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統一地方選の争点 その二(歩道と鉄道の整備)

 

この交通網の整備という観点から函館圏における10年後、20年後の政策決定において重要であることは、北海道新幹線の新函館駅建設である。この意味の重要性は、函館市民に共有されている。10年後の新函館開業までの経済効果、及び開業直後の特需効果はそれなり期待できよう。しかし、その効果は北海道新幹線が新函館駅に止まっているかぎりでしかない。20数年後には、札幌延伸は不可能だとしても、長万部延伸は十分射程内であろう。この問題が今回の隠された争点であろう。

しかし、この交通の整備を、自動車道の整備に短絡化させてはならない。むしろ、それ以外の交通形式、鉄道、自転車道、歩道の整備こそが重要であろう。新幹線新函館駅建設の問題に帰れば、新函館駅と、在来線現函館駅を中心にした函館市街とのアクセス網は現在高規格道路のみが議論されている。しかし、高規格道路の建設はその沿線に大型商店群を建設することにつながる。ひいては現存している函館市街、あるいは旧上磯町市街の商店群の衰微をまさに促進することと同義である。また、10年後には新函館駅と札幌とが高速自動車道で接続可能になっているはずである。新函館駅、あるいは新長万部駅と札幌が接続可能になり、必ずしも新函館駅から函館旧市街への人の移動が促進されるわけでもない。

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