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馬鹿役人の責任ーー悠々自適な年金生活

   昭和30年代における公安委員会の決定、路面電車路線内への車両通行許可に関する指摘もあった。おそらく、線路内における自家用車通行許可によって、交通渋滞を緩和するという目的で導入されたのであろう。馬鹿役人の考えそうなことである。それ自体もっともそうな理由をつけて、より大きな害悪をもたらす。これによって、路面者の定時性は破壊され、その廃棄につながった。その責任を取るべき役人は、すでに退職しているか、鬼籍に入っている。知らぬ存ぜぬである。悠々自適の毎日であろう。慶賀申し上げるだけである。あるいは、天下って、退職金の計算をしているのかもしれない。

 しかし、その当時にも、馬鹿役人だけが存在していたわけではない。路面電車の定時性破壊に関する懸念を表明した役人もいたにちがいない。しかし、彼らは、以下の理由で白眼視されたことは想像可能である。曰く、全国の潮流を理解していない。あるいは交通渋滞をどのようにするのか、回答しろ。

 このような批判に彼らは応えることはできない。交通渋滞緩和というミクロ的合理性に対抗できないからだ。そして、自説に固執しているかぎり、仲間外れにされ、主流ポストからは外れる。天下りも夢で終わったかもしれない。

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