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北海道東部沖の海洋汚染――北海道太平洋側の秋刀魚は大丈夫?

20111008 「北海道東部沖の海洋汚染――北海道太平洋側の秋刀魚は大丈夫?」

『毎日新聞』によれば、「福島原発100キロ海域、サンマ漁禁止」のようである。[1] しかし、福島沖だけではなく、三陸沖、そして釧路、根室沖の北海道東部の海域もまた、高濃度に汚染されている。[2] つまり、いままで安全とされてきた「北海道産」の海産物が汚染されている。もちろん、北海道西部、日本海側は現在、安全とされている。しかし、秋刀魚に限らず、北海道産と表示されるかぎり、北海道東部産の海産物が含まれている。

今まで、3月下旬から4月上旬にかけての北関東、東京、静岡のセシウム137、ストロンチウム90等による放射能汚染によって、その海域の汚染が問題になっていた。もちろん、この海域が絶対に安全であるという保障はないが、むしろ北海道東部海域、つまり北海道太平洋側の海洋汚染がより深刻である。4月から10月にかけてほとんどの放射性物質は南風に乗って北上し、北海道東部まで至っていた。そして、現在もまたセシウム137等は漏れ続けている。この海域もまた放射能汚染の可能性がある以上、秋刀魚漁は北海道東部海域まで慎重にならざるをえない。

また、10月8日現在、スイスの気象メディア社(Meteomedia AG)によれば、東京電力株式会社福島第一原子力発電所から放出された高濃度の放射性雲は、その大半が太平洋へと拡散している。しかも、その一部は北海道東部沖へと流れている。[3] 北海道東部沖のサンマが放射能から無縁でありえようか。

さらに、サンマは北海道東部沖、三陸沖、福島沖を回遊している。福島沖100キロという数字はほとんど意味をなさないであろう。

北海道産の海産物は安全であるという評判は、覆されている。もはや、北海道産というだけで安全であるという神話は崩壊した。今後、北海道西部、あるいは北海道日本海側というブランドを確立すべきである。

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