初期近代におけるイギリス標準ーーなぜ、イギリス革命が問題になるのか。
イギリスの軍事力、とりわけ海軍力による世界制覇が17世紀から20世紀前半まで進展する。イギリスへの富の集中が近代革命の基礎にある。ちなみにイギリス海軍の世界制覇は、1939年第二次世界大戦の勃発まで継続する。アジアでは、1942年シンガポール陥落までその覇権は維持される。アジアにおけるイギリス艦隊に勝利したのは、日本帝国海軍であった。あた、制空権は、ナチスドイツによる1942年のロンドン空爆まで継続した。
このような軍事的支配力ならびに経済的支配力によって、イギリス的な政治、経済、文化様式が世界的基準になり、イギリスの事柄が世界の基礎知識になる。イギリスの標準が世界標準になる。特殊イギリス的なものが、世界的普遍性に転化する。それは、現在米国標準が世界標準になっていることと同様である。
« 現代社会における職業の貴賤 | トップページ | 宗教国家としての戦前の日本国家ーー後期近代におけるその消滅 »
「近代という時代認識」カテゴリの記事
- 年金生活者の日常――肉体の縮小、そしてその消滅(2026.03.07)
- 人間としての憂鬱(2025.11.30)
- 年金生活者の憂鬱ーー些細な事柄への拘泥と本来的意志への無自覚(2025.09.27)
- 大いなる不思議な力(2025.08.28)

