« 目的外の目的設定ーー大学教員 | トップページ | 子供の否定--自己の否定 »

暴力の肯定と歴史的発展

 前近代社会は暴力的革命(成功したか否かを問わず)をその出自において暴力的革命を経験している。世界史的には17世紀後半のイングランド革命、18世紀後半のフランス革命、19世紀中葉のドイツ革命、日本革命としての明治維新、これらの革命は暴力的手段を用いて絶対主義君主制、身分制社会を破壊しようとした。また、これらの革命は社会的に承認されていた。近代社会は、その根底に暴力革命を伏在させている。
 初期近代は暴力革命への社会的承認があったが、後期近代において如何なる正当があろうともその社会的承認力は喪失する。逆にいえば、その社会的承認力が喪失することによって、後期近代が始まる。

 しかし、後期近代において、地理的世界におけるすべての国家がこの暴力を放棄できない。国民国家への途上にある国家、初期近代の段階にある国家は、この暴力を否定しない。このことが、国内的にも国際的にも、衝突を繰り返す理由になる。

|

« 目的外の目的設定ーー大学教員 | トップページ | 子供の否定--自己の否定 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事