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パーキンソン病予防と喫煙

 パーキンソン病は、脳細胞におけるドバミンという物質が減少することによって、生じる病である。この疾病に罹患すると、手足の震え、歩行困難、そして最終的には寝たきりになる。この疾病に罹患しない方法は、ほとんどない。但し、現在有効とされていることは、タバコを吸うことである。予防にとって重要なことは、タバコを喫することによって、ドバミンの減少因子が妨害される。このことによって、少なくともパーキンソン病にならない。

 しかし、このことから、「パーキンソン病にならないためには、喫煙をしなければならい」という結論を導出すれば、この命題は正しいであろうか。「・・・」の命題のうちには、何ら錯誤はないと仮定すれば、この命題は正しいのであろうか。逆を考えれば、解答は簡単である。タバコを喫することによって、他の疾病を誘発する危険があるからである。命題の正しさは、その命題自身にはないことになる。

 この逆も同様である。「喫煙は肺がんの誘発因である」という命題も同様である。「・・・」と同様な問題を包含しているからである。命題それ自体における正しさは、命題そのものの正しさを保障しない。命題ーーしかも唯一の正しい命題ということをモットーにしている政党、党派、そして個人もまたこの怪しい論理に撮り付かれている。しかし、命題そのものの正しさは、存在しないのであろうか。その命題の歴史的正当性にしかないのであろう。

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