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東北地方、関東地方だけではなく、北海道東部、中部地方までの放射能汚染――九州産農産物の価格高騰

20111115 東北地方、関東地方だけではなく、北海道東部、中部地方までの放射能汚染――九州産農産物の価格高騰

『夕刊フジ』(2011.11.15)によれば、北海道東部から中国、四国地方にかけてセシウムが広範囲に沈着している。[1] この新聞がこの事実を公表したということは、多くの国民にとって驚きかもしれない。しかし、ドイツ気象庁等の情報を3月下旬から数か月間、ほぼ毎日受け取っていたものにとって驚きではない。福島県を含む東北地方、関東地方、中部地方、中国、四国地方にかけて放射性物質が流れたことは、周知の事実であった。

ただ、一般には北海道は、セシウム汚染から免れていると思われていた。この通説の虚偽性をこの記事が暴露したことは、ニュース価値があるかもしれない。東京電力株式会社福島第一原子力発電所からの放射性物質は、春から夏にかけて三陸沖を北上して、釧路、根室を通り、北方領土に流れていたことは周知の事実である。とりわけ、北海道東部の土壌、農産物、海産物が汚染されたことは、否定できない。もちろん、その汚染程度は福島県を含む東北地方、関東地方等に比べれば微々たるものであった。しかし、汚染から無縁とは言い難い。今後、この地方の汚染が問題になるはずである。事実、根釧台地で生産された牛乳からもセシウムが検出されている。[2] 北海道産であることが安全の証明ではもはやないことは、疑問の余地はないであろう。

この情報から明らかになったことは、北海道西部ならびに九州がこの汚染から免れていることだ。少なくも、この情報に依拠するかぎり、九州産の米、野菜、海産物への需要が高まり、かつその価格は高騰するであろう。もちろん、現在九州産の米等の顕著な価格上昇は見られない。しかし、数年後にはその価格上昇によって、九州産の農産物は庶民には手の届かないものとなっているかもしれない。

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