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近代の病理としての普遍主義ーーアメリカによるイラク侵略戦争

リンク: @nifty:NEWS@nifty:英軍撤収時期と治安権限移譲、来月からイラクと協議(読売新聞).

リンク: @nifty:NEWS@nifty:米大統領イラクの宗派対立懸念(共同通信).

リンク: @nifty:NEWS@nifty:イラク開戦3年、米では政策修正巡り激論(読売新聞).

アメリカ合衆国がイラク戦争侵略戦争を始めたきっかけは、イラク軍事政権打倒であった。確かにイラク=フセイン政権には、問題があった。人権弾圧、クルド人弾圧等とその政権運営には、アメリカの基準からすれば、問題があった。しかし、軍事政権、あるいは独裁政権はイラクに限定されない。北朝鮮は独裁政権であるし、拉致問題を含めた人権抑圧には、サダム・フセイン以上の歴史を持っている。

 にもかかず、アメリカ民主主義は北朝鮮を攻撃しようとしないし、初期サダムフセイン政権には、軍事的援助を与えている。また、アメリカ民主主義が、南ベトナム軍事政権を支持し、敗北したのは数十年前のことであった。アメリカ政権は、人権を普遍的には適用しようとしない。アメリカの国益、イラク侵略戦争の目的からすれば石油の安定的確保のために、普遍的人権を標榜しているにすぎない。人権抑圧で著名なチベットに対して、なぜ軍事侵攻しないのであろうか。

 限定された領域にのみ、普遍的原理を適用しようとし、結果的には他の領域には、この原理を適用しようとしない。このことは、たんなる御都合主義にとどめてはなららい。おそらく、近代自身が自己の原理、自由、平等、連帯を一定の限定された領域でしか適用できないことを知っているはずだからである。

 この問題は、最近の論点に関連させれば、男女平等という欺瞞につながるし、禁煙運動の欺瞞性にもつながるであろう。ただし、あまりに論点が拡大するので、今日はこの辺にしておこう。

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