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煙草と美ーーその人類史的意味づけ

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 本来、煙草の箱はこのように美しい。しかし、無粋なマークをいれることによって、その映像的美は破壊される。このように美しい美的映像は、もはや日本国内において入手することが困難である。

 すべての嗜好品は、ならかの健康被害をもたらす。酒は肝臓の健康にとって薬であろうか。否。むしろ、薬も一般に健康破壊の役割を果たす。反作用、副作用のない薬は薬ですらない。

 その反作用は当然である。しかし、煙草だけがその健康被害を喧伝される。自家用車は確かに便利である。しかし、自動車によって、多くの人命が失われている。自動車に「この車によって人が死ぬこともあります」という文言を挿入すべきであろうか。文言自身は間違っていない。自動車がなければ死にいたることはなかった生は多数ある。しかし、その設定自身が間違っていることは確かであろう。

 同様に人類は数百年の間、この嗜好品と共存してきた。この歴史は人間の嗜好だけではなく、美的価値において保存されるべきであろう。

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