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国民共同体ーー法規範

国民国家において、国家市民としての共同性が生じる。それは、「我々」という意識である。その意識は様々な水準において構成される。同一の法規範に従うこと、最低限度の生活と何かについて、共同的意識を所有すること等様々である。たとえば、同じ法規範を共有することは、必ずしもその規範に従うことを意味するのではない。しかし、その規範に従わない場合でも、その規範が存在し、その規範から逸脱しているという意識を有していることである。たとえば、売春をしてはならないとか、大麻(マリファナ)を吸引してはならないという規範を持っていることである。これは、現代日本の法規範に従うかぎり、悪であるが、別の国家の法規範(オランダ)に従うかぎり、問題はない。

 

 最低限度の生活(日本国憲法第25条)も、また国民的共同性の水準においてしか構成されえない。国民的同一性が存在しない限り、最低限度の生活という概念も成立しえない。

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