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世界を震撼させるストロンチウム90の検出――プルトニウム239、ストロンチウム90を含有する食品の摂取の可能性

20110416 世界を震撼させるストロンチウム90の検出――プルトニウム239、ストロンチウム90を含有する食品の摂取の可能性

『日本経済新聞』(2011412日)によれば、ストロンチウム90が、東京電力福島第一原子力発電所から30キロメートル以上離れた福島県内の土壌から検出された。 1 すでに、プルトニウム239は検出済みである。2

この二つの事実によって、東京電力福島第一原子力発電所における原子炉格納容器、あるいは原子炉圧力容器の少なくとも一部は、損傷していることになる。それは、多くの海外研究機関によって、報道済である。このプルトニウム239、ストロンチウム90は、人間の寿命をはるかに超えて存在し続ける。一度これらを体内に吸収すれば、生涯排出することはないであろう。この二つの自然界には存在しない物質と人間は、死ぬまで共生せざるをえない。もちろん、これらの物質が検出された土壌の回復はほぼ絶望的であろう。ストロンチウム90を容易に除去する科学物質は、現在の科学水準では想定されていない。

 しかし、これらの物質の検出は、地方自治体によって簡単にはできない。特殊な技術と機械を備えた研究所でしかできない。現在流通している食品、すなわち野菜、魚、肉、水等でのストロンチウム90等に関する検査体制は、どのようになっているのであろうか。

 消費者は、プルトニウム239及びストロンチウム90に関して検査済みという証明書を得ることはできない。できるかぎり、ヨウ素131あるいはセシウム137が検出されない食品を摂取するしかない。少なくとも、ヨウ素131、セシウム137が検出されない食品から、ストロンチウム90が検出されることは、ほぼ想定できないからである。

1.http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E3E0E2E5978DE3E0E2E6E0E2E3E39191E3E2E2E2

2.本ブログ  「世界を震撼させるプルトニウム検出」(2011329日)

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