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柳沢大臣更迭と自民党員の高笑い

 柳沢大臣の失言問題がマス・メディアにおいて騒がれている。多くの野党がこの失言問題に対して審議拒否を貫いている。その目的は大臣の更迭である。逆に言えば、大臣が更迭されれば、この問題は沈静化する。もちろん、安倍内閣の求心力は衰えるであろうが、すぐさま倒閣に結びつく案件とも考えられない。あくまでも、「比喩」があまりに反感を買ったからにすぎない。

 この騒動を内心大喜びしている自民党員がいるはずです。この大臣が更迭されれば、その後任人事が動き出すからだ。すでに、水面下で下馬評に上がっている大臣予備軍が少なくとも複数いるはずだ。この人物は内心では「野党頑張れ」と思っているにちがいない。少なくとも候補者として柳沢辞任後、マス・メディアを賑やかすことはまちがいなし、あわよくば、大臣になれるのだから。

 この失言問題はさしあたりその程度でしかないし、失言を大げさにとりあげるべきでもない。「取り消し」という法律行為はあっていい。審議拒否という伝家の宝刀を抜くのは、「共謀罪反対闘争」であるべきであり、すぎたことかもしれないが「教育基本法反対闘争」であったはずである。また、イラク侵攻反対闘争であった。イラクで数万人の人間を殺害する根拠が「大量破壊兵器の製造」であったならば、それを声高に述べていた国会議員がいたはずである。その問題に審議拒否という手段を用いるのであれば、正統性が与えられるのであろう。

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