« 「震災当日、東電社長の輸送機が防衛省指示でUターン」――馬鹿役人は、国家の存亡よりも、目前の危機しか対応できない――経済産業省に対する防衛省の嫌がらせ | トップページ | 20ミリシーベルトの合理的根拠――役人的合理性と非合法性 »

セシウム137入りの牛肉の摂取の可能性――福島県の計画的避難区域、避難区域の牛、北海道へ

20110504 セシウム137入りの牛肉の摂取の可能性――福島県の計画的避難区域、避難区域の牛、北海道へ

『北海道新聞』等によれば、福島県の東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故によって、計画的避難区域、避難区域に指定されていた地域において飼われていた牛を北海道に移住させる計画があるという。[1] 『苫小牧民報』によれば、すでに何頭かは北海道日高地方に移送されている。[2]

新聞によれば、基準値を超えた牛に関しては、除染するという。しかし、これらの牛の問題点は、外部被曝ではない。これらの牛は、高度に放射能によって汚染された牧草を食み、高度に放射能に汚染された水を飲んでいる。内部にすでに、セシウム137が蓄積されていることはほぼ間違いない。プルトニウム239等はどのように調査されているのであろうか。内部被曝こそが問題である。これらの牛は、飯館牛、福島牛としてではなく、北海道産の牛として食肉市場に出回るであろう。もちろん、暫定的基準以下の安心な牛肉として。しかし、この事実は、安全な北海道の野菜、肉という評判を覆すことになるかもしれない。福島の汚染された空気を吸収し、その水をたっぷり飲んだ牛肉を北海道の人だけではなく、全国の人が食べる可能性がある。

現在のところ、北海道の食品は安全であるという評判がある。この評判をあえて、覆す必要があるのか。すでに新聞等で報道されている以上、この評判が所謂風評に転化するのは、時間の問題であろう。


[1] 「原発避難牛、農水省受け入れ要請『道内が有力候補』」(『北海道新聞』20011422

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/agriculture/287735.html

「原発避難牛受け入れ『門戸は開いている』JA道中央会長、風評に懸念も」『北海道新聞』

2011428

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/agriculture/289077.html

[2] 「三石のパシフィック牧場に福島牛16頭到着、飼育困難農家から購入引き受け」『苫小牧民報』201152

http://www.tomamin.co.jp/2011s/s11050203.html

|

« 「震災当日、東電社長の輸送機が防衛省指示でUターン」――馬鹿役人は、国家の存亡よりも、目前の危機しか対応できない――経済産業省に対する防衛省の嫌がらせ | トップページ | 20ミリシーベルトの合理的根拠――役人的合理性と非合法性 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事