« Feierlichkeit in Halle mit der Straßenbahn | トップページ | 2015年1月2日の出来事――(ホテル)ラビスタ函館ベイ、全国ランキング1位(朝食部門)のホテルと凡百のコンビニの差異 »

日本の商慣習の破壊――正月三が日におけるスーパーマーケットそして百貨店の初売り――老舗百貨店は三が日は休業すべきか。

20150102

日本の商慣習の破壊――正月三が日におけるスーパーマーケットそして百貨店の初売り――老舗百貨店は三が日は休業すべきか。

 お正月という歳神様を迎える習慣として、正月三が日は家族でゆっくり過ごすという慣習がかつてあった。せいぜい、近所の親類を訪問するくらいであった。少なくとも、多くの個人商店にとって三が日に営業することは、馬鹿げたことであった。御屠蘇気分という言葉があり、酒好きの人は昼間から飲んでもよいという御めでたい日であった。三が日には金銭に触れないという慣習も存在した。
 しかし、1990年代になって、大手スーパー、ダイエーが元旦営業を開始した。経営が危ういからそのようなことをするのだという陰口が聞かれた。その後、他社の大手スーパーがダイエーに追随した。そのころ、老舗百貨店の多くは三が日は休業していたはずである。少なくとも、初売りは3日、4日であった。
 しかし、2015年1月2日、ほとんどすべての百貨店はこの日が初売りである。老舗と言われる伊勢丹新宿店、三越銀座店、日本橋高島屋ですら、本日初売りを敢行している。西武池袋店は大手スーパーと同様に1月1日に開店している。デパートの名が泣いているのであろう。
 正月三が日という商慣習を破壊した大手スーパー、それにほぼ追随している老舗デパート。彼らには、正月三が日くらいゆっくりしたいという日本の慣習は顧慮の対象外であろう。抜け駆けして儲けようとしたダイエー中内社長に追随した。もっとも、ダイエーは倒産してしまったが・・・。
 もし、日本の老舗デパートが4日に初売りを敢行すれば、それは話題となるであろう。多くのスーパーマーケットそして百貨店が1月1日、2日において初売りを実施しているなかで、少なくとも三が日は買い物をしないという富裕層にむけて絶好の宣伝となろう。歳末商戦で疲労している労働者の英気を養うことにもつながる。まさに、自己を老舗として差別化できるであろう。
 明日は1月3日である。初売りをする老舗デパートはあるのであろうか。

|

« Feierlichkeit in Halle mit der Straßenbahn | トップページ | 2015年1月2日の出来事――(ホテル)ラビスタ函館ベイ、全国ランキング1位(朝食部門)のホテルと凡百のコンビニの差異 »

近代という時代認識」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。