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地方活性化と地方破壊、マッチポンプという死語

地方活性化が叫ばれている。しかし、その背景には、地方破壊が進行している事実が歴然としている。

地方を破壊して、地方を再建ということは、マッチポンプであろう。

しかし、マッチポンプという用語も死語に近く、理解できない世代が増えている。「マッチポンプ」とは、「マッチ」で火をつけて火災を生じさせ、その火付け人が自分で「ポンプ」を持ち出し、消化活動をすることである。

このマッチポンプに代わる適切な用語はないであろうか。御教示願えれば幸いである。

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過疎地の郵便局破壊

郵政三事業が一体になって初めて、経営的に成立する。もし、郵便事業だけであれば、郵便代金の値上げ、あるいは、地方郵便局の廃止による経営効率の向上を図るしかない。しかし、前者の選択肢は、宅配便業者との競合もあり、不可能である。結局、地方郵便局の廃止でしかない。

国鉄民営化によって、鉄路そのものがなくなり、郵政民営化によって、郵便局もなくなる。平成の大合併により、役場もなくなり、小中学校もなくなる。

このような地方破壊をやりながら、地方分権化を唱える。漫画でもなく、漫画以下である。

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クールビズ、京都議定書、そして鉄道

クールビズという奇妙な格好が、小泉総理以下の主導のもとで遂行されている。このことを嘲笑することは、簡単である。ネクタイをしないからといって、それほど、涼しくなるわけではないし、それよりも上着を脱いだ方が暑くないし、シャツ一枚のほうが、涼しいのは当然であろうから。

しかし、政府首脳が垣間見せる滑稽性の背後には、京都議定書を守り、二酸化炭素の排出量を削減しなければならないという国際公約がある。しかし、近年において排出量削減は、芳しいものではない。その自責の念か、カムフラージュのために、このような奇妙な格好が持て囃されているとするならば、問題であろう。

二酸化炭素排出量を削減するためには、自動車の二酸化炭素排出を抑える必要があろう。しかし、現在の物流、人の流れを断ち切ることは、不可能であろうし、人間の移動の自由を侵害することになろう。そこで、自家用車、トラック等の利用に代えて、鉄道による輸送に着目すべきであろう。

しかし、「ふるさと銀河鉄道」の廃線に象徴されるように、鉄路そのものを廃止する傾向がとりわけ、地方においては顕著である。地方在来線を積極的に評価しようとする政治的流れはほとんどみられない。このような観点から、地方在来線を再評価すべきであろう。

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「刺客」ではなく、別の現代風の名前を考えてください

現在、自由民主党内の内紛が、「刺客」(造反議員に対する自民党公認候補者)、「くの一」(刺客のうちの女性候補)、「忍者」(亀井議員に対する刺客=ホリエモン)という古風な内容で表現されている。

しかし、このあまりに時代劇的用語は、現代の若者にとって疎遠な用語であろう(「刺客」を正確に発音できる若者は少ないし、刺客という用語を流布させた『子連れ狼』も第二部が始まっているが、それほど影響力を持っているわけではない)。現代劇、あるいは現代漫画しか興味のない層にとっては、理解しがたい用語であろう。漫画の世界において、『カムイ伝』以外に広範な影響力を持つ時代劇漫画はないし、『カムイ伝』すら読むことが困難な学生層が出現しているからである。

もう少し、現代的用語はないのであろうか。コピーライターはどのように考えているのであろうか。

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刺客は、造反議員そして国民へ、郵政民営化の結末

党議拘束に反してまで、多くの国会議員が郵政民営化に反対した。賛成した議員の中にも、党議拘束違反を恐れて忸怩たる思いで投票した者も多いと推定される。

このような議員に対して、小泉自民党総裁は、所謂「刺客」を送り込んでいる。この目的は、自民党内の民主主義を打倒することにある。この刺客、暗殺劇を、多くの国民はドラマのように楽しんでいる。しかし、衆院選挙が終了すると、この刺客は国民の弱い部分に向けられるであろう。言論統制、そして増税、地域社会の破壊等という形式で、我々国民に向けられるのである。

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衆院選挙の争点としての郵政民営化

現時点でのこの選挙の争点は、郵政民営化である。もちろん、与党が設定した争点であるかぎり、与党の方が有利である。

しかし、民営化賛成の潮流のなかでも、民営化がもたらした結果について、論議することは重要であろう。

まず、国鉄民営化の結果が、JR尼崎の事件であり、北海道における鉄道そのものの廃止であろう。

同じことが、今回の民営化でも生じるであろう。地方の郵便局の廃止であり、それによる町の衰退であろう。

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郵政民営化の「うそ」

郵政民営化の議論で、奇妙な点がある。それは、公社のままであれば、国際物流業に参入できないとか、文房具等を販売することができないという点である。しかし、これらは、民営化せずとも法改正で可能である。もちろん、「民業圧迫」という批判を受けるが、民営化すれば、他の「国際物流業者」、「文具販売業」等の経営を圧迫することは、明らかである。税金が投入された旧官業が、民業を圧迫するのである。もしそうであるとするならば、公社のままでも、「民業圧迫」しても、結果的には同一でなかろうか。

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郵政民営化はこの20年の日本破壊の決算

郵政民営化法案が否決された。

もちろん、それは喜ばしいことである。ただし、この問題は、この20年の日本政治の傾向を代表しているにすぎない。

郵政民営化は、国鉄民営化から始まった3公社5現業民営化の総決算である。

確かに、国鉄民営化によって、都市部の鉄道サービスは飛躍的に発展した。

しかし、北海道を初めに、多くの過疎地は壊滅的打撃を受けている。鉄道路線そのものが剥ぎ取られ、駅舎そのものが喪失してしまった。

それと同じ現象が生じるであろう。郵政民営化によって、都市部の郵政事業は飛躍的発展を遂げるであろう。

しかし、多くの過疎地、新幹線網から除外された地域は、過疎化を進展させ、さまざまな予期せぬ災いに見舞われるであろう。

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一極集中

北海道では、一極集中が進行しています。僻地小学校の統廃合が進んでいます。

学校がなくなり、郵便局がなくなり、交番はもはやありません。

行政効率はよくなりますが、それだけです。地域社会の荒廃が進行します。

地方破壊が進行するでしょう。

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札幌通勤圏

 現在、北海道では札幌への一極集中が進んでいる。
 しかも、札幌を広義の札幌通勤可能圏と解するならば、北海道の人口の約60%がこの区域に居住していることなる。面積は10%にしかすぎないにもかかわらずである。

 逆に言えば、それ以外の地域の地盤沈下が著しいことになる。このような政策を推進することは、もちろん行政効率を良くするし、多大な利益を生むことにもなる。他面で、どのような結果をもたらすかを精査しているのであろうか。疑問に満ちている。

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地方分権の「うそ」

地方分権が叫ばれている。しかし、すべての地方に権力が分散されるわけではない。
むしろ、特定の地方、たとえば、札幌、仙台等の政令指定都市への権力、情報、資金が集中し、「中央集権」よりも悲惨な状況が各都市にうまれるであろう。
それは、今回の「郵政改革」でも同じである。北海道を例にとれば、札幌通勤圏以外の都市では、荒廃が進行するであろう。

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飛行機と赤ん坊 2

飛行機は国内便であれば通常、一時間程度の飛行時間しかありません。

でも、多くの人はそこで何かをすることに意義を見出しています。その意義は、たとえば赤ん坊が泣くことによって破壊されます。

そこで、赤ん坊の泣き声に対して、怒りをあらわにします。

でも、いいではないですか。一時間程度の時間、仕事ができなくても。あるいは、赤ん坊の泣き声を音楽と思い、仕事をすればよいではないですか。

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赤ん坊と飛行機

小さな子供連れで飛行機に乗る場合もあると思います。
そのとき、航空機会社は、搭乗の最初に親切心から、優先的に搭乗手続きを開始します。しかし、この親切心を信頼してはなりません。こどもはそれだけ、長時間椅子に座ることを余儀なくされます。
むしろ、最後の搭乗客として乗り込むべきです
その間、広いロビーで遊ばせることができます。おそらく、20-30分の違いがあります。

最後の客として乗り込むことによって、子供も安心します。子供にとって、飛行機の中の見える空間は不変だからであります。
最初に搭乗すると、後から乗ってくる客の多さに戸惑います。

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郵政民営化

郵政民営化の問題は、それだけでは理解できません。ここ数十年の日本の政治の根幹と係わっています。消費税値上げ、平成の大合併、新幹線建設との連関の中で初めて理解できます。
それは、日本における特定の地域、集団への富、人材、情報の集中化です。逆にいえば、この集中化から排除された集団、地域等が国家統合の外部に置かれます。

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このブログについて

このブログでは新聞やニュースなどで報道されている時事問題について、そして書籍やマンガなどを紹介していきたいと思います。
田村本人とHP管理人が交代で書いていきますが、難解なのが田村、ヘボいのが管理人(記名します)です。

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