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世界の法則性ーー初期近代の事例

「本質とその現存在との一致」

実体以外のものは、本質とその現存在は分離している。現存在は自身とは異なる本質からその属性が説明される。しかし、実体において本質とその現存在は一致している。このような実体は前近代において神であった。この実体としての神は、世界超越的存在、世界外存在としてあった。しかし、スピノザは実体を世界外存在ではなく、世界内存在として把握する。世界内存在としての実体は、世界内におけるすべての現存在者をその属性にする。世界内存在者の属性はすべて実体の属性である。実体の属性であるかぎり、その存在は必然的である。前近代にように、世界は神によって創造されたのではない。世界は実体の属性である。神そのものである。実体それ自体である。

 すべて現存在が必然性によって構成されるかぎり、偶然性はない。すべての社会的事象、政治的事象は必然性の賜である。世界は法則性によって構成されている。

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