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自称エコロジストの倒錯、エコロジストは魚ではなく、肉をたべねばならない? 「築地魚河岸三代目」『ビックコミック』

  ある著名な漫画で、自称エコロジストが、魚を食べることは、自然破壊であり、肉を食べるべきであると、魚河岸の人間に説教する場面がある。「農作物やお肉は人間の手で育てた物がほとんどで、自然の物じゃあないけど、お魚は海に住んでいる自然の生き物を大量に獲っているわけですよ。つまり、自然を破壊しているわけでしょ?」 (はしもとみつお「築地魚河岸三代目」『ビックコミック』小学館、第20巻、2005年、107頁)

  マスコミに流布しているエコロジーとは、そのような観念に支配されているのであろう。とりわけ、アメリカ大陸のエコロジストなら、そのように主張するのであろう。鯨を食べることは、神の摂理に反しており、牛を食べるべきであると。このような主張は、エコロジーでもなんでもない。エコロジー的観念によれば、自然にそうある存在に感謝することである(感謝して食べる)。魚は、自然の賜物として、感謝すべきである。それに対して、自然界に存在しない量の食肉(牛、豚、ブロイラー)は、原則的には食べない方がよいであろう。なぜなら、大量の摂取は、自然そのものの破壊である。食肉1キログラムを生産するためには、その十倍以上の植物を投入しなければならないからである。それに対して、野生の動物、鹿、ウサギ等を食するのは、原則的にはエコロジー的原理に適っている。もちろん、魚にしろ、野生動物にしろ、その種の絶滅をもたらすような乱獲は、問題外である。

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