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後期近代と世界観の変容

 

1989年のベルリン革命以後、マルクス主義的世界像が少なくとも公的世界において崩壊して以後、その世界像は宗教的世界像へと転換する。後者は、前者に保持されていた科学的つまり学問的検証可能性を破棄し、神秘的世界像に委ねることになる。後者の世界像は、前者に含まれていた検証可能性を破棄した代償として、神秘化され少数の選民に委ねられることになる。したがって、その世界像は同時期に乱立することになる。もちろん、前者のマルクス主義にも、もちろんその要素はあった。その教義は神秘化され、その解釈をめぐって多くの党派が乱立していた。結果として多くの党派が乱立したとしても、その教義解釈に何らかの資格が必要であったわけではない。しかし、宗教的世界像において、万人に了解されるものではなく、少数者に了解されることが前提である。そこにおいて、宗教的理解に対して様々な段階が前提にされ、その世界像を完全に了解可能な人間は、教祖あるいはその周辺にいる人間だけである。

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