記者クラブ制度の問題点――その一・マス・メディアと行政との癒着
20100617
「記者クラブ制度の問題点――その一・マス・メディアと行政との癒着」
記者クラブ制度が問題になっている。中央官庁の情報を加工せずに、そのまま流しているではないか、という疑惑が問題になっている。また、このクラブに属していないマス・メディアを排除しているという疑惑である。巨大マス・メディアと行政機構が一種の癒着構造にある。とりわけ、野中元官房長官が暴露した巨大マス・メディアの政治部記者に対する利益供与も、その温床になったのが、記者クラブ制度と言われている。
しかし、新聞記者がその記事を執筆する空間は必要であろう。その場所を提供することは、必ずしも悪いことではない。そのあたりに、解決策もあるのかもしれない。誰もが利用できる空間として再整備すべきであろう。
(本記事は20100617に執筆されたものである。内容上の変更はない。しかし、編集上の都合から日付を変えて再掲載する)。
なお、本記事は下記のブログに引用されている。
「閉鎖性が指摘され続けた記者クラブの存在意義」『清話会』http://ameblo.jp/seiwakaisenken/entry-10789753880.html(20140204閲覧)
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