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昔、総評、今、禁煙ーー馬鹿が陸軍でやってくる

 昔、総評、すなわち日本労働組合総評議会という労働組合の連合組織があった。その是非はともかく、この総評はかつての日本陸軍と同様に独断専行するという性格が強かった。ある評論家がこの組織を評して、昔、陸軍、今、総評という有名な言葉を発した。一番有名な総評が為した行為のひとつは、「スト権スト」であった。労働組合の内部では、一定程度理解されたのであろうが、普遍的意義を持ちえないものであった。とりわけ、国労がこれに参加したことにより、国鉄解体の引き金を引いたと言っても過言ではない。つまり、このストによりすべての貨物列車もストに入り、多くの生鮮野菜を腐らせた。それにもかかわらず、総評、国労の執行部はストを止めなかった。その記憶は今もある。それ以降、農産物の鉄道からトラックへの移行が決定的になった。農家が腐敗する野菜を見て、涙ながらに抗議しても、幹部たちは無視していた。

 自らの組織を解体するような愚行の象徴として今でも記憶されている。この愚行を、数十年前の総評を見習った禁煙運動組織が行っている。禁煙もスト権ストも、ミクロ的に考察すれば、正しいかの外観を呈している。スト権ストも労働運動家においては当然=自然のことであった。しかし、その作用が別の領域においてどのような結末を生むのかに対して無頓着であるという点において両者は共通している。国鉄のストによって、国鉄そのものが解体し、禁煙運動によってより巨大な悪をもたらしていることが理解されないようである。昔、陸軍、今、禁煙である。 彼らはなぜ喫煙家が煙草を吸うのかについて全く想像力を働かせないし、その結末に無頓着である。

 

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