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英国贔屓という概念の幻想――Wilkinson, Schick, Energizer Holdings の同一性

20150328 英国贔屓という概念の幻想――Wilkinson, Schick, Energizer Holdings の同一性

ドイツで、Wilkinsonという銘柄の髭剃りを買った。この5枚刃の髭剃りの調子が良いので、日本で同様な5枚刃を購入した。その銘柄は、Schickであった。しかし、この髭剃りは同様という範疇を超えて、全く同一であった。つまり、同じ形式の髭剃りが、ドイツではWilkinsonという銘柄で売られ、日本ではSchickという銘柄で売られていた。
 このWilkinsonという銘柄は、もともとは英国発祥であったが、後に米国のSchickに売却され、現在ではEnergizer Holdingsという米国のコンツェルンに属している。 1
 ある英国贔屓の知人は、ドイツ在住で米国を嫌っている。この老紳士はWilkinsonを英国の企業と信じている。彼にこの事実を伝えようかどうか迷っている。現在では、英国贔屓あるいはドイツ贔屓という概念が無効になっている。著名な企業は、米国資本となんらかの関係がある。ドイツでも英国でも、そして日本でもアメリカ資本の製品を購入するしかない。


1, http://de.wikipedia.org/wiki/Wilkinson_Sword

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