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思想としての北海道新幹線

 20120121 思想としての北海道新幹線

そして、札幌と大宮、東京を如何に早く結合するのかという思想は、新函館駅の建設位置だけではなく、北海道新幹線の建設駅の名称から容易に推定される。新青森駅から札幌駅まで途中駅は6個建設される。しかし、沿線にある駅のうち、市部に建設されるのは新小樽しかない。後の四つ、すなわち木古内駅、長万部駅、倶知安駅、新八雲駅はすべて町村所在地に建設される。その背後に室蘭市、苫小牧市を擁する長万部駅を除いて、この三つの駅は市に至る人口を抱えていない駅でしかない。ほとんど新幹線が通過することが予想される。長野新幹線における安中榛名駅のように一日10往復以下の列車が停車する駅でしかない。北海道新幹線における途中所在都市である小樽、函館はほとんど考慮の対象になっていない。そして、このルートを辿るかぎり、町村以外の市は、北斗市と小樽市しかない。ルートの設計段階から新幹線網によって北海道各都市を結合する思想は放棄されている。

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