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煙草一箱1,000円?ーー馬鹿が馬鹿丸出しでやってくる

 雨の降る場外馬券場で警備員をやっていたころの話である。正確な時間を覚えていないが、確か45分警備を担当して、15分休憩室で休憩といって勤務形態であったと記憶している。そこでは、45分間、ただ立っていることが仕事であった。常に時計を気にしながら、休憩の時間がくることだけが楽しみであった。交代要員が来て、休憩室で一本のハイライトを喫煙することのみが唯一の希望であった。雨に濡れながら、一本のハイライトを思い浮かべていた。

 このような労働者の唯一の娯楽を剥奪しようとする者はだれであろうか。45分間の労働の唯一の楽しみが一本のハイライトである労働者であろうか。炎天下の自動販売機の前で、一本120円(当時は100円)の冷たいジュースを買おうか買うまいか思案したことがある人間であろうか。

 おそらく、そうではあるまい。このような人間の在りようとは無縁な冷酷慈悲のない人間であろう。すべての人生をほぼ計画通りに生きてきた人間であろう。そうでなければ、1箱1、000円の煙草という馬鹿げたことを想像すらできないであろう。

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