場所」という意味であり、交通手段の乗り換えの効率化を図ると共に公共の空間として利用されるという。LRTは高齢者をはじめとした買い物難民の足や通勤通学者の交通手段、スポーツやレジャーを楽しむ人のための移動手段になるという利点の他にも環境にやさしいという利点が挙げられる。国土交通省によると2016年の自動車による二酸化炭素の排出量は2億1500万トンであり、LRTを導入すると環境負荷は大幅に削減できるという。また自動車に比べて騒音も振動も少ないため、環境面からも非常に優れた交通システムとも言える。
これらのことから日本の都市におけるLRTの導入は様々な問題の解決、地域の活性化などの面から見て、非常に効果的といえるだろう。自動車が人々の生活に大きな役割を果たしていた車社会から、人口減少問題、環境問題を解決するためのエコロジーでコンパクトな交通システム・社会に移行すべきである。宇都宮市のLRT導入計画の促進は非常に意義のあることであり、LRTの実現は宇都宮市が各都市の手本として活躍することを意味しているのである。

投稿: 全部落単 | 2018年6月29日 (金) 21時06分

「公共交通は手段か目的か」
嶺上開花 1645文字

宇都宮ライトレール構想について、その意義を経済的な側面から考えたい。まずこのライトレールによってコンパクトシティへの取り組みが加速するという。それ自体は地方の中小都市の空洞化を考える際には有効な手立てといえるだろう。従来郊外に住んでいる高齢者をはじめとする移動難民を都市中心部へ消費に出かけさせるインセンティブとなりうる。高齢者はトランジットセンターの恩恵を得るであろう。それは各地域とライトレールの結節点となるもので、ただライトレールを敷設するだけでないところに本気度を感じる。こうしたあらたな公共交通の建設を中心に地域のモデルづくりを加速させていくことは、大変に意味のあることと思う。
現在の宇都宮は自動車による渋滞問題が深刻化しているという。実際、都市の過密化や交通渋滞は経済活動を停滞させかねない問題である。しかしながら、現役世代が宇都宮でも例外なく減少してゆくとしたら、ゆくゆくは解決される問題ではなかろうか。ラッシュアワーの混雑は現役世代の減少と共に緩和されてゆくはずだ。故にライトレールの建設理由において混雑の解消というのはすこし弱い気もする。
宇都宮ライトレールの世知によって高齢者の移動の利便性が向上することは間違いない。移動手段があるというのは経済活動を行う上では欠かせない要素だ。しかしながらライトレールさえあれば経済が回り出すというのは早計ではないか。近年JRの路線廃止問題のなかで、JRの撤退が地域の衰退を招くという議論がある。しかしこうした指摘については専門家から、衰退する地域はJRがあろうと無かろうと衰退する、と反論されている。これは公共交通を考える上では極めて重要な視点であるように思われる。つまりインフラの整備を地域興しと同一視してはならない。手段さえあれば、便利にさえなれば人々は金を使う、というのはあまりに単純に考えすぎている。であるから、ライトレールの建設は他の経済的な諸政策とパッケージでなければならない。むしろ経済的な政策の出来がライトレールの利用率にも直結しうると考えられる。ライトレールによる一時的な特需はあるかもしれないが、魅力の無いところに人は来ない。北海道新幹線のようにそもそも需要の乏しい地域に大規模な公共交通を建設したところでたいした成果は見込めない。都市間交通という要請に応える新幹線だ。ライトレールは地域の経済的な要請に応えうるものか、逆に持続的な経済的効果を生み出せるものなのかを吟味する必要がある。
また環境に優しいという話があったが、これも又データに乏しい。ライトレールが自動車社会よりも環境に優しいというのは確かにそうかもしれない。しかしライトレールによって仮に経済が活発化し、消費が回復すればそれだけ廃棄もふえるし、需要は生産の拡大をもたらし結果として環境に負担をかけるというのは十分にあり得る。短絡的に二酸化炭素の排出量のみを計算するのではなく、真に環境対策というのなら、経済の循環を考慮した上での環境アセスメントが必要である。
また自動車の利用を減らすということは、自動車の消費が落ち込むということを意味する。もし全国的に自動車社会からの転換が起こればその下請けメーカーの業績が悪化する。そうした影響をもろに受けるのは地方の経済だ。マクロな視点で経済を俯瞰したとき、いまの経済のモデルで消費を落ち込ませかね無いとも考えられる。私の下に正確なデータがあるわけではないのでなんとも言えないが、ライトレールによる消費の拡大がそれに勝るものかどうか検証が必要であろう。
しかしながらわたしの見解はおもに経済的な視点からであって、経済的な指標や、経済成長を重視しないという立場の考えでは、こうした指摘は重要度の低いものかもしれない。だが地域の暮らしやすさを考えるということは地域の経済を考えるということにかなり近いと私は考えている。経済なしの地域などあり得ない。そういう意味で経済的な指標を用いた分析が必要だと感じた。

嶺上開花

投稿: 嶺上開花 | 2018年6月29日 (金) 20時33分

タイトル:「工業団地への通勤という視点から見た宇都宮市におけるLRTの意義」
四文字熟語:急速充電
文字数:1980文字

宇都宮市でのLRTの開通のための工事着工が今年の3月に行われ、話題となった。国土交通省によると「LRTは、Light Rail Transitの略であり、低床式車両の活用や軌道・電停の改良による乗降の容易性、定時性、速達性、快適性などの面で優れた特徴を有する次世代の軌道系交通システム」をさす。日本でも富山や広島で既に導入されているが、こちらは既存の路面電車などの設備を利用したものであるのに対し、宇都宮市は全て新規で設備を作るため、日本で初めての取り組みとなる。また、国土交通省によると、LRTの導入によって以下の5点の効果が期待される。①「交通転換による交通円滑化」②「交通環境負荷の軽減」③「移動のバリアフリー化」④「公共交通ネットワークの充実」⑤「魅力ある都市と地域の再生」
特に、宇都宮市では、LRTを導入するメリットとして、①、④、⑤のことを期待されている。

今回は①に関連した「宇都宮市東部の交通渋滞の緩和」について、LRTの効果を考えてみたいと思う。今回新規に作られる路線はJR宇都宮駅東口から東へ15キロのルートで、大企業の工場などが建ち並ぶ工業団地までを結ぶ。工業団地には合わせて3万人ほどの労働者が通勤しており、その多くはマイカー通勤をしているため、平日の朝には通勤者で道路の渋滞が慢性化している。現在、バスなどの公共交通を利用している人もいるが、そのバスも同じ道路を走行するため、渋滞に巻き込まれるのは避けられない。
LRT反対派の意見として、「軌道の分の車線が減るため渋滞が悪化するのではないだろうか」「路線バスを連節バスにすれば良いのではないか」といった意見がある。この意見に対して、市は「LRTが走行する道路は拡幅するほか、既存の道路とは別に専用の軌道も建設する予定なので、渋滞は悪化しないのでは。現在、通勤でクルマを使っている人がLRTに乗っていただければ、渋滞は改善するはず」と回答した。仮にマイカー通勤者の半数がLRT通勤に変更した場合、工業団地へ向かう車は半減するのは言うまでもない。そうなれば、慢性的な渋滞も緩和されるだろう。
また、バス通勤を敬遠する理由として、バスは電車と違い、定時通りに運行出来ない点がある。宇都宮市の路線バスの問題として、いまだに交通系ICカードが導入されていないのである。したがって、普段から定期などでバスを利用する人は、運転手に定期を提示すればよいが、普段利用しない人が乗ると、小銭を使って運賃を支払うことになる。降車時に両替や料金の計算などを行い時間がかかるうえ、道路は慢性的な渋滞によりバスの定時運行が難しくなる。また、現在通勤時間帯の宇都宮駅から工業団地方面へと向かうバスは、約30分に一本である。これを、鉄道や地下鉄、LRTなどのように、数分間隔での運行を行うのは難しい。仮に、反対派の主張である大量輸送が可能な連節バスを導入するためには、1台あたり約7500万円のコストがかかり、従来の路線バスの2~3倍ほどの値段である。公共交通利用者が減少し、収益が悪化、それによりサービスが低下し、さらなる利用者の減少という負のスパイラルに陥っているなか、バス会社が新規に連節バスを複数台導入するのには無理があると言えるだろう。
労働者にとって、毎朝の渋滞のなか通勤をすることは、労働環境として良好とは言い難い。雇用主から見ても、通勤時の交通事故のリスクや渋滞による遅刻や物流の遅れなどを考慮すると定時運行が可能なLRTでの通勤にはメリットがあると考えられる。また、労働者がマイカー通勤からLRT通勤に変更することにより、排出ガス削減などの環境への効果も期待され、企業のイメージアップや環境活動に繋がることも期待される。さらに、現在路線バスの利用者にとってもメリットがある。宇都宮駅から本田技術研究所まで通勤をしていた場合、約30分毎の路線バスからLRTは6~10分毎の運行となる。また、1時間12分程かかっていた通勤が44分程に短縮されることが想定されており、運賃もバスと比べて半額程になる。通勤時間が短縮され、通勤代が安くなることは利用者にとっても大きなメリットとなる。
今回は、通勤という視点から宇都宮市のLRTについて考察してみた。私は、宇都宮市におけるLRTの成功には、工業団地の企業への働きかけが重要であると考えられる。現状のマイカー通勤は、労働者や雇用主だけでなく、地域の住民へも悪影響を及ぼしていると感じる。多くの通勤者にLRTを使用してもらうことで、渋滞の緩和、環境負荷の軽減、交通事故のリスク低下といった様々な効果が予測される。しかし、多くの通勤者が従来通りのマイカー通勤のままとなると、無駄な税金の投入による赤字LRTとなってしまう。そうならないためにも、企業に積極的な利用を促し、住宅地とLRTがスムーズに乗り換えができるような交通システムを町全体で育むことで、宇都宮市におけるLRTは意義のある公共交通となるだろう。

参考文献・資料 (※ウェブページは全て2018.06.18最終閲覧)
・ITmedia ビジネスオンライン 「宇都宮LRTの目玉は何か、不安は何か」
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1801/03/news003.html)
・東京新聞 「宇都宮LRT 時代遅れ? 20年以上前の構想 懸念の声」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/201805/CK2018052002000161.html)
・宇都宮市ホームページ 「東西基幹交通LRT」
http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/kurashi/kotsu/lrt/index.html)

投稿: 急速充電 | 2018年6月29日 (金) 20時24分

宇都宮ライトレールの意義―メリット、デメリットを考える―


 そもそもライトレール(以下LRT) とは、従来の路面電車を現代の技術でアレンジした「LRT(Light Rail Transit)」と呼ばれる新式の路面電車である。日本語では LRT とは「軽量軌道交通」や「中量交通」と訳される。前者は単語を直訳したもので、LRT の持つ電車よりも輸送力が少なく、小回りが利くという特徴を現したものとなっている。後者は輸送量から電車を大量交通、バスを少量交通とみなし、その中間の輸送力を持つものとして訳されている。 日本ではあまりなじみのない言葉だがヨーロッパなどでは普及が進んでいる。
 以下、宇都宮LRTの概要は路線がJR宇都宮駅東口から東へ延びていて、鬼怒川を越えて、ホンダ、キャノン、カルビーなど大企業の工場などが建ち並ぶ工業団地まで結ぶ。宇都宮市の隣にある芳賀町にわたって約18キロ、車両が走行する予定である。
 なぜ宇都宮でこのような計画が持ち上がったのかというと宇都宮はもともと通勤・通学や帰宅などの時間帯の宇都宮周辺の渋滞が問題とされてきた。そもそも宇都宮市がある栃木県は人口1000人当たりのクルマ保有台数は全国2位でありいわゆる車社会である。さらに渋滞の要因として挙げられるのがバスである。宇都宮市内のバスの多くが宇都宮近郊から宇都宮駅にバスが集合するように走行しているからだ。バスを利用している人も多く、宇都宮駅やその一つ手前の駅で大量に乗り降りする人が多いためさらに渋滞を加速させている。宇都宮駅周辺の渋滞はバスが要因の一つと言っても過言ではない。
  ではこれらのことを踏まえて宇都宮LRTのメリットを見ていく。まず一つ目として、輸送量の増加、輸送速度の向上、利用者の運賃が下がるということである。LRTの最高時速は40キロで、所要時間(起終点間)は快速で37〜38分。運転時間は午前6時台から午後11時台で、運行間隔はピーク時が6分間隔、オフピーク時は10分間隔を予定している。運賃は、初乗り150〜400円。バスでJR宇都宮駅から本田技術研究所まで乗った場合、料金は790円、所要時間は1時間12分。LRTの場合、料金は400円、所要時間は44分を想定している。宇都宮LRTが完成すれば、料金はほぼ半額、時間も30分ほど短縮することができる。二つ目に前述した渋滞の緩和である。バスの利用者にLRTを使ってもらうことでバス渋滞を緩和できるであろう。また、バスは通勤・通学の足として多くの市民が利用しているが、いまだ交通ICカードが導入されていない。定期や回数券を持っていなければ、乗車するたびに財布から小銭を出してその都度運賃を支払うといった面倒な作業が強いられており、そこに時間がかかっているのも事実であろう。だが、宇都宮LRTの完成時には、市内の公共交通機関に交通ICカードを導入するとされている。利用者はLRTからバスに乗り換えるときにもスムーズに乗ることができるようになる。さらにトランジットセンターが建設される。トランジットセンターとは乗り換え施設のことで、駅の近くにバスの停留所やクルマの駐車場、自転車の駐輪所を設けることで、LRTに乗り換えができるようにする。拠点間をさまざまな交通手段でつないでいく考えだが、それだけではない。宇都宮市は「トランジットセンターの近くに商業施設や介護施設、子どもの保育施設などを誘致して、便利な街にしていきたい」としている。
 しかし、メリットがある反面デメリットも考えられる。反対派が存在することも事実だ。考えられるデメリットとして一つ目に事業費約458億円を回収できるのかということである。宇都宮市は確かにバスなどの公共交通を利用する人も多いが前述した通り車社会である。宇都宮市が行ったアンケートでは宇都宮市と芳賀町の住民に主な移動手段を聞いたところ「クルマ」を挙げた人は68.2%、「鉄道」と答えた人はわずか2.5%であった。LRTが出来たからと言って鉄道の利用者が増えるのかが疑問である。二つ目にさらに渋滞が悪化したり交通が不便になったりするのではないかという懸念である。LRTは市電と同じように道路に線路が作られる。反対する人の中には大通りに線路を通すことで車線が減り車の渋滞がさらに悪化するのではという意見もある。また今までバス一本で行けていた場所にもLRTが出来ることによって乗り継ぎが必要になり不便だという意見もある。三つ目に観光に関する問題があげられる。宇都宮駅の中心街は西側であり、いわゆる“宇都宮餃子”を目当てに訪れる観光客の多くは、LRTが走行する反対側に集中する。将来的に、中心市街地がある西側にも乗り入れる予定ではあるそうだが見通しは立っていない。
 メリット、デメリットの両方から宇都宮LRTを見てきたが、日本でも例がない取り組みであるためどうなるのかは実際に走行してみないと分からない。ただ私はLRTが成功して衰退し負のスパイラルに陥っている地方の公共交通を救う一手段になりえると良いなと考える。

投稿: 女王乱舞 | 2018年6月29日 (金) 20時10分

「路面電車ルネサンス、宇都宮市電の意義」 1640字 早寝早起

宇都宮市電は今年3月に着工された宇都宮駅から芳賀町の工業団地を結ぶ路面電車であり、国内では70年ぶりの路面電車の新設になる。何故今新しく路面電車を作ることになったのだろうか。
宇都宮市電の建設の主な目的は工業団地への朝夕の通勤環境を解決するためといえる。工業団地では3万3000人近くの人が働いているが、公共交通が乏しく、工業団地内には1時間に1本くらいしか路線バスが来ないため、自家用車で通勤する人が多い。クルマの保有者台数も全国3位(栃木県)になるほどである。また、宇都宮市の中心部ではたくさんの路線バスが走っているが、朝のラッシュ時などバスが数珠つなぎになって渋滞が起こり予定通りに到着しない。加えて路線バスはいまだに交通ICカードが導入されていないため、定期券などを持っていないと小銭をいちいち出して支払いをしなければならない。しかし、路面電車だと時間通りに運行されるというメリットがあり、また宇都宮市電の完成時に市内の公共交通機関に交通ICカードを導入する予定であるので、バスへの乗り換えもスムーズに行うことができるようになる。乗り換えの観点から見るとトランジットセンターの建設も宇都宮市電の目玉と言えるだろう。トランジットセンターとは乗り換え施設のことで駅の近くにバスの停留所や車の駐車場、自転車の駐輪場を設けることで、路面電車への乗り換えができるようにし、より密な交通ネットワークを作ることを目的としている。トランジットセンターの近くに大型商業施設や介護施設、子どもの保育施設など作る街づくりも考えられている。
宇都宮市電はLRT(ライトレールトランジット)が採用されている。LRTとは超低底車両によるスムーズな乗降を特徴としたバリアフリーなシステムのことをさしており、バスと比較して車両の騒音や振動が少なく、車両の床が低いため乗り場との間に段差がほとんどないため乗りやすい構造となっている。停留所から車椅子でも乗り降りできるなどバリアフリーも叶えられる計画になっている。また、LRTは環境にも良い。環境問題の要因は交通にあると行っても過言ではない。運輸全体の二酸化炭素排出量で約87%は自動車が占めている。LRTは二酸化炭素の排出量が自動車の半分で済むので、街の人々が自家用車ではなく路面電車を使うようになればかなりの二酸化炭素の排出を減少できることが想定できる。
今では多くは見かけない路面電車だが、全盛期は1932(昭和7)年であり路線の長さは今の約7倍の1479㎞もあり、交通手段としてだけではなく、街の風景として親しまれてきた。しかし自動車の普及やバスや地下鉄への転換などにより路面電車の乗客数が減り、定時運行が困難になるなどの問題が発生し、昭和40年代に多くの路線が廃線に追い込まれた。しかし現在、自動車の普及により環境や経済に悪影響をもたらしていると考える人が多く、路面電車が見直されてきている。すでに欧米では廃止された路面電車をLRTとして復活させたり、日本でも富山や広島で路線をLRTに転換している。現在の宇都宮市街は自動車はたくさん走っているにもかかわらず、歩いている人はパラパラとしかいない。高齢化社会になっている今、高齢者は歩行か公共交通機関での移動が主である。交通手段がないことにより外出を我慢せざるを得ない高齢者もいるだろうが、トランジットセンターが建設されることによって高齢者などの買い物難民が買い物に行きやすくなるという効果も期待できる。実際にLRTを導入している富山市では昼間の高齢者の利用が増加したというデータがある。宇都宮市電の建設は工業団地で働く人の交通整備だけでなく、歩行者の交通の充実にもつながるだろう。
新しく路面電車をただ一から作るだけではなく路線バスや自動車・タクシーなど他の公共交通機関との連携も考えて建設をしていく必要があり、宇都宮市電の建設が交通整備だけにとどまらず宇都宮市の街の活性化の第一歩になっていければと考える。

投稿: 早寝早起 | 2018年6月29日 (金) 16時35分

『路面電車と市民の動き』
1513文字
上下左右

私は、路面電車について市民の動きに着目して述べて行く。
宇都宮市電が設営されることで、人の動きが広がるというメリットがあると考える。現在の宇都宮は自動車保有率全国第3位である上、バスの本数が多く路線が複雑であるため、交通渋滞が多い。特にJR宇都宮駅前を中心に長く渋滞ができてしまっているのが現状だ。そのため、路面電車の設営により、バスと比べて路線がわかりやすくなり、交通の便がシンプルになると考える。さらに、バスの利用が良くわからないと感じていた市民にも、わかりやすくなると考える。
太田(2004)によると、『昨今重点課題とされている「都市再生」政策にもあるように今後はむしろ既成市街地の活性化,活用が重要な視点である。引き続き郊外鉄道が重要であることはもちろんのことであるが,LRTや路面電車の特徴は,沿線地域の関心を引きやすく,地域のシンボル,アイデンティティとして活用しやすいことにある。公共交通を都市構造の基軸に据え,地球環境にもやさしく,人と人とが交流する街やライフスタイルを築き上げていくこと,いわゆる「サステイナビリティ:sustainability」の具現化である。』という。私はこれかについて、路面電車は、新たな地域の観光資源という地域の特色の一つとしてだけではなく、地域住民を支えるものになっているということだと考える。しかしこれについて、近年は、地域によって差が生まれていると考える。函館を例に取って考える。函館は、路線の区間廃止が進められ、現在の観光資源を結ぶかたちになっている。実際のところ、地元のお年寄りや学生の交通手段になっているが、ほとんどの利用者が観光客である。函館の場合、市民の交通手段は自家用車またはバス、タクシー、観光客は市電、バスと分かれていると考える。これより、路面電車での移動には、限定性があることを示していると考える。これは宇都宮で路面電車を取り入れた際のデメリットといえるのではないだろうか。宇都宮では、交通渋滞という問題が起きている。この問題の解消の一つとして、路面電車・LRTの導入がある。しかし、路面電車には移動範囲の限定性があるので、移動はしやすくなっても、人の流れが決まってしまい、経済活動が縮小してしまうのではないだろうかと考える。それを緩和するために、バスなどのほかの交通機関との連携が重要になってくると考える。再度、函館を例に取ると、函館ではバス市電1日乗車券や乗継ぎの際に割引になるなどの連携サービスがある。このようなサービスを導入することで、より利用しやすい公共交通機関へと発展していくのではないだろうか。
今回は、路面電車について市民の動きに着目して述べてきた。私は、路面電車が活発になることが市民の移動面での充実度に直結するとは限らないと考える。人それぞれ住む場所や行きたいところが異なれば、それに応じて利用する交通手段も変化してくるであろう。ならば、シンプルでわかりやすいかつ多様な交通手段があるところが、より市民の動きの活発さにつながってくると考える。そのためにも路面電車は、より有効な交通手段であるので、より利用率を高めるために、ほかの交通手段との連携などが必要になってくると考える。その地域にあった交通手段を整えることが、その地域に住む人・観光客どちらにも利用しやすい形になっていくのではないだろうか。そのためにも、これがあれば便利だから、という視点だけではなく、住民や環境に目を向けた政策活動・まちづくりを行うことが、地域に寄り添った形のその地域らしさのある交通手段の整備につながるのではないだろうか。

【参考文献】
太田雅文、『LRT・路面電車を活用した都市再生の可能性 –世田谷線の事例を通じて-』(2004)

投稿: 上下左右 | 2018年6月29日 (金) 16時17分

宇都宮市電の意義
1582字 無病息災

初めに、路面電車の歴史を振り返る。路面電車は、19世紀後半から20世紀初頭における主要な交通網として大きな役割を果たしてきた。この路面電車が広く普及したのは1879年に開かれたベルリン工業博覧会がきっかけだった。1881年には、ベルリン郊外で試験運行を、1883年には早くも定期運行をそれぞれ世界で初めて開始し、これにより電気を動力に走る路面鉄道、いわゆる「路面電車」が誕生した。路面電車は、やがてヨーロッパの他の都市をはじめ、アメリカや日本へも急速に拡大していった。主に、イギリスではドイツと同じ1883年に電気による路面鉄道の営業が開始、フランスでも同じ年に導入、アメリカでは1888年に「スプレイグ式」と呼ばれる方式の路面電車の開発に成功し、1895年には営業をスタートさせている。そして日本では、アメリカと同じ1895年にはすでに京都市で最初の路面電車が運行し、それをきっかけに、大正から昭和の初期にかけて様々な都市で路面電車が整備されていった。路面電車は一度、自動車の普及によって衰退するも、新しい公共交通として今日、再び注目を集めている。そんな中、今日最も注目されているのが宇都宮市電である。宇都宮市と芳賀町が計画しているLRT事業が、2022年に開業する。LRTとは、ライトレールトランジットの省略であり、昔ながらの路面電車とは違い、最新の技術が反映された次世代型の路面電車である。LRTの主な特徴として、LRTの車両は、騒音や振動が少なくとても快適な心地であり、車両の床が低く平らで、ホームとの間に段差や隙間がほとんどない。また、専用レールを走るため、時間に正確な運行が可能となり、道路上を走るので、ほかの交通手段との連携がスムーズである。そして、洗練されたデザインは、「まちのシンボル」になるため、宇都宮市の知名度上昇にもつながる。LRTは、宇都宮市東部の交通渋滞の緩和はもちろんのこと、宇都宮市が、少子高齢化に人口減少が加わる厳しい社会を生き抜くために必要な、人が動きやすくなるための公共交通ネットワークの重要な装置である。この新しい仕組みを導入することにより、これまで自動車しか移動手段を選べなかった交通環境から、目的や予定の時間、自分の運転スキルなどに応じて様々な選択肢から自分に合った移動手段を選ぶことができるようになる。そして、公共交通と自動車が共存することで自動車交通量が減少し、二酸化炭素の排出量や騒音の減少など、環境面での好影響も期待できる。宇都宮市がある栃木県は人口1000人当たりのクルマ保有台数は全国2位である。その分、二酸化炭素の排出量も他の都道府県と比べて多いため、LRTが運行することにより、二酸化炭素の排出量は大幅に軽減されるだろう。そして、運賃の支払いには従来とは異なるICカードを導入することにより、スムーズな乗り降りを目指す。LRTの導入は、宇都宮市にとって一見プラスになることばかりあるように思えるが、その一方で不安な面もある。宇都宮駅の中心街は西側である。商業施設、クルマの走行、人の数も多い。つまり、「宇都宮餃子」を目当てに訪れる観光客の多くは、LRTが走行する反対側で時間を費やしてしまう傾向にあるということだ。そのため、より多くの観光客がLRTに乗車して、その存在が広められるように、LRTが走行する近くにいくつかの観光スポットを建設する、または、スタンプラリーなど、主に家族連れの観光客を中心に誰もが楽しめるイベントを開催する必要があると考える。このように、LRTを導入することにより、宇都宮市民の生活がより快適になる。高齢者をはじめとした買い物難民を救うことができ、高齢者の外出が今日よりも増えることが予想される。そして、移動時間の効率向上、外出機会の増加による消費の維持などの効果により、経済の停滞を防ぎ、宇都宮市が元気であり続け、市内外の多くの人や企業から選ばれるまちとなることが期待されている。

投稿: 無病息災 | 2018年6月29日 (金) 14時58分

タイトル 「自動車中心の交通の限界と宇都宮市LRTの必要性、観光への応用」
字数 「1654字」
四字熟語 「一日三善」

近年進み続けている少子高齢化の影響で、病院やスーパーといった生活に必要な施設の減少や、地域住民の人間関係の希薄化など、様々な問題が現代に現れているが、とりわけ移動手段、交通手段の確立が難しくなることは全ての根元になる問題だ。高齢者の自動車事故や、バリアフリーの不足により、買い物すら困難になっている方のニュースを目にすることは少なくない。観光、生活、産業、全ての面で移動・交通手段は重要になる要素となる。しかし、「車があれば便利だが、なければ不便」といった言葉を北海道ではあらゆる地域で耳にする。にも関わらず、JRの廃線が考えられ、この先が心配されている。そもそも自動車を中心とした交通の限界はあらゆる点に見受けられる。排気ガスによる環境破壊に始まり、都市への人口集中から自動車の渋滞は一部地域では当然のように起きる。航空機による旅行が安価になり、遠方、海外からの観光客も増えたが、彼らが自動車を持ってその土地を訪れることはほとんどなく、その地域の公共交通手段を利用することが主だろう。このように、自動車中心の交通から変化すべきタイミングにあるように感じる。
そんな中、宇都宮市電における路面電車ルネサンス、LRT計画というものが進んでいる。LRTとは「Light Rail Transit」の略であり、最新の技術を利用した次世代の路面電車とされる。特徴としては騒音や振動が少ないこと、専用レールでの運航のため、時間に正確なことや、次世代的デザインによるまちのシンボルとなる可能性があることが挙げられる。このLRTが実現することで考えれる次の展開は、新たな都市形態の成立、効果的なコンパクトシティの創造であると考える。本来、都市形態は交通を中心に変化していくことが必要である。なぜなら、どれだけ1点に集中した都市が出来上がろうとも、多少の移動は必要となり、多くの仕事はその1点以外にも存在していくからだ。その中でこういった公共の交通をないがしろにし、自動車中心の交通を続けた場合、経済的余裕がない人々からその地域の仕組みから離されてしまう。
前述した観点から、路面電車ルネサンスは今後の地域形成にとても大きい影響を与える事象であると思われる。さらに地域の観光にも大きな影響を与えるのではないだろうか。2020年に開催される東京オリンピックに向けて、国は様々な取り組みを行なっている。その多くは、この機会に日本の良さをたくさんの人に知ってもらい、インバウンド飛躍的拡大を狙ったものだ。Wi-Fiの普及や言語問題の改善など、問題は多岐にわたるが、移動手段についてもとても大きな課題があるように思われる。冒頭で述べた通り観光客が自家用車を持って日本に訪れるわけはなく、公共交通機関を利用するだろう。そうなると利用人数は増え、その分日常的に利用している地域住民は不満を抱えてしまうのではないだろうか。その結果、海外からの観光客を快く思えない人が出ても当然であるように思う。しかし、インバウンドの拡大狙い、そうでなくともグローバル化していく現代では、そこで地域住民の不満を出来るだけ和らげられるような対策を打ち、国民全体での海外観光客への受け入れ体制を作っていく必要があるのではないだろうか。そういった面では、路面電車ルネサンスは至急あらゆる地域で必要となる事象であり、宇都宮市のLRTは貴重な先行政策である。
地域形成、観光といった面から路面電車ルネサンスについて考えたが、まずは従来の自動車中心の交通に疑問をもつことが大切である。当然、自動車中心であることの全てが悪いわけではなく、これまでの都市形態の中でそういった形だからこそ成り立ったことを多々あるように思う。だが、時代は変化し、人類が経験したことのない様々な問題が現れている今、新しい交通の形、従来の仕組みを進化させることが必要だということは、自明であるように思える。

投稿: 一日三善 | 2018年6月29日 (金) 13時29分

タイトル 「自動車中心の交通の限界と宇都宮市LRTの必要性、観光への応用」
字数 「1654字」
四字熟語 「一日三善」

近年進み続けている少子高齢化の影響で、病院やスーパーといった生活に必要な施設の減少や、地域住民の人間関係の希薄化など、様々な問題が現代に現れているが、とりわけ移動手段、交通手段の確立が難しくなることは全ての根元になる問題だ。高齢者の自動車事故や、バリアフリーの不足により、買い物すら困難になっている方のニュースを目にすることは少なくない。観光、生活、産業、全ての面で移動・交通手段は重要になる要素となる。しかし、「車があれば便利だが、なければ不便」といった言葉を北海道ではあらゆる地域で耳にする。にも関わらず、JRの廃線が考えられ、この先が心配されている。そもそも自動車を中心とした交通の限界はあらゆる点に見受けられる。排気ガスによる環境破壊に始まり、都市への人口集中から自動車の渋滞は一部地域では当然のように起きる。航空機による旅行が安価になり、遠方、海外からの観光客も増えたが、彼らが自動車を持ってその土地を訪れることはほとんどなく、その地域の公共交通手段を利用することが主だろう。このように、自動車中心の交通から変化すべきタイミングにあるように感じる。
そんな中、宇都宮市電における路面電車ルネサンス、LRT計画というものが進んでいる。LRTとは「Light Rail Transit」の略であり、最新の技術を利用した次世代の路面電車とされる。特徴としては騒音や振動が少ないこと、専用レールでの運航のため、時間に正確なことや、次世代的デザインによるまちのシンボルとなる可能性があることが挙げられる。このLRTが実現することで考えれる次の展開は、新たな都市形態の成立、効果的なコンパクトシティの創造であると考える。本来、都市形態は交通を中心に変化していくことが必要である。なぜなら、どれだけ1点に集中した都市が出来上がろうとも、多少の移動は必要となり、多くの仕事はその1点以外にも存在していくからだ。その中でこういった公共の交通をないがしろにし、自動車中心の交通を続けた場合、経済的余裕がない人々からその地域の仕組みから離されてしまう。
前述した観点から、路面電車ルネサンスは今後の地域形成にとても大きい影響を与える事象であると思われる。さらに地域の観光にも大きな影響を与えるのではないだろうか。2020年に開催される東京オリンピックに向けて、国は様々な取り組みを行なっている。その多くは、この機会に日本の良さをたくさんの人に知ってもらい、インバウンド飛躍的拡大を狙ったものだ。Wi-Fiの普及や言語問題の改善など、問題は多岐にわたるが、移動手段についてもとても大きな課題があるように思われる。冒頭で述べた通り観光客が自家用車を持って日本に訪れるわけはなく、公共交通機関を利用するだろう。そうなると利用人数は増え、その分日常的に利用している地域住民は不満を抱えてしまうのではないだろうか。その結果、海外からの観光客を快く思えない人が出ても当然であるように思う。しかし、インバウンドの拡大狙い、そうでなくともグローバル化していく現代では、そこで地域住民の不満を出来るだけ和らげられるような対策を打ち、国民全体での海外観光客への受け入れ体制を作っていく必要があるのではないだろうか。そういった面では、路面電車ルネサンスは至急あらゆる地域で必要となる事象であり、宇都宮市のLRTは貴重な先行政策である。
地域形成、観光といった面から路面電車ルネサンスについて考えたが、まずは従来の自動車中心の交通に疑問をもつことが大切である。当然、自動車中心であることの全てが悪いわけではなく、これまでの都市形態の中でそういった形だからこそ成り立ったことを多々あるように思う。だが、時代は変化し、人類が経験したことのない様々な問題が現れている今、新しい交通の形、従来の仕組みを進化させることが必要だということは、自明であるように思える。

投稿: 一日三善 | 2018年6月29日 (金) 13時27分

「路面電車ルネサンス、とりわけ宇都宮市電の意義を論述する。」 1629字 蜜柑大好 

 初期近代において西欧をはじめとして世界的に技術革新があった。ペリーの黒船に日本人が驚愕し恐怖を抱いたように西欧の産業革命を契機として、鉄道や発電所など巨大技術などが生み出された。自動車もまた同じであり、自動車はバスだけでなく自家用車として機能した。自家用車は個人の所有物であるため、マルクヴァルトの主張する「個人的自由の犠牲」ということは自家用車を推奨しないということである。自家用車が使えないとなると需要が高まるのはバスや鉄道、市電などの交通機関である。これがまず後期近代における交通機関の意義である。次に、後期近代において発生した問題として「自然環境問題」が挙げられる。近代に発達した鉱山開発を例にしてみる。鉱山開発により金や銀、銅などがより手軽に手に入るようになり便利になった反面、そこにはそれに伴う鉱毒問題、空気の汚染、伐採過多による洪水など様々な環境問題が発生した。日本において有名な近代における公害事件として、田中昭三が尽力した「足尾銅山鉱毒事件」がある。このように、近代において人類は技術革新を進めることに力を注ぎ、自然環境の破壊、変化は気にしてこなかった。交通においても同様で、自動車は使うたび二酸化炭素や塵を含む排気ガスを発生させた。これが自動車1台など少数であれば大きな影響はもたらさないが、多くの人間が集合的に自動車を利用することでそれは大きな影響を及ぼし、莫大な自然破壊となるのだ。交通機関の一つである鉄道もまた自動車と同様である。当時鉄道は石炭を燃やして水蒸気を発生させる蒸気機関を主流としていたため、石炭を燃やす段階で二酸化炭素、塵が発生する。近代では鉄道の線路が各地に広がり多くの人が利用した。環境への影響は巨大である。そこで登場するのが路面電車である。路面電車は名の通り運転に電力を使う。電力を作る段階においては、発電所により二酸化炭素や有害物質が発生するが、単純に電気というのを使った運転は排気ガスが発生しない。また鉄道と同様線路を渡して利用するものであるため利便性も鉄道に劣らない。こうした理由により路面電車の意義が挙げられる。
 しかし路面電車も、歴史を上回る自家用車の普及により衰退の一途をたどっている。そんな中で街の活性化に公共交通機関の利用、特に路面電車を活用しようという声が各地で上がっている。路面電車は、一般的な公共交通機関であるバスと比べて、優れている点がいくつかある。LRTと呼ばれる次世代型路面電車システムではより利便性が良くなっている。①低床車両による乗り降りの容易性、②道路状況に左右されない運航時間の定時性、③路面電車ならではの速達性、④車両の快適性などが挙げられる。例として宇都宮市電を挙げてみよう。宇都宮市電は、宇都宮市の再開発と合わせて行われる。今年の6月初めに路面電車工事が始まり、2022年に完成する予定だ。活性化が必要な町に見られる問題として、①町の郊外への住宅移転、それに伴う大型施設の増加、②市の中心の空洞化、③市の拡大による経費増加がある。路面電車はそれを改善する可能性があるのだ。町の中心を通る路面電車によって、郊外と中心地をつなぐことができる。それによって町の中心地へ人の流れを作ることができ、また中心地からでも郊外の大型施設へのアクセスが簡単になる。このように公共交通機関、特に路面電車の特性を利用することでコンパクトな居住権を作ることが可能となるのだ。路面電車が通る予定の道路は交通量が多いところもあり渋滞が懸念されているが、路面電車の利用によって自動車を利用しなくても誰もが平等に生活できるようになることが期待されている。
 宇都宮市は全国初の全線新設の路面電車として注目されている。路面電車による街の再開発が成功することで、既存の路面電車を活用していた今までよりも、路面電車の必要性が認められることとなるだろう。

投稿: 蜜柑大好 | 2018年6月29日 (金) 13時24分

宇都宮市の挑戦と公共交通機関の革新 
文字数1552文字

 宇都宮市電の意義は、全区間新設というところにあるのではないだろうか。宇都宮市は、新たな交通機関として市電、LRTの導入を検討している。日本で初めてのLRTを導入したのは、富山県であり富山県においては既存の軌道を用いてのLRTの導入となっている。生かし、宇都宮市の場合は既存の公共交通機関を利用するのではなく一からの始まりである。全区間新設する宇都宮市の挑戦ではないだろうか。
 宇都宮市の現状は、宇都宮駅の東西において市電などの公共交通機関が存在しない。それに加え、自動車保有率が日本国内において高い割合を占めている。鉄道、バスなどの公共交通機関の利用者が二十年前と比較すると三分の四に減少している。これらの理由から、自動車での工業団地への通勤を行うことで、朝の交通渋滞が起こっている。宇都宮市では市電などの公共交通機関の整備は進んでいないが、バスは公共機関として発達している。一日に二千本もの運行を行っている。これにおいても自動車による交通機関のため渋滞の解消にはなりにくい。そこで、従来の公共交通のバスから新規にLRTを導入することにより、渋滞の解消に役立つのではないかとされている。
 LRTの特徴としては、環境に配慮することが可能、車両の低床化、誰にでも使いやすいユニバーサルデザインの導入、最大運搬可能数がバスと比較すると多い、LRT専用の軌道を使用するために定時制が高いなどがあげられる。その中でも、環境面や、定時制が高いことに意味がある。LRT専用の軌道をつくるのであればバスをそこに通せばよいのではないかとも考えられるが、バスとLRTを比較した場合にLRTの方が最大運搬乗客数が多いことや環境への配慮という点からLRTの方が優れている。さらに、バスを導入した地域では交通の衰退が進んでいるために、LRTではなくバスを導入したところで公共交通の活性化などにつながるとは考えにくい。バスの路線が発達している宇都宮市においてはバスの専用路線をつくっても他の地域のように衰退が進んでは、移動を支えるということは不可能である。
 自動車の保有率が高くなり、公共交通の利用が減少している現状での宇都宮市のLRTの全区間施設はとても意義があることである。公共交通を利用することによる自動車での通勤、通学を減らし、宇都宮市で発生している渋滞の解消を目指すことができる。また、LRTを宇都宮市から芳賀市に新設することによって利益を得られるのは通勤通学の人のみではない。高齢者における外出の機会の創出にもつながる。公共交通機関の未発達により郊外住んでいる高齢者は大きな町まで外出するのにも苦労をする。徒歩での移動距離が長くなることによる身体への負担増加や、バス路線複雑化による適切なバスへ乗ることが難しいなどのことにより高齢者の外出機会が減少している。しかし、LRTの導入によって郊外への公共交通の発達が高齢者の移動を助けることができる。実際に、富山市のLRTの導入後には高齢者の外出機会が増加し昼間の高齢者の利用が増加したという。
 今まで述べてきたように、宇都宮市における市電の導入は大きな意義がある。現代の社会、車社会が進む中で、新公共交通システムとしてLRTを導入する。LRTを導入した方がよいとも考えられるが、実際にBRTを導入したまちでは交通の衰退が進んでいるという現状がある。この衰退に対抗するのがLRTである。その上、日本で初めての全区間新設ということもある。日本の公共交通における革新ともいうことができる。既存の公共交通では衰退が進む一方であるが、そこにLRTを導入するというのは公共交通の衰退が進むことへの抑制となることに加え、宇都宮市のLRTの採算性が未知数の中で導入を決定したということは、市電などの公共交通機関の革新ということができるだろう。


投稿: 四弦和音 | 2018年6月28日 (木) 20時37分

「宇都宮市電の意義と活用」 1534字  有言実行

地域住民が生活を営んでいく上で必要不可欠なのが、バスや電車といった交通手段である。栃木県宇都宮市の交通手段は、市内をバスが行き交い、路線も複雑である。また、JRの駅周辺には、学校やショッピングモール、工業団地等が立地しているため、渋滞が発生しやすい。そこで、宇都宮市で検討が進められているのが、「次世代型路面電車」、軽量軌道交通(LRT)の導入である。LRTとは、1980年代以後、イギリス、ドイツ、フランスやアメリカに広まった新しい型の路面電車である。LRTは、騒音や振動が少ない、車両と乗り場の隙間が少ない、専用レーンの上を走るため、時間に正確である、通常の道路を走るため、ほかの交通手段との連携がスムーズであるといった、高齢者や小さい子どもに優しい交通手段になっている。
これらの特徴があるLRTを活用して、宇都宮市では、市民に寄り添ったまちづくりを目指している。現在、地方都市では、「中心市街地の過疎化」が進んでいる。駅前などの中心市街地が寂れ、デパートやスーパーが撤退し、商店街はどこもシャッターが下りたままになって寂しい町になっているという問題である。その原因の一つは、車で行ける郊外に大型店舗が開かれ、中心市街地に来ていた客が郊外大型店舗に流れたということだ。この状況では、自動車を持った人しか外出できず、自動車を持っていない人にとって、中心から離れたところへ行きたい時に不便である。このように、中心市街地の過疎化は、全ての地域住民にとって、生活しやすい環境とは言えないだろう。そこで、LRTを活用する方法が導入されようとしている。地域住民に寄り添ったまちづくりの例として、高齢者や障がいのある人の買い物支援が挙げられる。高齢者や障がいのある人にとって、外出したり、長時間立って移動したりすることは体力的に厳しい。そこで、揺れが少なく、乗りやすいLRTはバスやJRに比べて利用しやすいだろう。その他にも、宇都宮市には、大きな野球場やショッピングモール、大企業の工場がある。家族連れでの移動や会社で働く人の通勤にも利用することができ、地域住民の生活に大いに活用することができると考える。
LRTを導入する上で、環境問題との関わりも重要になってくる。近年、地球温暖化が進み、二酸化炭素などの環境に害を加えるものの減少が課題となっている。そんな中で、LRTは、省エネ性に優れている。自動車と二酸化炭素の排出量を比較すると、かなりの量を抑えることができる。また、二酸化炭素の排出量を抑えるだけではなく、騒音などの地域的な環境負担も削減することができる。そして、安全面でも、専用レールがあることで保障されている。このように、地域住民の生活だけではなく、環境にも優しい交通手段となっているのだ。
ヨーロッパやアメリカでは、1980年代から取り入れられ始めた新しい路面電車、LRT。地域住民にとって、騒音が少ないこと、段差が少ないこと、ほかの交通手段との連携がなされていることなど、利点の多い交通手段であることがわかる。自動車を持たない人も、中心市街から離れたところへ外出しやすく、地域全体の活性化にもつながると考えられる。
私たちは、どこかに移動、外出するときに必ず交通手段が必要である。徒歩や自転車、自動車やバス、電車や飛行機、様々なものがあるが、どれも地域によって特徴がある。宇都宮市や函館市、札幌市などには路面電車があるように、昔からその地域で利用されてきた交通手段が今も受け継がれているものも少なくない。これまで利用されてきた路面電車も、時代の移り変わりや地域の特徴にそって形や機能を変化させている。より地域の住民に利用されやすい路面電車を目指し、LRTがこれから広がっていくだろう。

投稿: 有言実行 | 2018年6月28日 (木) 00時15分

不安なので、もう一度送ります。

「交通とまちづくり―注目される宇都宮LRTを具体例に」、1511字、世界遺産

 近年、自家用車の普及により路面電車は利用者が減少すると考える人も多いがそれは間違いで、都市交通の主役として、世界中で路面電車の建設ラッシュである。自家用車の排気ガスによる大気汚染や、渋滞問題、都市人口の郊外化による中心市街地の衰退など、現代課題の解決にも通ずる。
その中でも2012年、市長選挙においてLRT(Light Rail Transitの略で次世代型路面電車システムという意味で要するに軽便鉄道)導入を争点に掲げた佐藤栄一が三選し、多くの都市交通関係者が宇都宮市に注目している。理由として、既存路線の延伸、改良を伴わずに約15メートルもの路線を新線としてライトレールが建設されるのは、日本では近年例のない大規模事業であるからである。また営業主体と呼ばれる運営事業者を第三セクターから新たに選定するなどの点にも注目されている。宇都宮市では2008年「第5次宇都宮市都市計画マスタープラン」では、人口減少、超高齢社会への対応と持続的な都市発展を目指すため、ネットワーク型コンパクトシティの形成が提唱された。これを踏まえて、LRT導入の方針という公共交通を重視したまちづくりが進められた。
しかし、日本においては公共交通を重視しようというまちづくり政策が、一般の市民からあまり賛同が得られない。理由として多くの市民が「そもそも街に魅力がないので、公共交通が整備されても出かけない」と感じているからである。街に魅力がないから出かけないのか、人々が出かける手段がないから街に魅力がなくなるのかという観点で着目すると、もちろん公共交通の整備も街の魅力向上も両方が必要である。
日本において「交通まちづくり」という、交通の見直しをきっかけにまちづくりに入る中長期戦略を二つある。第1に「全体最適」の徹底を協調した戦略である。公共交通が通常のビジネスと同じように、独立した民間事業者による収益事業として成り立つ時代が終わった現代において、自らの組織や専門性、問題意識の違いから、「部分最適」を目指してしまうことは避けなければならない。第2に、多様な選択肢の提供する戦略である。企業にとっても個々人にとっても、より活動しやすく、より豊かさを実感できる社会は、命令される社会ではなく、多様な選択肢がある社会である。従来の都市計画が、過度に自動車に依存する社会を作り上げた結果、公共交通のサービスは低下し、公共施設も公共交通とは無関係に立地した。これはつまり質の高い公共交通が整備されれば、別の選択肢が生まれるという改善の余地がるのだ。公共交通の利用者の割合は、現時点ではわずかであるがゆえに、自動車の利用者の一割が移転するというだけで、公共交通の利用者の比率でみると大幅な増加になる。採算性も改善し、サービス改善、利用者のさらなる増加という好循環のきっかけとなり、「全体最適」に向けた誘導になる。 
人と人との間をつなぐ交通のあり方が、まちづくりにとって重要な要素である以上、住民が、行政、交通事業者とともに協働していかなければいけなく、交通やまちづくりのあり方が大きく変わるこれからの時代、住民が重い役割を担っているのである。そして都市交通の根本的改革の主体は市町村であるが、都道府県や政府との壁から都市独自の判断だけで都市降雨通の変容は不可能であると考えられる。

参考文献・URL
・宇都宮清人『地域再生の戦略-「交通まちづくり」というアプローチ』(2015)
・東洋経済ONLINE『栃木・宇都宮に「LRT」が走る日は来るのか』2018/06/27アクセス
https://toyokeizai.net/articles/-/88808?page=2
・田村伊知朗『後期近代における公共性の存在形式―公共交通における路面電車ルネサンスの政治思想的基礎づけを中心にして』(2016)
 http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/bitstream/123456789/7891/1/66-2-zinbun-05.pdf

投稿: 世界遺産 | 2018年6月27日 (水) 20時30分

不安なので、もう一度送ります。

「交通とまちづくり―注目される宇都宮LRTを具体例に」、1511字、世界遺産

 近年、自家用車の普及により路面電車は利用者が減少すると考える人も多いがそれは間違いで、都市交通の主役として、世界中で路面電車の建設ラッシュである。自家用車の排気ガスによる大気汚染や、渋滞問題、都市人口の郊外化による中心市街地の衰退など、現代課題の解決にも通ずる。
その中でも2012年、市長選挙においてLRT(Light Rail Transitの略で次世代型路面電車システムという意味で要するに軽便鉄道)導入を争点に掲げた佐藤栄一が三選し、多くの都市交通関係者が宇都宮市に注目している。理由として、既存路線の延伸、改良を伴わずに約15メートルもの路線を新線としてライトレールが建設されるのは、日本では近年例のない大規模事業であるからである。また営業主体と呼ばれる運営事業者を第三セクターから新たに選定するなどの点にも注目されている。宇都宮市では2008年「第5次宇都宮市都市計画マスタープラン」では、人口減少、超高齢社会への対応と持続的な都市発展を目指すため、ネットワーク型コンパクトシティの形成が提唱された。これを踏まえて、LRT導入の方針という公共交通を重視したまちづくりが進められた。
しかし、日本においては公共交通を重視しようというまちづくり政策が、一般の市民からあまり賛同が得られない。理由として多くの市民が「そもそも街に魅力がないので、公共交通が整備されても出かけない」と感じているからである。街に魅力がないから出かけないのか、人々が出かける手段がないから街に魅力がなくなるのかという観点で着目すると、もちろん公共交通の整備も街の魅力向上も両方が必要である。
日本において「交通まちづくり」という、交通の見直しをきっかけにまちづくりに入る中長期戦略を二つある。第1に「全体最適」の徹底を協調した戦略である。公共交通が通常のビジネスと同じように、独立した民間事業者による収益事業として成り立つ時代が終わった現代において、自らの組織や専門性、問題意識の違いから、「部分最適」を目指してしまうことは避けなければならない。第2に、多様な選択肢の提供する戦略である。企業にとっても個々人にとっても、より活動しやすく、より豊かさを実感できる社会は、命令される社会ではなく、多様な選択肢がある社会である。従来の都市計画が、過度に自動車に依存する社会を作り上げた結果、公共交通のサービスは低下し、公共施設も公共交通とは無関係に立地した。これはつまり質の高い公共交通が整備されれば、別の選択肢が生まれるという改善の余地がるのだ。公共交通の利用者の割合は、現時点ではわずかであるがゆえに、自動車の利用者の一割が移転するというだけで、公共交通の利用者の比率でみると大幅な増加になる。採算性も改善し、サービス改善、利用者のさらなる増加という好循環のきっかけとなり、「全体最適」に向けた誘導になる。 
人と人との間をつなぐ交通のあり方が、まちづくりにとって重要な要素である以上、住民が、行政、交通事業者とともに協働していかなければいけなく、交通やまちづくりのあり方が大きく変わるこれからの時代、住民が重い役割を担っているのである。そして都市交通の根本的改革の主体は市町村であるが、都道府県や政府との壁から都市独自の判断だけで都市降雨通の変容は不可能であると考えられる。

参考文献・URL
・宇都宮清人『地域再生の戦略-「交通まちづくり」というアプローチ』(2015)
・東洋経済ONLINE『栃木・宇都宮に「LRT」が走る日は来るのか』2018/06/27アクセス
https://toyokeizai.net/articles/-/88808?page=2
・田村伊知朗『後期近代における公共性の存在形式―公共交通における路面電車ルネサンスの政治思想的基礎づけを中心にして』(2016)
 http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/bitstream/123456789/7891/1/66-2-zinbun-05.pdf

投稿: 世界遺産 | 2018年6月27日 (水) 20時30分

「交通とまちづくり―注目される宇都宮LRTを具体例に」、1511字、世界遺産

 近年、自家用車の普及により路面電車は利用者が減少すると考える人も多いがそれは間違いで、都市交通の主役として、世界中で路面電車の建設ラッシュである。自家用車の排気ガスによる大気汚染や、渋滞問題、都市人口の郊外化による中心市街地の衰退など、現代課題の解決にも通ずる。
その中でも2012年、市長選挙においてLRT(Light Rail Transitの略で次世代型路面電車システムという意味で要するに軽便鉄道)導入を争点に掲げた佐藤栄一が三選し、多くの都市交通関係者が宇都宮市に注目している。理由として、既存路線の延伸、改良を伴わずに約15メートルもの路線を新線としてライトレールが建設されるのは、日本では近年例のない大規模事業であるからである。また営業主体と呼ばれる運営事業者を第三セクターから新たに選定するなどの点にも注目されている。宇都宮市では2008年「第5次宇都宮市都市計画マスタープラン」では、人口減少、超高齢社会への対応と持続的な都市発展を目指すため、ネットワーク型コンパクトシティの形成が提唱された。これを踏まえて、LRT導入の方針という公共交通を重視したまちづくりが進められた。
しかし、日本においては公共交通を重視しようというまちづくり政策が、一般の市民からあまり賛同が得られない。理由として多くの市民が「そもそも街に魅力がないので、公共交通が整備されても出かけない」と感じているからである。街に魅力がないから出かけないのか、人々が出かける手段がないから街に魅力がなくなるのかという観点で着目すると、もちろん公共交通の整備も街の魅力向上も両方が必要である。
日本において「交通まちづくり」という、交通の見直しをきっかけにまちづくりに入る中長期戦略を二つある。第1に「全体最適」の徹底を協調した戦略である。公共交通が通常のビジネスと同じように、独立した民間事業者による収益事業として成り立つ時代が終わった現代において、自らの組織や専門性、問題意識の違いから、「部分最適」を目指してしまうことは避けなければならない。第2に、多様な選択肢の提供する戦略である。企業にとっても個々人にとっても、より活動しやすく、より豊かさを実感できる社会は、命令される社会ではなく、多様な選択肢がある社会である。従来の都市計画が、過度に自動車に依存する社会を作り上げた結果、公共交通のサービスは低下し、公共施設も公共交通とは無関係に立地した。これはつまり質の高い公共交通が整備されれば、別の選択肢が生まれるという改善の余地がるのだ。公共交通の利用者の割合は、現時点ではわずかであるがゆえに、自動車の利用者の一割が移転するというだけで、公共交通の利用者の比率でみると大幅な増加になる。採算性も改善し、サービス改善、利用者のさらなる増加という好循環のきっかけとなり、「全体最適」に向けた誘導になる。 
人と人との間をつなぐ交通のあり方が、まちづくりにとって重要な要素である以上、住民が、行政、交通事業者とともに協働していかなければいけなく、交通やまちづくりのあり方が大きく変わるこれからの時代、住民が重い役割を担っているのである。そして都市交通の根本的改革の主体は市町村であるが、都道府県や政府との壁から都市独自の判断だけで都市降雨通の変容は不可能であると考えられる。

参考文献・URL
・宇都宮清人『地域再生の戦略-「交通まちづくり」というアプローチ』(2015)
・東洋経済ONLINE『栃木・宇都宮に「LRT」が走る日は来るのか』2018/06/27アクセス
https://toyokeizai.net/articles/-/88808?page=2
・田村伊知朗『後期近代における公共性の存在形式―公共交通における路面電車ルネサンスの政治思想的基礎づけを中心にして』(2016)
 http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/bitstream/123456789/7891/1/66-2-zinbun-05.pdf

投稿: 世界遺産 | 2018年6月27日 (水) 20時18分

題名「宇都宮市電の意義について」
七転八倒

 宇都宮市電の意義は、これまでの日本の市電の考え方を変え、新たな市電の可能性を示すものであると私は考える。
 これまでの日本の路面電車の歴史は、明治時代に初めて京都に路面電車が作られてから、大正、昭和時代に数多く整備され、「最盛期の1932年(昭和7年)には65都市82事業者、総路線長1479kmとなり、戦前から戦後には、都市の重要な交通手段として機能していた」1)が、2014年までに「17都市19事業者、路面延長約20km」2)まで減少している。減少の理由としては、1960年代の高度経済成長期に、路面電車は渋滞の元凶だとされ、1970年代に多くの路面電車が廃止された。
 しかし、今回の宇都宮市電の1つの目的は、路面電車が次々に廃止されていった理由である交通渋滞を、逆に緩和させることなのである。これは、これまでの日本の路面電車の歴史の中では新たな試みと言える。
 路面電車を新たに導入することで成功した例として、富山県の路面電車が挙げられる。「開業して4ヶ月の平成 18 年8月末日までの富山ライトレールの1日平均乗車人員は,5,264 人(平日 4,912 人, 休日 6,010人)」であり、これは「計画値 4,200 人の 1.3 倍」4)であった。ただし、この富山県の例は、元々あったJR富山港線を利用したものであり、宇都宮市が計画しているように全区間を新設しようとしたものではない。そのため、富山県の例を宇都宮市の計画にそのまま反映することはできない。今現在深刻な渋滞が起きている宇都宮市の道路の1車線を削って市電を新設することで、宇都宮市が期待しているように、本当に渋滞が緩和される保証はない。しかし、だからこそ、宇都宮市の路面電車の全区間新設が成功すれば、そこに大きな意義が生まれると私は考える。
 もし宇都宮市の路面電車の全区画新設により、渋滞が緩和されれば、他の都市部でも新たにの路面電車新設や復活が行われる可能性が高まる。最近では、日本の首都である東京都でもLRT(次世代型路面電車)の導入が考えられているほどである。他にも、私の出身地である仙台市をはじめとする、過去に路面電車を廃止した都市での復活も考えられるようになるだろう。
かつて邪魔者扱いされ追いやられていった路面電車が、実はとても必要で効果的なものであったことが証明されれば、過去の日本の政治家たちへの批判は計り知れない。なぜなら、もし路面電車が非常に効果的なものであった場合、廃止によって日本の経済発展が何十年遅れたかを考えれば、その理由も理解できるであろう。これはまだ仮定の話ではあるが、路面電車には、実は経済発展のための秘められた可能性があるのかもしれない。
しかし、宇都宮市の路面電車が成功しようがしまいが影響を受けないところもある。それは、主要都市以外の人口が少ない地方自治体である。先に紹介した富山県の路面電車の成功要因の中にも、「一定規模の沿線人口、住宅地とオフィスの沿線立地、大規模集客施設の存在」6)が挙げられている。つまりは、路面電車の新設には、そもそもの高いスタートラインが存在しているのである。宇都宮市の路面電車は、人口の多い主要土地にとっては、その成功が、これからの自らの自治体の経済発展にも影響してくるという意味で大きな意義を持つ一方で、それ以外の人口の少ない地方自治体にとっては特に意義がないといっても過言ではいないと私は考える。
以上のことから、私が考える宇都宮市電の意義とは、ある程度多くの人口を持つ主要都市に対して、新たな経済発展の可能性を示すことである。宇都宮市電の開発は既に始まっており、工事がつい先日の2018年6月4日から始まっている。7)人口の少ない地方自治体にとっては意義がないとは述べたが、主要都市の発展が、人口の少ない地方自治体に影響を及ぼすことは十分に考えられる。そういう意味では、宇都宮市電の成功は、日本全体に対して大きな意義を持つのではないかと私は考える。


1) Hatena Blog「日本の路面電車 2014年04月13日」、
http://n5nip5is.hatenablog.com/entry/2014/04/13/005847(最終閲覧日:2018年6月27日)。
2) 塚本直幸・ペリー史子・吉川耕司「路面電車運行都市の特性に関する基礎的分析」公益社団法人日本都市計画学会都市計画論文集Vol.49、No.3、2014、p.418。
3) Hatena Blog、前掲。
4) 深山剛・加藤浩徳・城山英明「なぜ富山市では LRT 導入に成功できたのか?-政策プロセスの観点からみた分析-」運輸政策研究 10(1)、2007、pp.3-4。
5) Business Journal「東京都内に多数の路面電車計画?葛飾区は推進、豊島区は実質消滅…事故と渋滞の懸念も 2017.03.07」、
http://biz-journal.jp/2017/03/post_18243.html(最終閲覧日:2018年6月27日)
6) 深山ら、前掲、p.13。
7) 宇都宮市HP「LRT工事情報」、
http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/kurashi/kotsu/lrt/1016302.html(最終閲覧日:2018年6月27日)

投稿: 七転八倒 | 2018年6月27日 (水) 15時36分

この記事へのコメントは終了しました。

« 20180529 2018年5月25日 空間放射線量が2倍に 函館市 | トップページ | 討論 君主制 »