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「自民圧勝 ねじれ解消」という新聞各社の一面の見出し (その四 世論調査)

「自民圧勝 ねじれ解消」という新聞各社の一面の見出し (その四 世論調査)

――話し言葉を書き言葉に挿入すること

また、翌日の新聞がほぼ同様な一面を飾ったことの背景には、世論調査の精度が数十年前と比較して、格段に進歩したことが挙げられる。事前に予想された選挙結果予想は、選挙区に限定すれば、ほぼ99パーセント的中していた。唯一の例外は、東京選挙区(定数5)において4位当選した山本太郎に関する予測であろう(彼の当選に関しては後述する)。多くの世論調査機関は彼の順位を、6,,8位と予想していた。それ以外の候補者の当落予測に関していえば、新聞社の付属世論調査機関、世論調査研究所の予想はほぼ的中していた。それゆえ、新聞各社は、選挙翌日の新聞見出しを遅くとも、1週間前に書き終えていたであろう。その結果、ほぼ同一の見出しを打つことになった。新聞各社が想定していたことが、ほぼ同一の視角から検討されていたことが推定される。自らが争点の一つにしていた「ねじれの解消」が、実際の選挙において現実化された。個々の新聞記者は選挙結果に対して異なる見出しを付けたかもしれないが、少なくとも各社の編集委員長は、選挙結果に対して「ねじれ解消」と性格づけた。このような同質性が多くのマス・メディアに共有されていた。

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