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『毎日新聞』記事ーー地域破壊と新幹線

 昨日の『毎日新聞』の記事は、直接的には新幹線新駅問題と関連している。執筆している内容は、新幹線の新駅建設に対してある種の危惧を表明していることである。おそらく、同じ紙面に掲載された「北海道新幹線予算増額」との関連で掲載されたのであろう。

 しかし、この記事の本質は、地方の衰退に対する批判である。、『毎日新聞』は私の記事の本質を見抜いていたのかもしれない。なぜなら、その記事の下には、「北海道における支庁の統合問題」が掲載されているからである。周知のように、広大な北海道には、道庁(札幌市)の他に、幾つかの支庁が設置されている。北海道南部に限定しても、渡島支庁(函館市)、桧山支庁(江差町)、胆振支庁(室蘭市)等が設置されている。しかし、今回道庁はこれらの支庁を函館支庁に統合しようとしている。支庁が消滅する江差町、室蘭市等は、今後の衰退に拍車をかけるとして反対運動を展開しているが、道庁(札幌市)の意向は強行である。道庁主導によって、江差町等の衰退が推進されている。このように地方は、道庁によって破壊される。本来、地方の活性化を推進すべき道庁は、その本旨から逸脱している。

 このように新聞紙面は、一つの宇宙を形成しているのであり、注意深く読むらば、その紙面構成から、当該記事の本質が照射されている。このような紙面構成ができるのは、伝統ある新聞のなせる技であろう。

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