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民間人と靖国神社の英霊

リンク: @nifty:NEWS@nifty:小泉首相、靖国神社を参拝…昇殿・記帳せず(読売新聞).

 総理大臣による靖国神社参拝が問題になっている。小泉総理の説明によれば、戦争によって死んだ軍人の慰霊をすることは、後世の国民にとって当然の責務となる。しかし、第二次世界大戦に限定しても、アメリカ軍の焼夷弾、原子爆弾等によって死んだ日本人は、軍人だけではない。一般市民も多数死んでいる。むしろ、一般人の方が多いであろう。このアメリカ軍の非人道的兵器で死んだ日本人は、英霊ではないのであろうか。同じ広島原子爆弾で死んだ軍人は、英霊であり、民間人は、英霊ではないのであろうか。また、軍需工場における労災で死んだ民間人は、英霊であろうか。この問題は、近代戦争が総力戦であり、民間人と軍人を区別することが、ほとんど無意味になっていることを示している。

 私の個人的見解であるが、戦争による死者は、軍人であろうと民間人であろうと、すべて英霊であるはずである。しかし、前者は靖国神社に奉られ、その家族は遺族年金を支給されている。他方、後者はただ、英霊になることもなく、またその遺族に年金が支払われることもない。この問題が、靖国神社に対して国民的統一性が生まれない根拠であろう。

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