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末端公務員組織における前例主義と役所文書のお笑いIT化――JPEGファイルの送信か、書類原本の郵送か

20150520
末端公務員組織における前例主義と役所文書のお笑いIT化――JPEGファイルの送信か、書類原本の郵送か

 住民基本台帳および国民背番号が電子情報化され、国家管理されるようである。その導入によって、どのような利益が国民の側にあるのかはわからない。いずれにしろ、国家官僚は、すべての情報が電子化されるべきである、と考えてよかろう。
 しかし、末端の官僚機構、たとえば市町村役場、あるいは第3セクターでは、未だに紙の形式にこだわっている。ある文書、定期報告の類に関する事柄である。この文書が他者に影響を行使することは、ありえない。ただ、保存すべき文書であるにすぎない。しかも、年度が替われば、廃棄されるべき文書にしかすぎない。
 このような文書の現物を郵送するのではなく、スキャンしJPEG文書としてある役所に送付した。しかも、「ペイント」で開くことができるという文言も添付した。この文書を電子情報として送付するときに、担当者と電話で話した。担当者は絶句していた。「スキャン?」、「JPEG ?」。私は、この年配の担当者に、簡単にこの文書を開けることを説明し、若い担当者にお願いする方法を教えた。
 しかし、最終的にこの電子情報は受け取れない、と回答してきた。郵送しろ、とメイルがきた。電子情報として受け取ったことがないからである。ここでも、前例主義である。国家官僚が電子情報を好むことと対照的に、末端の組織ではそのような事例はないと拒否される。国家の意向すら、末端官僚組織は拒否する。このような官僚組織と国民は対峙しなければならない。国民は、中央の高級官僚と対峙できない。国民に対して役場の窓口しか対応しない。

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