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細木数子と伝統的宗教

 細木数子等の占い師がテレビを跋扈している。この占い師に心霊研究家、透視家等を参入すると、この数は膨大になるであろう。この数の増大は、伝統宗教の衰退と関連している。近所にある神社に参詣する人はほとんどみかけない。数10年前までは宮司がいた神社も、現在では無人化されている場合がほとんどである。その意味で、総体的には広義の神仏信仰は変化していないのかもしれない。数十年前までは、近所の神社仏閣に参拝していた人間が有名な心霊術師、占い師等に熱狂しているのかもしれない。

 このテレビ雑誌等において有名になった占い師に熱狂することは、他面において必ずしも悪いことばかりではないと考えている。個人存在の何か大いなるものへの連関を感じているからである。自己の存在の矮小性を自覚しており、努力だけではできないことがあるということを無意識的に感じているからである。少なくとも、自分の努力だけで入学できたと考えている大学生、あるいはその地位に優越しか感じていない社会的エリートよりもましである。

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