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青森県における放射能汚染地帯の存在可能性――青森県の環境放射能水準における異常と正常

20120117青森県における放射能汚染地帯の存在可能性――青森県の環境放射能水準における異常と正常

 2012114日の公式情報によれば、青森県全体の放射能水準はそれほど異常ではない。[1] その平均値は通常値の1,5倍程度でしかない。しかし、特定の地点においてその値は通常値の数倍(45倍)に跳ね上がっている。[2] 特定の場所(ここでは青森県尾駮)では、50(nGy/h)を記録している。通常値は10(nGy/h)前後でしかない。

 この事実は何を意味しているのであろうか。放射能汚染が国際的に認知されている東北地方のなかで、青森県は例外的にその汚染から免れているとされてきた。しかし、全体として比較的安全とされてきた地域であっても、局地的には放射能汚染が進行している地域がある。とりわけ、地域住民によってホットスポットの存在が明らかになった関東地方とは異なり、他の地方では住民による調査は充分ではない。関東地方におけるホットスポットの意識化は、この地方における学術機関の集中、住民の意識、住民の数と無関係ではない。それに対して、過疎化が進み、若年層の流出が激しい地方では住民自身による放射能測定は、ほとんど期待されていない。また、その地方の放射性同位元素の平均値が比較的低い場合、住民も放射能汚染に対してそれほど恐怖を抱いていない。

 しかし、気象条件、地理的条件によって平均値を上回る放射能汚染地帯が、これまで比較的安全とされてきた地域において存在することを否定できない。

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