« 高齢ニート(=ヒッキー)の優雅な生活(その一)――――働く奴は馬鹿だ | トップページ | 高齢ニート(=ヒッキー)の優雅な生活(その三)――恋愛するニート? »

高齢ニート(=ヒッキー)の優雅な生活(その二)――――優雅な1日における優雅な農作業

記事編集の都合上、日付を変更する。

20120706 高齢ニート(=ヒッキー)の優雅な生活(その二)――優雅な1日における優雅な農作業

 

安藤君(仮名、推定年齢45歳)の毎日は、睡眠時間を削り、満員電車に往復3時間かけている労働者の神経を逆なでする。朝起きる時間は、10時から11時であり、遅い朝食兼昼食を12時までにとり、また寝るそうである。昼寝をするのは、生理上必要だそうである。2時過ぎは起きて近所の畑で自家用の野菜を作る。野菜を作るのは彼の役割である。しかし、その野菜はすべて自家用である。それを現金に換えようとは想像すらしていない。すべて無農薬、というよりもものぐさであるだけである。種をまいてほとんど手入れしない。時間にして毎日数10分程度である。でも、結構美味しい野菜ができるそうである。虫喰いでかつ不揃いである。しかし、味はよく、鮮度も抜群である。朝、正確には昼取りの野菜を夕餉にする。取れすぎた場合は、近所及びガソリンスタンド経営の遠縁に配るそうである。結構喜ばれる。

彼の主張によれば、すべては人為ではなく、太陽と空気と水、つまり自然の産物である。人間の力、科学の成果つまり化学肥料ならびに農薬を散布することは、愚の骨頂である。馬鹿である。害虫を化学薬品で殺すことは、土を殺すことにつながる。適度な害虫も必要である。もちろん、害虫や雑草は人力で少し間引く。これが彼の作業の大部分を占める。

 この作業を彼は労働とみなさない。商品経済に巻き込まれることを嫌うからだ。況やスポーツではない。スポーツをすることは、労働を前提にしており、労働しない人間には不要である。体を動かすことは、原始以来の伝統を継承しているだけである。少なくとも、太りすぎにはならない。

 

ここまでは安藤君の主張である。次回では、この主張を少し学問的言葉によって考えてみたい。

|

« 高齢ニート(=ヒッキー)の優雅な生活(その一)――――働く奴は馬鹿だ | トップページ | 高齢ニート(=ヒッキー)の優雅な生活(その三)――恋愛するニート? »

ニート」カテゴリの記事