天文学教授の研究費流用ーー鉛筆一本買わないケチ
リンク: @nifty:NEWS@nifty:国立天文台教授が科研費で「神頼み」、お札購入に流用(読売新聞).
大学教員が研究費をお札購入に流用したという記事である。この問題で重要なことは、研究費をすべて科学研究費で賄おうとしたことである。彼個人の意識では、御札をかうことも研究の一環である。その点は理解できなくもない。研究とは、結果が前以って確証されていないものである。
しかし、なぜ、彼はその研究費を個人の給料で購おうとしなかったのであおるか。おそらく、彼は自分の生活費を研究費に充当するという発想がなかったのであろう。鉛筆一本たりとも、生活費で買おうとしないのであろう。研究費用を生活費から捻出しようとする発想がそもそもないのであろう。
研究は自己の生活を犠牲にして遂行すべきでるとまでは言わない。しかし、御札くらいは、私的生活費の中から拠出すべきであろう。ちなみに、お賽銭も研究費から捻出したのであろうか。聞いてみたい。
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